komaの こまごまひとりごと

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殿堂入りにしたい思い出(エピソードいろいろ 3)

2014年05月03日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 なにげないことだけど、ずっと覚えておきたいって思うハッピーな記憶。
 でも、なにげなさすぎて絶対忘れちゃいそうなので、こちらに残しておくことにします。



 夜中トイレに起きた私が、用をすませて戻ってくると、冬坊が寝室の前でしゃがんで待っている。
 あとを追って、布団から出てきたらしい。
 私をみつけて、にこにこと手をつなぐ冬坊、2歳2カ月。
 ふたりで布団にはいるまでの、わずか8歩か9歩の距離は、短い短い夜のお散歩。


 そのころ私は妊娠中。
 お天気のいい昼間は必ず、冬坊と近所を歩いて回った。
 いつものコースで通るのは、線路際の広い広い自転車置き場。
 ガラガラだったから自由に中を通れたし、冬坊の大好きな電車も見える。
 おとなりは畑。夏に向かってまぶしいおひさま。
 おなかは重いしつわりがつらい日々だったけど、あの時間はまちがいなく幸せな記憶。


 夏坊との思い出は、早朝5時ごろ、ふたり並んですわった階段。
 そんな時間になぜか起きて、スティックパンや黒砂糖のかけらを食べる夏坊だった。
 あげるほうもあげるほう?
 食べる場所も決まっていて、階段のいちばん下、そこにふたりで腰掛けるのがお気に入り。
 おうちの中で、早朝5時のピクニック。


 ところがある朝、ピンチが訪れた。
 両手に黒砂糖をにぎりしめていたはずなのに、右手を見ると、あら? からっぽ。
 落とした! でも小さすぎて、足元には見当たらず・・・。
 「あで~? あで~?」
 世にも悲しげに右手をみつめ、下を探す夏坊、1歳9カ月。
 まずい、朝っぱらから泣かないでくれ、頼むから。
 動揺しつつも平静をよそおい、夏坊の左手を指してみせる私。
 「あっ、あったよ!」
 左手にお砂糖を発見した夏坊は、にこにこ笑顔でよろこんだのでした。



 ところで育児ノートの殴り書きを見ていたら、非常にアホな場面がのっていて、こんなのも覚えておきたいなあと思いました。


 冬坊、5歳8カ月。夏坊、3歳1カ月。
 私がトイレにすわっていると(トイレ率が高すぎる)、外でふたりの不穏な会話が・・・。

冬坊 「あれ? ママがいない!」
夏坊 「トイレじゃない?」
冬坊 「よし!行ってみよう」

 バーンと開け放たれるドアと、侵入してくるチビども。即座に追い出し、鍵をかける母。

冬坊 「ハッ! ハッ!」(気合いの声とともに、トイレのドアを蹴っている)
夏坊 「夏坊にまかせて!」(鍵をあけるべく、ドアノブをガチャガチャやっている)


 ・・・あんたたち、成長したねえ。
 とくに冬坊、ついこの間まで、しゃべりもしなかったっていうのに・・・。
 夏坊だって、兄と協力できるようになって・・・。

 子育てって、面白い。
 自分がはいったトイレのドアを、外から蹴られる日がくるなんて、ママ、想像したこともなかったよ。


 

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