ハワイの思い出

マウイ、ワイレアでゴルフ三昧

2009年秋の私

2009-11-30 19:50:24 | Weblog

10月5日から衣の会研究科2年目が始まった。広報係を続けることになった。きものから離れていた夏を超えて久しぶりの衣の会である。4年間いつも一緒だった相棒のお友達が退会してしまって何とも淋しい!

北村先生のお講義はヒロインのきもの「有明物語 水上勉」。美しい声で抜粋を朗読して下さった。北アルプスの山麓で天蚕の繭糸で織られる山繭紬を織っているみんの話だ。母が「この谷の湧水はどこよりもきれいで、きれいな水で繭を洗い、糸をひき、アク抜きしてこそ、ええ紬が織れる・・・有明紬は有明の谷奥で織られてこそ山繭の魂がこもっとる・・・」とこの山奥に住む理由をみんに説いているくだりは印象的だった。

学生時代、北アルプス燕岳や白馬岳に登るべく前日に民宿に泊まった時、沢山の蚕棚を見せてもらったのが懐かしい。もう90歳半ばになって居られるであろう優しい小母さんの面影が浮かんで来る。冬もこの地が山岳部のホームゲレンデだったのでよくお世話になった。あの繭が山繭紬になっていたわけでしょうか。有明物語のヒロインのみんの紬は全国民芸展で賞を獲得したと水上氏は書いている。読みたい本である。ヒロインのきもののお講義はとても興味深いので次回が楽しみである。


 11日の日曜日、今年就職した姪の娘が会社でゴルフのコンペに出るよう上司から言われたという事で、ドライヴィングレンジに二人で出掛けた。初めから悪い癖がつかない方がよいので私のお世話になったプロの個人レッスンをとる。私が海外へいつも持参していたクラブ一式をプレゼントした。すぐボールが上がるようになり若いっていいなァー! 私の方は8日のコンペが台風で中止になってしまい、ゴルフから遠ざかっている。


16日次男が椎間板ヘルニアの手術をする。定評のある病院なので安心である。術後、ドクターに、削って取り除いた軟骨を見せていただいた。あんなものが神経に触って悪さをしてひどく痛いものなんですねー。早い全快を祈る。 (11月4日に退院。後は通院治療の由)。

18日日比谷公園内の松本楼で山行会(山岳部OG会)の総会。お天気がよく、公園内は露店が出ていてとても賑やか。大勢集まった会は美味しい御馳走と共に盛会であった。帰路お向かいの帝国ホテルに寄り、ガルガンチュアで好物をいくつか求めることが出来た。


31日は月忌のお墓参り。そして近くの農大の収穫祭に行く。すごい人出だ。今年はお味噌とベーコンに並ぶ。例年蜂蜜に並んでいるともう買えないのだ。特にベイコンが美味しかった。

11月2日の衣の会は調布「たづくり映像シアター」での授業。日本の文様のお勉強。「蓬莱模様ー松竹梅鶴亀とその周辺」。講師の山口貴実代先生が博識で実に歯切れよく非常に面白い講義だった。資料をもう一度読み返そうと思う。

10日は文芸散策会で世田谷の民家園と静嘉堂文庫。いつも車で通過してしまっている所。こんなに近くにあるんだー・・・静嘉堂文庫ではお目当ての「曜変天目茶碗」が2月まで展示されないという事で残念だった。

14日孫のこずえちゃんの小学校の発表会に行く。音楽会で見事な合奏を聴き、手芸、お習字を楽しく見て回った。来年は中学生なのでこの学校へ来るのも最後だなーと感慨無量である。


16日の衣の会は北村先生の「日本の色 赤の文化史」の講義。いろんな角度から赤色をとらえ、赤を使った表現など幾つかの例をあげて説明してくださった。身近な事にたくさん使われているだけに楽しいお話だった。実技は手先の短いふくら雀の帯結び練習だった。


20日(金):鎌倉で大学のクラス会ーダッケル会。レストランで楽しいランチの後、鎌倉在住の3人が2,3か所案内してくれた。兼ねてから訪れたかった壽福寺にも行けてとてもよかった。私は源実朝が好きなのでしっかりお参りしてきた。その一週間後に再び友達と二人で鎌倉へ。時間がなくて回れなかった鶴岡八幡宮の国宝館に行きたかったのだ。神奈川県のお寺にある国宝の幾つかを集めて展示してあり、曼荼羅の美しさと共に期待に違わずとてもよかった。 

鎌倉大好き!