阿見AC日記

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跳躍コーチ

2011年07月12日 | 楠朱実 コーチ
私自身の専門種目は、中距離です……

と言っても 真剣に始めたのが高校2年生の冬からで 大学4年で終わりですから 専門種目もへったくれもないんですが……

指導者としての方が陸上競技との付き合いは 何倍も長くなりましたね……

今は、中学3年生だった市村脩人君と言う素晴らしい逸材と 必然 と言うより偶然出会い……なぜか 高跳びとは縁のなかった私が教えることとなり……矢崎コーチの紹介で 醍醐選手のコーチをしている福間先生と言う名コーチから 脩人共々教えて頂く機会を得て……その福間先生が 素人の私にも非常にわかりやすく 高跳びとは何ぞや と 高跳びのいろは を 教えてくださったおかげで……なんとなく 高跳びたるものが 少々だけど 私なりにわかるようになり……恥ずかしながら高跳びを教えています……

あれから3年 先日の 北関東で 2M07を跳んで優勝した脩人は 一躍 インターハイ優勝候補の一人になりました……

この半年 取り組んでいる助走リズムの改良も 一進一退ですが 後1ヶ月後に迫ったインターハイで また 雄叫びをあげられるよう 彼も技術の習得に力を注いでいます……

思えば北関東 最初の高さで 脩人は 安定感を欠くジャンプをし 実は不安な滑り出しでした……

それまでの練習で 助走リズムに安定感がまだなく 私自身が不安だったのです…

南関東で 教え子の指導にあたっていた福間先生が その跳躍を見てくださっており

「目標の到達点がバーに近すぎる 描く弧が小さい…」

と アドバイスをくださいました……


私は それを聞いた時 技術的なことより 私自身の不安が脩人にも伝わり 戦う姿勢が消極的になっているのでは…と 感じました

どんなすごい選手でも 必ず課題となる技術的なことがある…100%完璧 なんてことはまずない訳で その時のベストジャンプができればいい……残った課題はまた練習で取り組めばいいのに……

そんな簡単なことを、指導者である私が忘れて 試合に入っていたのです……

福間先生のアドバイスに

「そうですね…私の不安が脩人に伝染してるんですね。これからは笑顔で支えます……」

なんて 答えにもならない答えを福間先生に返した後 笑顔で 脩人と向き合いました……

その後、彼の助走は安定し……結果 自己ベストを6cm更新 2m07で優勝してくれました……

まあ、私の笑顔 と 彼の優勝は 全く関係ないとは思いますが……


今日も 彼の跳躍練習につきあいました……

彼と練習したおかげで、高さへの恐怖が全くなく、もうじき1m90を跳ぶだろう高校1年生の 野瀬君も一緒に それぞれの課題に取り組みました……

勝負のインターハイまで 後1ヶ月

その時点での彼のベストジャンプができるよう 笑顔で支えようと決めています……満面の笑みで 戦いを終える彼と喜びを共有するプラスのイメージトレーニングを積んでます……

まあ、指導者にイメージトレーニングが必要かは定かではありませんが……♪───O(≧∇≦)O────♪

その時 全国にいる私の陸上仲間が「えっ、高跳び( ? _ ? )」と 驚く姿も 面白いデスしね……ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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