今回の記事では、公式日本語訳・非公式日本語訳の両方から私がUndyneの名言だと思う台詞を選び、解説していきます。
公式日本語版の台詞は、子供でも読めるようにほとんどが平仮名で書かれています。引用元に忠実でありたいということと、平仮名の持つやわらかさとUNDERTALEの独特な世界観が合わさってできる不思議な味わいを大切にしたいということから、漢字に変換などはしないでおくことにします。読みにくいかもしれませんが、ご容赦ください。
そして……まさかとは思いますが、このページを開いた方に、UNDERTALEをまだプレイしていない方は、いませんよね? このページには大量のネタバレが含まれます。万が一、今この画面を開いているあなたがまだUNDERTALEをプレイしていないのなら、今すぐブラウザバックすることを強く強く推奨します。念のため、たくさん改行しておきます。

Undyneといえば、不屈のヒーローであり、モンスターたちの決意の代弁者ですね。仲間想いで義理堅くてかっこいいです! もしかしたら、地下世界で一番の人格者かもしれません。そして、デートした際に分かるアニメや漫画の影響を強く受けているという衝撃の裏設定が面白いですよね。数え切れないほどの名言を残しています。「寿司のにおいがする」というテロップから一部のファンからは「寿司ネキ」の愛称でもしたしまれています。
ちなみにUndyneは「ウンディーネ」ではなく「アンダイン」です。「ウンディーネ」と呼ぶのも悪くはない気はしますが、作者が「アンダイン」が正しいと公言していることと「アンダイン」でないとGルートにおける名前の言葉遊びが成り立たないこと、公式日本語版ではカタカナ表記で「アンダイン」となっていることから「アンダイン」と呼ぶことを推奨します。
「それが ゆうじょうって もんだろ?」(公式日本語訳)
Undyneとのデートイベントの最後に出てくる台詞であり、Nルートの友情エンドにも同じ台詞が出てきます。Undyneはとにかく「友情」を大切にするとても義理堅い性格をしています。Undyneがこの台詞を使ったとき、その内容がどうであれ「そういう友情の形も、ありだなぁ」と思ってしまうような、不思議な台詞です。
「お前にはやらなきゃならない事があるんだろう…? ならば…言葉にしなくても、あたし達の心はお前のそばいいる、良いな!?」(非公式日本語訳)
Coreに行く直前とPapyrusとUndyneに電話をかけると聞ける台詞です。コアは携帯電話の電波が届かないから、電話がかけられないという話になり、そしてこの台詞を……うぉぉぉぉぉ……泣けるぅぅぅぅ……。
ちなみに、公式日本語訳ではこの台詞は「…それでも お前には やるべきことが あるんだよな…? いいか…? こえは きこえなくても わたしたちは いつでも そばにいるからな!」となっています。私的には「あたし達の心は」というフレーズが好きなので、この台詞に関しては非公式の方を推します。
「お前がそこへ行くために払った代償は大きい… だから、どこにいるとしても… お前は幸せになろうとしなきゃいけないんだ、良いな!?」(非公式日本語訳)
Undyneの仲間想いな一面が、ここにもまた現れています。いつも、仲間の幸せを心から願っているのですね……
「おまえが じぶんをすきになれるように きょうりょくさせてくれ!」(公式日本語訳)
嘘をついていたと打ち明けたAlphysに対し、Undyneが放った台詞です。本当はアニメがフィクションだと知って半ば心を打ち砕かれている状態なのに、UndyneはそれをグッとこらえてAlphysを励ますのです。なんという男気!(女だけど)
「これは もはやモンスターだけの もんだいではない… そうだな?」(公式日本語訳)
これまでモンスターのためだけに戦ってきたUndyneが、ここで初めて人間も含めた全世界のために戦うようになるわけです。これこそが決意の力で蘇った真のヒーロー! Undyne the undying!(公式日本語訳では不死身のアンダイン)一方主人公は……冷酷無慈悲なジェノサイダー……これほども敵を応援したくなるボス戦というのは、私にとっては初めてでした(ゲーム歴がそれほど長くないからかもしれませんが)。
「いま せかいじゅうの すべての タマシイの こどうが ひとつになっている」(公式日本語訳)
「すべての モンスターの タマシイ」ではなく「すべての タマシイ」であることがポイントです。
ちなみに、もう気付いている人も多いと想いますが、非公式版の翻訳では「タマシイ」は「ソウル」です。「soul」を訳すと「魂」となるので間違ってはいないのですが……個人的には「ソウル」の方がUNDERTALEの雰囲気に合っている気がするんですよね……。ただ、まぁ、子供にも分かる翻訳をするとなると「ソウル」じゃ分かりにくいですし、大人でも初見時、急に「ソウル」ときたらビビるので、これでいいのかもしれません。
「そう易々と倒せるなどと思うなよ」(非公式日本語訳)
なんというか、ものすごく綺麗にきまっているんですよね。公式日本語訳では「さぁ きさまの ほんきを みせてみろ」となっていますが、ここの台詞に関しては非公式の方が好きです。こちらの方が悪人に向けて正義の味方が吐き捨てる台詞としてかっこいいからです。
「この程度で私が望みを捨てると思っているなら、大間違いだ。私の背中には…友がいるからな。」(非公式日本語訳)
死に際にこの台詞を吐けるとか、かっこよすぎです。自分は死んでも、仲間は死なないから希望は残っているのだと……。
「そのタマシイのちからで このせかいは いきつづけるのだ…!」(公式日本語訳)
正直なところ、GルートのUndyne戦は、もうUndyneの使う言葉一つ一つが全て名言です。だから、本当は全ての台詞をここに書きたかったのですが、それでは記事のまとまりがなくなってしまいますので、特に魅力を感じる台詞をピックアップしました。
死んだら英雄(Undyneは女性だから英雌?)になれる、とはよく言いますが、Undyneの名言はGルートが一番多いように感じます。皮肉なことですよね……
そして何より悲しいのが「Undyneの死後、残された数々の名言が刻まれた石碑が建てられる」みたいな展開を想像してみたものの、よく考えたらGルートをやり遂げた場合、最終的に世界そのものが消されてしまうため、それすらも起こりえないということです(Alphysが王になるエンディングなら起こり得る)。GルートのUndyneは、本物のヒーローとして生き、後世に名を残すこともなく死んでいく(というより「後世」自体が無くなる)。もう、なんというか、切ないです……
次回は、Undyneが思いを寄せているAlphys博士の名言をまとめていこうと思います。次の記事も読んで頂けると有り難いです。それでは!
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