この記事は、UNDERTALEに出てくるMemory Headというモンスターに関する私なりの考察(妄想)をまとめたものです。
まさかとは思いますが、このページを開いた方に、UNDERTALEをまだプレイしていない方は、いませんよね? このページには大量のネタバレが含まれます。万が一、今この画面を開いているあなたがまだUNDERTALEをプレイしていないのなら、今すぐブラウザバックすることを強く強く推奨します。念のため、たくさん改行しておきます。

UNDERTALEをプレイした方なら、Memoryhead(メモリーヘッド)というモンスターの名前に聞き覚えがあるでしょう。True Laboで一番初めに遭遇するモンスターで、アマルガム化する前の正体がわからないことで有名です。
最近、Memoryheadは別の時間軸のSansやPapyrus、Gasterの体が溶け合ってアマルガム化したものという仮説が出てきました。主な根拠は「あのイーハートーヴォのすきとおった風(原文ではlorem ipsum doest)」という台詞です。この台詞はまだ採用されていないフォントのサンプルとして用いられる文章であることから、フォントトリオと関係があるのではないかと言われ始めました。実際、そう思って見てみると、たしかに骨っぽいデザインが使われているようにも思えます。しかし私は、この仮説は少し横着な気がするのです。というのも、Pルートの時間軸に他の時間軸のGasterやSans、Papyrusが登場することの説明が付け辛いからです。
ということで、Memoryheadに関する私の解釈をこの記事に書き記そうと思います。
結論から書くと、Memoryheadの正体はUNDERTALE製作初期にTobyさんの脳内で生まれ、しかし最終的には使われず、登場できなかったキャラクターの無念な気持ちの塊なのではないかと考えています。戦闘中に電話を使うと「こっちにおいでよ」などという声が聞こえています。「こっち」とは、スクラップにされたキャラクター達の領域。無事登場することができたキャラクターの中で、特に破格の扱いである主人公、Friskに対して恨めしい気持ちをぶつけているのではないでしょうか。
UNDERTALEでスクラップにされたキャラクターの中に「Grandpa Semi(セミーおじいさん)」という人物がいます。そして「Semi Serif」というフォントがあることから、このキャラクターはSansやPapyrusと同じ骨のキャラクターなのではないかと言われています。もうお分かり頂けたでしょう。この「Grandpa Semi」という人物こそ、メモリーヘッドの正体なのだと私は考えています。
また、GルートでFloweyが死ぬ時の崩れゆく姿とMemoryheadの姿を見比べてみてください。なんだか少し似ている気がしませんか?


報告書には「ソウルの器」を作る実験でFloweyになった花以外にもいくつかの花を使用していたことが書かれていました。実験は失敗だったとされていますが、その実験が終わった後の花に研究員たちが気付かないところで何らしかの変化が起きていた可能性はあるでしょう。
もしかしたら、実験に使われた花は空中を漂う忘れられた誰かの感情みたいなものを溜め込みやすくなっていて、そこに「Grandpa Semi」という忘れられた人物の悲しみや虚しさのようなものが宿ってMemoryheadとなったのかもしれません。
さて、Memory Headに関する私の考察(妄想)は今のところ、以上となります。次回の記事からはCharaちゃんについてまとめます。もしよければ、見ていただけると有り難いです!