<あなたへの手紙…!>

加齢と比例し記憶は薄れ身体能力は欠ける日々
模索しながら、頑張って登る八十路坂その生活を備忘録を
ここに綴ります!

自分史・・・!⑫やはり 難病・・・!

2008年02月24日 | 日記
       
          スノードロップ<昭和記念公園> 

   【スノードロップ花の眩しく愛らしい見つけし後に吾の冬ゆく】

    
  私は当日7時に家を出た・・・
   変わった病院は池袋駅で メトロ丸の内線を 本郷三丁目で降りる。

  【乗り換えの群れに押されて地下鉄へ難病診断仰ぐ朝の駅】



  戸惑うばかりの大きい大学病院 ・・・ボランテァと思われる人が
  御揃いのエプロンで親切丁寧に、受付の機械の操作を教えている。

  私も受付で手続きが終わると・・・診察券を機械に投入する.
  呼出しベルが機械から出てくる。 今でこそ この位のレベルの病院は
   見かけるが 当時は先端も先端・・・機械化に驚いた。

  内科の大待合室で待ち、手元のその呼出しベルが鳴る...と、
   長い廊下を入り次ぎの診察室前の待合室へ移る。
  私は<呼吸器内科>の前で待つ。両サイドに同じ診察室が
    ズラリとあり呼び出しベルの指定番号の前で待つ。

  私の待つ診察室から出て来た人は、とっても色白の美しい人で、
   花に例えれば蝋梅か白梅か!穏しくて美しい方でした。
   主治医がサルコ…に著明な方なので、その方も同病と思いました。

【蝋梅の花のやうにぞ美しき女(ひと)の次なり同病なるや】

   また 諸検査の結果・・・
  ここでの診断も同じでした。主治医は、今日の段階ではまだ治療薬は
  必要ありません。無理の無い生活を普通になさっていて下さい。

  治療は月ごとのデーターを見ながら、必要となった時から進めましょう!
     治療は ステロイドの注射になります。血液の濃度を見ながら
  注射を使っていきますから、その場合は2.3日の入院が必要となります。
   こころして置いて下さい。と言われ1ヵ月後また・・・検診に!

   日常生活は いつもと一緒で結構です。ただ無理な運動
  またストレスが掛からないように・・・・という先生の注意事項を聞き。

   8年間のパート勤めをここで止めたのである。


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自分史・・・!⑪えぇ?難病・・・

2008年02月18日 | 日記

             
                  (枝垂れ梅) 

        【残雪の静もる庭に枝垂れ咲く治まりがたく梅のしらはな】


        三日後結果を聞きに再度病院を尋ねました。
     40歳代の医師は淡々と、胸部X線の真白き病巣を指し・・・!

    【担当医「難病です」と無表情机の上にコスモス飾るも】

「<サルコイドーシス>という原因不明の疾患です。多岐にわたり検査しましたが
胸部X 線・CT 所見から、貴方の場合両側肺門リンパ節に病巣がみられます。
念の為・・・肺部分の肉芽腫を 8日後採らせて下さい。」 と
   またまた淡々と無表情で澄ました顔でいう・・・!

「胸部を8cm切除します」

「それは療法なのですか?まだ検査なのですか?」

「原因不明のため根治療法はありません。
     治療の第一選択薬はステロイドホルモンになります。」

私は始めて聞く病名であり、難病・・・?難病・・・
   頭の中は真っ白・・・・・   

「胸部切除の件は、即、返事は出来ません。一晩考えさせて下さい」

独特な緊張感の中にいるためか、声が震えているのがはっきり解る。

担当医の説明では、この疾患は、両側肺門リンパ節、肺、眼、皮膚に病巣を
作るらしいが・・・私の場合 幸いに 肺、眼、皮膚 神経、筋、心臓、
腎、骨、消化器などの臓器には異常はなかった。

    【待合室の人の流れは冷ややかに告知受けし吾に迫り来る】
  
私は、家族に相談した。
娘夫婦(医師)は、この病気は2~4年で無治療経過観察例の72%は治癒軽快
残りの23%はそのまま継続し、5%は長期経過後増悪で治療を要する。
だから今の時点で・・・!
「開腹し切る必要はない・・・」というのが皆の意見だった。

  “手術”を断るということは、院の治療法に反することで、
       その後の 通院が心細い・・・・・

       病院を変わることとした。

   次の日、早速その趣をいい、このたび検査した全ての
     資料結果をコピーして戴き病院を変わった。
 レントゲン写真からすべてのコピー代 ¥4,000 をその時支払った。
     そして、東京の病院へ移ったのである。


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自分史・・・!⑩健康診断

2008年02月13日 | 日記
         
             (多摩川の源流・柳沢川) 

