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黒縁メガネ氏の日記

黒縁メガネ氏のUNDERTALEブログです

CharaとGルートについて【UNDERTALE】

2018-02-03 12:03:21 | UNDERTALE

この記事は、UNDERTALEのGルートとCharaちゃんについての私なりの考察をまとめたものです。


まさかとは思いますが、このページを開いた方に、UNDERTALEをまだプレイしていない方は、いませんよね? このページには大量のネタバレが含まれます。万が一、今この画面を開いているあなたがまだUNDERTALEをプレイしていないのなら、今すぐブラウザバックすることを強く強く推奨します。念のため、たくさん改行しておきます。































































*「オートマチック操作」について

巷では、これが殺戮の決意により復活したCharaちゃんによる乗っ取りだという説が広く流れています。しかし、Gルートでなくてもオートマチック操作は存在するということを忘れてはいないでしょうか? PルートやNルートの「サンズに従ってランプの後ろに隠れるシーン」や「アズゴアに歩み寄るシーン」もオートマチック操作です。また、Gルートでパピルスのパズルを無視して進んでしまうのもオートマチック操作ですが、PルートやNルートでパピルスがパズルの説明をしている間は動けないのも「プレイヤーの操作が効かない」という点においてはオートマチック操作と同じではないでしょうか。「身勝手な操作」だけがオートマチック操作ではないでしょう。身勝手なものとなるかどうかは、プレイヤーの影響次第というわけです。



*なぜCharaはFloweyを殺してしまったのか

巷ではかつてAsrielが途中で計画を破綻させ、Charaの死を棒に振ったことがこの理由だと広く信じられています。私もこの仮説は正しいと思っていました。しかし、どうしても一つ引っかかることがありました。Floweyが Charaを恐れ始めたのって……「ボクたち みたいな イキモノは あいてが じゃまに なったら ためらいなく ころせる」(公式日本語訳)って言った後からですよね。ナイフで粉々にし、オーバーキルできるほどの憎しみが初めからあったのなら、Ruinsを出たところで既に何らかの攻撃を加えていておかしくないはずです。しかし、なぜかCharaは、途中まではFloweyの話を静かに聞いていた……
もしかしたら例の台詞が原因なのかもしれません。CharaがAsrielを親友と思っていたのなら……あの台詞には怒りますよ。「お前、私のことそんな風に思ってたのか! そう思ってんなら本当にそうしてやろうか!」って。
CharaにFloweyを殺させたのは計画を裏切ったことに対する怒りではなく、やはり親友からサイコパスだと思われていたことに対する怒りなのかもしれません。



*棺桶の寝心地

Gルートで出てくる棺桶の中の寝心地について語った赤い台詞について、海外の考察動画ではこれがCharaの記憶だとされていましたが、ここに関して私は違う仮説を提示しておきます。
UNDERTALEにおける「人間の死」とは何だったかを思い出してください。モンスターのソウルは死ぬとすぐに消滅するのに対し、人間のソウルは死後も肉体を離れて存在できるとされています。つまり「人間の死」というのは「ソウルが肉体と融合できなくなった状態」ということとなるわけです。
そう考えると、Charaが棺桶の寝心地に関する記憶を持っているというのはおかしな話です。Charaの体が棺桶に入れられたのは死んだ後なので、そこにCharaの意識は存在できません。故に、Friskの後ろに守護霊としてついてきているCharaには棺桶の記憶はないはずです。 
棺桶のことはCharaの「肉体」の記憶です。FriskがCharaの死体が転生した存在だとすれば、説明がつきますよね。これはFriskの記憶です。いや、Friskというより……FriskがCharaだった頃の記憶を取りも出してCharaと名乗り始めた存在、といった方がいいかもしれません。そう、Gルートの時間軸には、二人のCharaが生まれてしまうわけです。この仮説については次の項目の「仮説2」で詳しく書くこととします。



