阿見AC日記

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ワールドカップ観戦記

2006年06月16日 | 楠朱実 コーチ
 サッカーワールドカップドイツ大会が始まりました。
日頃,サッカー好きでもない私ですが,ミーハーということもあり,この時期はサッカー通となっています。というわけで,日本戦に限らず日々サッカー観戦を決め込んでいます。(テレビでです。)そこで,感想を一つ。
 ブラジル・ドイツ・イングランドの選手と日本の選手の大きな違いは,技術力というより目的意識なのかなあと感じています。「第1戦終了後の練習時の覇気のなさをジーコが怒った」とテレビ各局が報じていましたが,試合を見ても感じるのは,「勝ちたいと言う意志の強さ」の違いです。う~ん,うまく表現できないなあ。ブラジルの選手も日本の選手も大きな意味での勝ちたいと言う気持ちはあるのでしょうが,「優勝すること」が目標のチームと「決勝リーグに残りたい」ことが目標のチームの「勝ちたい」という気持ちのレベルは違うんだと思うのです。日本の選手は,まずはワールドカップに出ていることで満足している。(意識レベルではなく,あくまでも深層心理の部分で)しかし,ブラジルはそれは当然のことで,そのずっと上のところに目的がある。だから,負けない。いや,こんなところで負けていられない。
 私が現役の頃,大学の先生にいつも「目標を高く持て!世界記録を出そうと思っている選手だけ,世界一になれる。世界一になりたいと思っている選手が,世界のファイナリストになれる。世界のファイナリストになりたいと思って初めて,オリンピック選手になれる。日本代表になりたいと思うぐらいでは,日本代表にはなれない。」と言われていました。サッカーをみて思うのは,この言葉かなあということ。チームスポーツだから,それが伝統と言うものなのかなあ。
 体を動かすのは心だから,やっぱり究極の時には,技術力より気持ちの部分が勝敗を決するのかもしれません。暑さという最悪のコンディションの中で,体力的に消耗した朦朧とした意識の中で,体を突き動かすのはやっぱり「気持ち」なのかな。というわけで,明後日のクロアチア戦では,「負けられない」という強い気持ちが奇跡を生むことを信じ,楽しみにしている私です。

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