なぜ,背振に行くのか? 大きなカメラバッグを下げて山登りに人々に不思議そうに見られるというのに…。
それはこの花に出会いたいからに他なりません。
シリーズ最終回は「ツクシショウジョウバカマ」。
いかがでしょうか,なんともゴージャスではありませんか?
敬仰する河西先生が「スプリングエフェメラル」と呼ばれる花々があると教えてくれています。
春にしか姿を現してくれないそのはかなさゆえの名前です。「春の妖精」とでも呼びましょうか。
その中でもダントツ,一押しの花がこちらでございます。
今回はなんと8株ものツクシショウジョウバカマに出会うことができました。
目を凝らして足許を見つめながら歩いていて,
少し湿った日陰にポワッと白く浮かぶ綿のようなものが見えたら「! ? !!」。
高さは10㎝あるかないかではないでしょうか。やっぱりエフェメラルの名にふさわしいと思ってしまいます。
※ 背振のどこかに群生しているそうです。ご存知の方は情報をください。