心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

飯綱山

2017年10月09日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
飯綱山(1,917m) 飯綱山に登ってきました。残雪のあった去年の4月に続いて2回目です。 樹はナラやカラマツ、花はリンドウとウメバチソウとトリカブト、広くて開放的な頂上。歩く時間は5、6時間ほどで、大きくはないですが、いろいろなものがコンパクトにつまっている魅力的な山が飯綱山です。もし自分が長野市民なら、この山には1年に何回も繰り返して登っているでしょう。  南登山道にならぶ十三体の石仏は飯綱山 . . . 本文を読む

妙高山

2017年10月08日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
妙高山(2,454m)  花あり、滝あり、鎖場あり、源泉のにおい漂う場所あり、中をのぞくと冷たい風にびっくりする「風穴」あり、とても楽しい山でした。ガスが出てきて頂上の眺望がなしだったのだけが残念でした。雲の向こうには去年登った火打山がそびえているはずです。最近はこういう惜しい天気が多い気がします。100点か0点かというのは面白くないし、登山には向かない考え方です。惜しいを楽しめるようにならなけ . . . 本文を読む

志賀高原・岩菅山(5)

2017年07月09日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
岩菅山(2,295m) (つづき) 長い木段を降りていくと、水音が大きくなっていき、「アライタ沢」を横切る場所に出ます。 沢には丈夫な木製の板が渡されており、渡渉する必要はありません。 ここから水路のすぐ傍を歩きます。水源から集落へ水を引くために人の手によって作られたものです。どこまで行っても流れは透明で、小さな木の枝が自分たちを追い越していくなと思ったら、水路の底にひっかかって待ってくれていたり . . . 本文を読む

志賀高原・岩菅山(4)

2017年07月04日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
岩菅山(2,295m) (つづき) 「ノッキリ」まで登った道を引き返します。 寺子屋山から、あそこの稜線をたどってきたんだなとよく分かる眺望でした。 ハクサンイチゲが咲いていました。数ある高山植物の中でも、ハクサンイチゲは標高が特に高い場所でよくみる印象があります。まるで北アルプスの山を歩いているような気分になります。写真を撮ろうとしても、風が強くてなかなかピントが合ってくれませんでした。 ノッキ . . . 本文を読む

志賀高原・岩菅山(3)

2017年07月03日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
岩菅山からさらに、裏岩菅山に向かって稜線が伸びています。今日は時間がなくて裏岩菅山までは行けません。きっと次は前泊して、もっと朝早く来ようと思いました。この景色は最高だと思いました。遠くには平面に雪をたくさん残した苗場山の姿までのぞむことができました。あれは絶対苗場だと、遠くからでも分かる、ユニークな形をしていました。  . . . 本文を読む

志賀高原・岩菅山(2)

2017年07月02日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
岩菅山に向かって長い稜線歩きが始まります。森の中を歩く場所と、展望の開けた場所が交互に現れます。この稜線歩きこそ最高でした。目指す岩菅山は、最初は双耳峰(岩菅山と裏岩菅山のピークが別々)の形ですが、進んでいくと一つの美しいピークに変わります。志賀山と裏志賀山・奥には横手山と笠ヶ岳、志賀高原の他の山々も眺められます。高山の深い雰囲気と、志賀高原らしい爽快さがあいまって、とても気持ちのいい道のりでした。 . . . 本文を読む

志賀高原・岩菅山(1)

2017年06月29日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
岩菅山(2,295m) 長野県の志賀高原といえば、何といっても日本有数のスキー場です。1929年にノルウェーから訪れたオラフ・ヘルセットは、志賀高原を「東洋のサンモリッツ」と言い、絶賛したという話が残ります。しかし、志賀高原はスキーだけでなく、夏のハイキングも楽しめる場所です。2年前には四十八池湿原と大沼池をまわるコースを歩き、大沼池の水面の青さにびっくりしました。去年は横手山へ登りました。動く歩 . . . 本文を読む

新潟・火打山(5)

2016年08月03日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
長野・新潟の県境近くの山は、黒姫山・飯綱山・高妻山と登ってきました。その中では一番爽快な印象の山でした。景色を変えて何回も登ってみたい山に出会いました。森林美に花と湿原、1つの山にいくつもの見どころがつまっています。同じ山でも登山口の近く、中腹、頂上の近くで、それぞれに違う印象がありました。 . . . 本文を読む

戸隠連峰・高妻山(4)

2016年07月03日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
5時間20分かかって着きました。これは本当に大変な山だと思いました。今でも高妻山といえば、きつかったことを先ず想い出してしまいます。体調が今一つだったからかもしれません。それでも、遮るもののない頂上からは、北アルプスの峰々が見事でした。北から南へ白馬、五竜、鹿島槍と続く後立山連峰、さらに奥には剱岳、立山がひかえています。槍ヶ岳の穂先も見えました。気温の高いせいか空は霞み気味でしたが、槍ヶ岳だけはどんな時でもはっきりと分かります。 . . . 本文を読む

戸隠連峰・高妻山(3)

2016年06月28日 | 志賀高原・浅間山・妙高山
急坂を登り切って、一不動からのコースとの合流点、”六弥勒”に着きました。3時間かかっています。地図を見ると標高はほぼ2,000m、出発したのが1,200mですから、あと3分の1くらいかと安心します。やっと山頂も見えてきました。しかし高妻の本当のきつさはこの先にありました。 . . . 本文を読む