     【積雪は川面の流れに溶けていく迷える吾を明日へ導く】


講演の当日、午後私は会社を、早退してI 子さんの家に・・・
リリーは  バーバリのチェックの服に身を包み私の迎えを待っていた。

小学校では まず校長室に通され、I子さんと 私は緊張・・・
りりーは悠然としている。
講堂へ案内され、壇上で 彼女は 自分が膠原病という 病から
34歳で光りを失くした事、盲導犬が今生きていく過程での、恩恵が多大であること・・・
3.4年生の生徒と保護者は、初めて見る盲導犬に みんな真剣な眼差し・・・・ 
盲導犬を 街で見かけたら・・・ハーネスをつけている時は仕事中です。
 「声をかけないで下さい。触らないでくださいね。」
盲導犬ユーザーI子さんと リリーは経験談を交えて話し、帰りは一列に並んだ生徒に
拍手で送られ、   学校を後にしました。

 そんな平和な日々が。1・2年続いたかと思うと、I子さんは少しづつ、体調を
  壊し入退院を繰り返す日々が続いていました・・・・・!

   *******************************************************

年に一度    会社では健康診断が一斉に行われます。
        パートも社員とまったく同じメニューです。
バリュウムを飲んで、胃のレントゲンに始まり、女性は乳癌検診まで・・・!
    その一月後私に診療所からの呼び出しがありました

1ヵ月前の健康診断でレントゲンに影があります。と 封筒を渡され再検査を。
 
 県内の大学病院を指定されました。次の週指定された大学病院へ・・・・!
 内科 でその封筒を渡すと・・・ 精密検査(眼科、レントゲン 心電図)忘れましたが
     幾つの科を回ったでしょう。
    三日後結果を聞きに再度病院を尋ねました。

すると・・・カルテを見たまま・・・
   【担当医「難病です」と無表情机の上にコスモス飾るも】  


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自分史・・・!⑨盲人の彼女と

2008年02月09日 | 短歌
        
                   紅椿
      【足止めの人無き堂の紅椿吾をいざなふ二十の春へ】

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    こうしてKっちゃんの 視覚障害者奥さん(I子さん)と 
    盲導犬(リリー)と 不思議な友情が深まっていく・・・

I子さんは、私と同じ歳・・・タイプライターを打ってよく手紙をくれた。
その返信に私は電話  を使った。Yッちゃんは、同室だと 今日の土曜日は
出勤だと分かる。そんな日は彼女の家を訪問した。
マンションのYッちゃんの駐車場が  空いているからだ・・・
彼女はコーヒーを入れる時、手洗いバッチリヨ  ・・・と言うと
コーヒーカップに人差し指を少し曲げて入れる・・・指先の熱湯の感じかたで、
カップのコーヒー  が適量となる所で注ぐのを止める。
   そのような調子にして上手に家事も出来る。   


 【コーナーで“goサイン”出し女<ヒト>進むハーネスつなぐ信頼確か】


彼女はイヤリングが  好きで二人で買い物したり、
似合う口紅  を選んだり・・・ 喫茶店でお茶をしたり・・・・・ 

私の片方の二の腕を彼女は持ち、止まる時は私の腕を後ろへ引き、進む時は
前へ持っていく、段差には私の腕を上げ下げ、左右の引きぐあいで曲がる角度を
知らせる・・・そんな決まりがあり、手を携えて、歩くのである。


  【梅の香は盲たる君を包み居り春の兆しに添える手温<ぬく>し】 


例の事務所の二人と、Kちゃん夫妻に私 4人でを那須へ一泊の旅に
出た、 オルゴール館で時を過ごしたり、御洒落なレストハウスで食事をしたり
テニスをしたり・・・
もちろんリリーも一緒、思いっきり那須の高原を走り回る利口なリリー・・・!
私も愛犬を飼いたい・・・!飼おうとこの時 決心し、ポメラニアンを飼ったのである。

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ある日、例の  読書会(旅行会)に小学校の先生がいる。
小学3年生の担任で、盲導犬が教科書に出てくる。貴方の友人に盲導犬を
見せて頂けないかしら・・・?
という電話 が来た。I子さんへ話すと
   その趣旨が今ひとつ解らない・・・?
     私は直接先生と彼女を引き合わせた。
すると、盲導犬協会の許可も出たので,小学校で  講演することになった。
当日午後私は会社を、早退してI 子さんの家に・・・
リリーは  バーバリのチェックの服に身を包み私の迎えを待っていた。

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自分史・・・!⑧盲導犬

2008年02月05日 | 短歌
         
                    蝋梅 

     【冬山の裾野に開く蝋梅は朝の陽に透け臈たけて見ゆ】

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自分史・・・!⑧盲導犬

 ある日、上司のKっちゃんと事務所でふたりになった・・・
      「ねぇ!ねぇ!ね、オレのカミさん
         目が見えないんだぁ~」「知ってたぁ」と事も無げに言う。

薄々聞いてはいたが・・・!
    咄嗟のことで私は返答に困った・・・!
   「・・・・・」「ウン 少し・・・」

  「君のことを話すと、私も会いたいって言うんだ・・・!」
  「いつか遊びにこない・・・」
  「・・・・・」何って返事していいか解らない・・・!

