お久しぶりのほのぼの編です。
ああ、こっちのカテゴリーは気楽・・・。
育児エッセイ編のほうは、かなり身を削って(?)書いていましたので。
ところで、ネットでたまたま「発言小町」というサイトを見ていたら、とってもいい文章をみつけました。
重い病気と知的障害のある双子ちゃんをかかえた、お母さんからの発言。ざっくりご紹介しますと・・・。
「育児に疲れてイライラしていたときに、テレビで関根勤さんの言葉をきいて救われました。
関根さんは、子どもが小さい頃にはいつも、どうやって笑わせようかということばかり考えていたそうです。
たとえばお風呂の前に、壁からお尻を突き出して振ったりとか。
それをきいて、自分も真似してやってみたところ、子どもたちは大笑い。
こんなに簡単なことだったのかと、目からウロコが落ちました。
どうやって笑わせようかと思いながら子どもと向き合うのは、意外と簡単。
今では、ニコニコ笑顔の育児になりました」
(記事下にリンクはりますね)
この関根勤さんの言葉、実は私もテレビできいていました。
スタジオパークか何かの対談番組だったと思うんですが・・・。
そのとき私が思ったのは、
「さすがラビットはやることがちがう。麻里さんもそんなふうに育てられたから、あんなキャラになったのか」
・・・身もフタもない感想。トピを読んで久々に思い出しました。
そして同時に思い出したのが、以前読んだ育児本の中の一節です。
こちらは、原坂一郎さんという元スーパー保育士の話。
子どもを1日30回笑顔にしましょう、という提案に引き続く文章を、抜粋で。
「子どもを1日30回笑顔にさせるなんて、超簡単。
それこそ突然「お鼻ブー」と言いながら鼻を触っただけでも笑います」
なんかね・・・。
自分が幼児の子育てをしていたときは真面目すぎたって、つくづく思いますよ・・・。
本といいテレビといい、子どもたちがある程度大きくなってから知ったので、全然実践できませんでした。
たしかに小さい子って、本当にたわいなくてバカみたいなことでも、大笑いしてくれますよね。
まあ、それは当時もわかっていたんですが、あえてバカをやって笑いをとろうとは想像だにしなくて。
一生懸命アップップをやったりはしたけど、もっと高尚な笑いを目指していたものだから・・・。
高尚な笑いって何?(笑)
とにかく幼児というのは、おさるのジョージ並み(またはそれ以下)の存在であるからして、それを人間の位置まで引き上げるのが、子育ての使命!
・・・みたいに考えて、育てていたんでしょう、今にして思えば。
でも・・・。
子どもを引き上げるんじゃなく、自分を子どものレベルまで落として接することも、ときには必要だったかもしれない。
くどくどお説教しているよりも、数秒のおバカな行為で笑顔にしてあげたほうが、ずっと効果があったかもしれない。
子どもが笑えば、自分も自然に笑顔になるし。
自分の放ったギャグが受けたら、誰が相手であっても気分がいいだろうと思うし。
ギャグは無理でも、「お鼻ブー」くらいなら、カタブツな私にだって簡単にできそう。
以前、育児エッセイ編のほうで「母子ハッピー神話」というのを書きました。
私の場合、「ニコニコ育児が良い育児」という既成観念が頭に刷り込まれていて、笑顔になれない自分がすごく嫌だったんです。
笑顔になれない原因そのものよりも「笑顔になれない母である自分」のほうが、むしろ大きなストレスでした。
だから、笑顔でなくたっていいんだよ、の思いをこめて、記事を書いたんですよね。
今でもその思いは強く、ニコニコできないのは真剣な証拠なんだって思っています。
でも、その思いに「おバカで笑顔」をプラスすればさらに気楽になれるかもって、今日あらためて感じました。
笑うと、気持ちも体も、とても楽になりますよね。
酸素が流れ込んできたみたいに、緊張がとけて元気になれる。
当時もそうしていればよかったなあ、と思いますが・・・。
まだ遅くない。
「お鼻ブー」ですが、7歳の夏坊はもちろん10歳の冬坊でも、やれば笑ってくれることまちがいなしです。
いやー、小学生男子なんて、ほんっとーにジョージそのものですよ。
人間に育てようなんて、おこがましかったです。おさるはいくつになっても、おさるでした。
なんて・・・。
やってみて、もしも笑ってくれなかったらどうしよう。
冷めた目で「ママ大丈夫?」なーんてね。こわーい!(笑)
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発言小町。おバカではなく感動的ですのでぜひ! コチラです。
「母子ハッピー神話」の記事はコチラから。
原坂一郎さんは、これ↓ 以前もご紹介しましたが女子にもOKな内容です。
★「言うことを聞かない!落ち着きない!男の子のしつけに悩んだら読む本」
原坂一郎 (すばる舎)