*世界の終幕から最後の交渉まで

Gルートの最後では、プレイヤーに対して感謝する台詞を放っています。しかし、再起動してから10分後の台詞では、先ほどとは一転し、プレイヤーを責める言葉を投げかけてきます。これは一体、どういうことなのでしょう。実はこれについては、私の中でもいくつかの仮説が乱立してしまっている状態なのです。いくつかの仮説を、ここに紹介することとします。

仮説1 迫真の演技
 この時のCharaの語り方はプレイヤーに感謝するようにきこえますが、言っている内容は「ここでこのゲームをやめて別のゲームをやれ」ということなので、プレイヤーにとって良いことを言っているわけではありません。そしてそんなことは、Chara自身も分かっているのではないでしょうか。
 もしかしたら腹の底では「散々殺させやがって。この虐殺者め。この世界から出て行け」と思っているのかもしれません。Charaはプレイヤーに要求をすんなり受け入れさせるため、あのような言い方をしたということです。

仮説2 ゲーム終了前のCharaとゲーム終了後のCharaは別人
 もし、CharaがFriskの守護霊として漂っているという仮説と、FriskはCharaの肉体が転生して生まれた存在という仮説の両方が正しかった場合の話です。FriskがCharaだった頃の記憶を思い出してしまったら、どうなるのでしょうか。FriskはCharaと名乗るようになり、二人のCharaが生まれてしまうことになりますよね。Pルート後に鏡を見た際のナレーションはCharaがそのことを恐れているようにも見えます(「やっぱり じぶんだよ フリスク」(公式日本語訳)Friskであることを念押ししている)。Charaには人間に対する憎しみの記憶がありますからFriskにはそのことを思い出してほしくないのかもしれません。
 そして、その守護霊のCharaが恐れていた事態が現実になってしまったしまったのがGルートだというわけです。Gルートでは、殺戮による不穏な雰囲気が人間への憎しみを想い起こさせ、Friskは自分がCharaだったことを思い出してしまいます。ここで肉体側のCharaが登場というわけです。肉体側のCharaはプレイヤーの行動に影響されて殺戮を楽しめる体質になってしまっています。ゲーム終了前に登場するのは肉体側のCharaで、プレイヤーのおかげで楽しめたので感謝してきます。そして世界を消すことによって自分自身も消えてしまいます。しかし、世界が消えてもゴーストは残る(例:NapstablookはAsrielによる世界線消滅の攻撃を防いだ)ので、再起動後に出てくるのは守護霊側のCharaです。こちらはプレイヤーの行動に懐疑的だったため、責め立てくるというわけです。
この仮説では、Gルート赤文字ナレーションは肉体側のCharaの台詞で、Gルートの白文字ナレーションは守護霊側のCharaの台詞と考えられます。



さて、今回の記事もあまり長くなるとまずいので、ここで止めておくこととします。私がCharaについて考えたことはまだまだたくさんありますので、次の記事も読んで頂けると有り難いです。それでは!

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (自分ではできない奴(フラウィ参照))
2019-10-11 23:42:00
キャラはフラウィを『親友として終わらせよう』としていた訳だ
そういえばアンダインもパピルスに言ってたな…
"親友として終わるがいい!"
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Unknown (amashin1)
2019-10-15 10:55:25
あぁ、、、、それは斬新な視点ですな!

「親友だからこそ、自分意外の要因に壊されるなら、自分が壊す」という発想ですな。確か、そのようなラストのウエスタン系の小説があった気がします
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Unknown (アンテ好き)
2021-12-12 20:06:50
仮説1でようやく分かりました!
どこかの考察で世界を消さない方を選んだときの顔面崩壊の恐ろしさで
プレーヤーにトラウマを植え付けさせ2度とこのような事をさせないようにしてると言ってたのに
何故、感謝してるようだったのか
仮説1を見たとき納得と考えが浮かび上がりました!
黒縁メガネさんの考察はやはり凄いです!
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