花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
ふりゆくものは わが身なりけり
詠んだ人・・・入道前太政大臣(にゅうどうさきのだいじょうだいじん お坊さん)
詠んだ人のきもち・・・嵐の吹く庭には、風にさそわれて散った花が
雪のように降っているけれど
本当に老いていくものは、私自身だなあ
花・・・桜の花
さそふ・・・風が花をさそって散らす、という意味
ふりゆくものは・・・花びらが降る、という意味と
自分の身が古びる、年老いていく、という
意味を、かけている