視覚障害者について・・・知識がない 多分、お会いしても、うわべだけの
 慰めしか言えなくて 彼女を傷つけてしまいそうで・・・怖い!
  それを話すと、次の日、2本のビデオテープ渡された。
   それには、彼女の失明していく 過程 そして 白杖に挑戦し上手くいかず
    悲嘆にくれる彼女   気を取り直し、今度は
 盲導犬に挑戦する盲導犬学校での訓練の日々等が映っていた・・・! 

    『目の不自由な人は盲導犬と歩く為の共同訓練を泊り込みで犬の
     世話をしながら盲導犬と安全に歩く指導をうけ卒業試験があります』

   【悲しみを乗り越え生きる盲目の女の姿手を添えがたし】

ピザパーティーを しようということで、私は若い同室のふたりと共に、
揃って出かけた。レンガ創りの一階にKっちゃんの マンションはあった。
    迎えてくれたのは、盲導犬に奥様・・・
     開眼なので、視覚障害者とは感じない。。。。
     薄紫に前髪を染めニットのスーツの似合うとってもステキな方・・・
     ピザが配達され届くと、男性三人でテーブルセッチング・・・

               
わたしと奥様は 別な部屋で談笑・・・
 挨拶のあと、私の顔、身体に触れさせて・・・と彼女は言った。  
  あら!髪はセミロングなのね?ねぇ顔は 面長? 中肉中背 でしょ    う・・・!
   と、わたしの身体にタッチしながら、私のイメージを彼女はインプットしていく・・・
    私は庭に咲いていた、水仙の花を切ってもっていった 
  っても喜んで,手伝おうとする私に、大丈夫と慣れた手つきで花瓶に挿した!

その間 盲導犬のリリーは 決まった敷物のペースから一歩も動かない。
傍で美味しそうなピザの匂いにも 盲導犬<ラブラドルレトリバー>は
平然としている・・・!
               

利口だ凄い いっぺんにリリーのファンになった。
   盲導犬は ハーネスをつけると仕事と理解するので、
    その時は一切声をかけたり触らないで下さいね・・・
     私の命令に戸惑うから・・・。と教えられた。

 こうしてKっちゃんの 視覚障害者の奥様(I子さん)と 盲導犬(リリー)と
 不思議な友情が深まっていく・・・! 


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自分史・・・!⑦引っ越してきた3人!

2008年02月02日 | 日記
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             奥利根温泉郷 (油絵 F8号)

自分史・・・⑦ 引っ越してきた3人!

社内のある建物が、取り壊しとなり 居住社員はあちこちへ分散・・・
私の事務所には、“資材課” から 内勤3名の男性が 引っ越してきた。
上司とおぼしき彼は 「○○です。よろしくお願いします。」と
始めに握手を求めてきた。同様に後の二人も・・・とっても爽やかで 感じがいい・・・
いままでの上司の机は、たちまち彼らに占領され、そこには
パソコン3台  コピー機 電話3台  応接机に サイフォン までも
持ち込まれた。 途端 新聞記者室のようだ・・・!
まず 電話が多い 来客者が多い おぉー! 忙しくなったゾー・・・

3人は仕事・パソコン ベテランである。
  3人のうち2人は独身、一名の上司は私と同じ年齢くらい。。。
   みんな常に 電話か! 来客か! 後はパソコンを叩いている・・・!

【ベテランに囲まれし朝身を引き締め頭脳の回転回れよ回れ】

    ここで、私は、このお三方から 暇々に “エクセル”“ワード”を習い
     ある時は盗み見しながら 覚えていくのである。

               
   入っていけば入るほどパソコンが奥深くて面白くなっていく。

上司の Y さん は 、私の事を ○っちゃん と呼ぶ。。。
 生意気に私も、この3人を○っちゃん と呼び始めた。

たとえば、高橋さんとしたら、 “たかっちゃん” こんな具合だ・・・!

そのせいか、何となく親近感が早々に生まれ、仲良く慣れた。
そして、会社の行事 <記念日、運動会、暑気払い、バーベキュー等など>、の後、
 二次会へ・・・4人で カラオケルームへ・・行く。
歌うと点数が出るような・・・カラオケの機械があり、
同じ歌を歌って4人で点数を競い 会計は 点数の悪い順に負担金を多くする。
このルールだから必死だ・・・♪♭     ♪♯
若い二人は 尾崎 豊 の「アイラブユー」で競うとしたがる・・・
私とYっちゃんは 「何でもいいさ」 と 先輩ぶって、お金に余裕のある処をみせてみる!
ところが 彼らは感情輸入が激しくて格好をつける・・・ 歌が流れてしまう
 何時も負ける。―大笑いである―

    ある日、上司のYっちゃんと事務所でふたりになった・・・
      「ねぇ!ねぇ!ね、オレのカミさん
         目が見えないんだぁ~」「知ってたぁ」と事も無げに言う。


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