心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

尾瀬の森と湿原巡り 燧裏林道・赤田代・ヨッピ吊橋(7) 

2021年01月30日 | 尾瀬・燧ヶ岳・会津駒


尾瀬・燧裏林道~赤田代~ヨッピ吊橋~鳩待峠 ((6)のつづき)


 裏燧橋から50分ほどで、段吉新道との分岐点に出ます。真っすぐ進むと三条ノ滝、左に曲がると段吉新道です。

 段吉新道は、温泉小屋の初代オーナー、星段吉氏によって拓かれたのが由来です。分岐すると、ちょうど階段状になった場所を南下していきます。
 とても根が張れそうにない巨岩の上に、クロベの大木が伸びています。樹が岩を飲みこもうとしているように見えるくらい、ただの大木をさらに超えた迫力がありました。1本だけのクロベは森の王のようですが、大群のように道に向かって押し寄せているものもありました。
 苔むした倒木に、キノコが何重にも生えていますが、食べられるものかどうかは分かりません。
 地形図では1カ所だけ、「大橇沢」という沢と交差していますが、他にも沢を横切るところがありました。
 長くはなく起伏も少ない道ですが、まだ渡渉があった,まだ先があったという、奥深さのある道でした。
 





 (写真:2020年7月中旬) (つづく) 



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