S君も連れて田舎のお家に行ったんだけど、初日、一緒に温泉に行って、夕食は「キムチ鍋」にした。
温泉は当然HusとS君が一緒に入るわけだけど、とても温泉も気に入ったらしく、ご機嫌だったS君。
そして夕食の鍋にテンションが更にアップし、今までに見たこと無い位はしゃいで、まるで子どものようだった。
翌日は、ご近所のYukikoさんとS君、私の3人で高原の方に観光に行った。その時は、人見知りするS君、ちょっとシャイな感じであまりお喋りせず。
でも、夕食の時は再び、はしゃいでいた。
メニューが「すき焼き」だったからかな??と最初は思っていた。
でも、どうもHusと一緒だと、とっても嬉しそうにしていることに気づく。。。。自分の住んでいる韓国の写真をHusに見せたり、話しかけたり、もしかしたら、全くお父さんの記憶がないまま育ったS君は、Husに父親の姿を見ているのかもしれないなぁ・・・と思ったわけで。
最終日は、アウトレットで買物。
S君に「欲しいものがあってお金が足らなかったら、立て替えてあげるから、電話して」と、アウトレット内で解散。
そして暫くして電話があり、私がお店に行ったら、欲しいコートがあって少し手持ちが足らないというので、立て替えてあげることに。
その時、突然S君が私の手に自分の冷たい手をくっつけてきて「こんなに手が冷たくなってちゃいました」と。
初めてのS君のスキンシップに私は驚き戸惑い「あら、どうしてそんなに冷たいの?」と言っただけで、手を握り返してあげることが出来ず少し後悔
こんなことがあって、この時から、急激にS君との距離が近くなった気がする。。。。。今までは「こんなこと言うと機嫌損ねるかなぁ?」とか「傷ついちゃうかな?」などと遠慮していたのが今では、いつもの私のように、言いたいことは言う!という留学生へのスタンスが元に戻った
ついでに今まで言うのを躊躇っていた細かい生活の注意も紙に箇条書きしてS君に説明した。
例えば「外から帰ったら石鹸で手を洗う」「週1度は部屋を綺麗に掃除する」「シャワーを使ったらフックは上段のフックにかける」「洗面台の水は拭き取る」などなど。
実は、受け入れ団体の担当者が色々と心配してアドバイスなどをしたら「小学生のように扱わないで欲しい」なんて言っていたというのを聞いていたので、まさに「手を洗え」なんて、小学生に言うレベルだから、私も控えていたんだけど。
でも、その私の注文を聞いて彼は「わかりました!この紙を部屋に張っておきます」と言って、素直に受け入れてくれた。
やっぱり、いつも思うに、留学生との意思疎通というか心を開いてくれたなら、大抵のことは解決できるんじゃなかろうかと
S君は今回色々と複雑な事情があり、我が家の家族になったわけだけど、基本的には留学生、みんな良い子。強がったり意地張ったり、素直になれないだけで。
最初にあった不安は今は全然なくなったので、残りの期間S君と楽しい時間を過ごしたいと思います
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