アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

「赤の王国」読了!

2016-09-09 | 小説
「赤の王国」アニメイト限定版はアニメイトで!
 通常版は本屋さんで!


「K R:B」や「K -Lost Small World-」が発売された時は、アニメイトで限定版も通常版も買えたのですが、「赤の王国」は、アニメイトはアニメイト限定版のみ、本屋さんは通常版のみと、住み分けができているみたいで、見た限りでは両方置いてあるお店はなかったようです。


K 赤の王国(講談社BOX)通常版
著者:来楽 零(GoRA)
イラスト:鈴木 信吾(GoHands) (著)
Amazon


こちらはアニメイト版

「キングって呼んでもいいかい?」
「いいわけねえだろ」


帯に載っていた初対面のときの十束と周防の会話ですが、そう答えた直後に「キング、ちょっと待って!」ですから。人の話を聞かない奴。
まだ中高生の若々しい彼らの会話が本当によかったです。

ストーリーは草薙、周防、十束、三人の出会いと、先代《赤の王》迦具都玄示のクランズマンの息子である闇山光葉との戦いを巡って、周防が《赤の王》に覚醒する物語です。
もう、息もつかせぬ展開で、すごく面白かったです。
ストーリー自体も面白いのですが、たとえばアニメで十束が怪我をして入院したシーン、あれがどんな事件だったのか、そのときなぜ十束がああいう態度をとったのか。
SIDE:REDのインターバルで、草薙が満身創痍の周防の胸ぐらをつかんで「死ぬ気か、尊」と泣きそうな怒りの形相で詰め寄るシーン、あれがどういう戦闘で誰にやられた傷だったのか、三人がどういう状況にいたのか。
また「王様の家来になるんだ」という十束の言葉の意味と、過去のとある重要人物との出会いとか。
本当にアニメや他のスピンオフに描かれたいろいろなシーンが、「ああ、これがそうだったんだ!」と思える発見が至る所にあって、読んでいる間ずっとワクワクしてました。
ネットの向こうにいる「H・N」の動きも、ああ、こんな頃からこの人は動いていたのか、という驚きがありました。
最初の出版予告から結構長かったけれど、それでこの内容この分厚さになったなら待った甲斐がありました。
本当に面白かったです。

GoRA PROJECTのサイトに、K 赤の王国プレストーリーがまとめて掲載されています。
GoRAブログに載っているものと一緒です。
まだお読みでない方はこちらも是非。

ー赤の王国 感想ー


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