だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

デンドロバテス

2007年01月20日 00時42分18秒 | 漫画やアニメが好き
 僕には本の神様がついている。
 読書好きの方ならそう思うこともしばしばあるのではないでしょうか。
 去年の暮れに、僕もそう思いました。

 石渡洋司、という名前に最初に出会ったのがどこなのか、僕はもう思いだせません。ただこの名前の漫画家さんが、華はないが実に面白いアクション漫画を描くということは記憶しています。
 特に『フロンティア』という漫画は面白かった。あれを北朝鮮が絡まない伝奇モノ等の設定で描けばもっと面白くなったと思うが、いや、あれはあの設定だから面白かったのかな。
 とにかく、石渡洋司先生のアクション漫画は面白い! それだけは覚えていた。

 だから、なにげなく立ち寄ったコンビニでその名前に出会ったとき、やっぱり僕には本の神様がついている、と確信した。

 『デンデロバデス』は現在ヤングチャンピオンに連載中の漫画で、石渡洋司原作+山根章裕作画となっている。石渡洋司先生が自分で書いていない事に若干の不満はあるものの、出来は悪くない。評価が少し控え目なのは、一巻が出たばかりで、今後の展開次第で駄作にも傑作にも生まれ変わる余地があるからだ。
 今後を期待しつつ、温かく見守っていきたい。

 あと、余談を二つ。
 この漫画は今日発売日で、早速買いに行ったのだがすでに売り切れていた。発売日の一日前に売る本屋だから、正確にいうと昨日の段階で店頭に並んでいたわけだが、二日目で売り切れというのは早すぎるだろ。
 人気の証、とも取れるが、入荷数が極端に少なかっただけかも。どちらが正解なのか少し気になる。
 それと帯に書いてあった文句。
 『問答無用の復讐代行業 でも 正義ではありません』
 なかなかいい文句なんだけど、内容と微妙にずれている。主人公が作中で何度か口にする台詞は「でも、無料じゃない」。
 まぁ、あおり文句としては『正義じゃありません』の方が、インパクトが強いからいいのかもしれないんだけどね。中でもう少し主人公が悪党っぽいことをしてくれれば、このあおり文句も際立ったのに。
 この辺も、今後に期待。

 千の銃を持つ男の活躍が楽しみ、『デンドロバテス』が好き。

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