秋田県はかなり寒いと聞き、重装備で中学の同級生八人東京駅集合で出発した。東北新幹線こまち に乗るのは初めてで、ちょっとワクワクした。車窓から仙台あたり?の桜がきれいだったが角館は今年の異常な寒さのためお目当の武家屋敷通りのしだれ桜はまだ咲いてなくて残念!今にも開きそうな蕾を見てその絢爛さを容易に想像する事が出来た。名物の桜蕎麦(うどん)や、原料が小豆の粉のナマモロコシ(ここでしかない)などなど美味しかった。大勢の人々で武家屋敷通りはとても賑わっていた。
宿のマイクロバスで険しい山道を30分余りで夏瀬温泉へ。随分奥深い温泉卿におしゃれな一軒宿!その名も「都わすれ」~私の大好きな花の名である~。お部屋もVIPや有名人が泊まったとか、超豪華で至れり尽くせりだ。温泉特に露天風呂が気持ちよかった。山の珍味と共に豪華な食事も楽しませてくれた。
翌日は田沢湖へ。湖畔に金色に輝くたつ子像と遠く真っ白な秋田駒ケ岳が美しかった。水芭蕉群生地では細い板に伝わって歩いた。この日は足の調子よく杖を使わなくても大丈夫だったのでよかった。はじめて見る「座禅草」は赤茶色で如何にもその名の通りだった。沢山の水芭蕉すごく素敵だった。大好きだ。ここからも違う角度の駒ケ岳が綺麗。広い沼地で立ち木も所々あり、風情満点だ。写真をパチパチ撮った。「都わすれ」館のマイクロバスはカタクリの花の咲き乱れる群生地へ案内してくれた。一面ピンク一色でとても見事だった。可憐な花だ。
夜はゆっくり温泉につかり美味しい地酒や地ビールで乾杯!話が尽きなくて楽しい宴会だ。着物の似合う美しい歌手の方も泊まって居られた。
帰る日になると駅前ではチラホラと桜がほころび始めていた。地元の人々は何処へ行っても笑顔で好感度満点、とても親切だった。
角館はもろこしなど甘味の他にも稲庭うどん、お味噌、お醤油だし汁、奈良漬、漬け物(いぶりがっこが大好き)等も名物なので、皆お土産をどっさり買い込んで荷物の重さにあえぎながら、楽しい二泊の旅行にピリオドを打った。
来年は北海道へ行きましょうと約束が出来た。又楽しみな事である。