昭和45年入学組通信

日本大学芸術学部演劇学科同期生の近況情報

落語は究極のひとり芝居

2005-11-13 11:33:27 | ムコの酔饗録
日芸OBの立川志らく師匠が主宰する劇団「下町ダニーローズ」の公演、向田邦子原作「あ・うん」を観てきました。
同年代の小説家にして落語家でもある立川談四楼師匠が今回も出演、ご案内を受けた次第。脚色、アンサンブル共に良く、下町ダニーローズ流喜劇は他に類をみない出色の出来栄えでした。
志らく師匠は自称「日本で一番くだらない劇団」と評していますが、とんでもありません。それは、偶然にもワタシの隣で観劇していた向田邦子さんの妹、和子さんが笑いながら涙を流している姿が証明していました。
日芸は数多くの落語家を輩出しています。確か私たちの同期、演技コースに、故・三遊亭小円遊師匠の甥っ子が在籍していたように記憶しているのですが・・・。


落語は究極のひとり芝居。ひとりで何時も演じているから、一ヶ月余り一つの作品に多くの演者と取組むというのは新鮮、というのは談四楼師匠の弁。落語家がひとつの噺だけを、一ヶ月かけて稽古を積み重ねるというのは先ず有り得ないといいます。心底、笑えて泣ける芝居。いいもんですね。


11月19日には、原ちゃんが企画・制作者の一員として名を連ねる日芸OBの落語家による「日芸 芸能塾」が中講堂で開かれるとのことです。(同期会の折り、原ちゃんからチラシが配られました)もし、お時間あれば、出かけてみて下さい。

ムコの酔饗録(2)

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