Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manと青の祓魔師のネタバレ感想と進撃の巨人、アニメ感想を書いてます。

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神様ドォルズ

2011-07-23 01:08:17 | 神様ドォルズ

やっと9巻ゲットしたぜ~!!
という訳で9巻までの感想をまとめようか。

故郷の空守村(からかみ)から逃げるように、東京の大学で平凡な生活を送る主人公の匡平(きょうへい)。
だが、殺人鬼として座敷牢に幽閉されていた幼馴染の阿幾(あき)が匡平の後を追い、
匡平の妹の詩緒(うたお)が「神の抜け殻」と言われる巨大なからくり人形の玖吼理(くくり)を
伴って現れた時、彼の平穏は終わりを迎える…。

アニメの第1話はこんな感じかな。
閉鎖的な村、そこで密かに祀られる「案山子」と呼ばれる謎の人形と、それを操る隻と呼ばれる人々と因習。
設定は凄くよくある伝奇物です。

村人も実は「案山子」の正体は解らない。
案山子の材質は普通の材木。
だけど、村の周囲の森の樹液が「人の精神を感応させる」性質を持っていて、枸雅家(くが)と日向家の血を引く者だけが隻となれる。
何故、超常の力を備えているか解らないが、流れの人形師がこれらを造った。
操り方と修繕方法だけは解ってるので、村を守る為、代々伝えてきたそうだ。

だが、何せ超常なものだけに、外部に知られる訳にはいかない。
で、余計に閉鎖的になり、自分達のルールだけで生きるようになる。

匡平はそれを嫌って村を出たが、結局村と縁を切る事は出来ず、
阿幾はそのルールからはみ出たとされて押し潰されていく。

だが、この二人が村から出た事で、人々の色んな思惑が絡み合い、
幻とされていた最凶の案山子「天照素」(アマテラス)が発掘されたことで、
最悪の終焉に向かっていく…ってのが現在まで。


やまむら作品は初めて読んだんだけど、主人公が実は最強なのに、ヘタレで年上好きというのが定番だそうで、匡平もその通りです。
最強の隻だけど、自分の力を恐れ、妹の詩緒に全て押し付け、東京に逃げてきてる(^_^;)
豆腐メンタルとまではいかないが、覚悟が足りない。
でも、彼も阿幾の出現に現実から目を背けてる訳にもいかず、日々乃や詩緒など守る時は身体を張るし、隻の資格をなくしたままで頑張ろうとしてる。

ただ、事態はただ人のままではどうにもならない所まで来てしまい、村が隠蔽していた弟の桐生の存在を知って、ブチ切れたものの、土下座しても誰からも相手にされないという(^_^;)
隻でなければ、まともな発言権はない。
今まで目を背けて、逃げ出していた事のツケが来ちゃったねぇ。

本当は阿幾と同じ「黒い力」や「ドロドロした破壊願望」がありながら、それから逃げて、向き合わない事から自分を律してきた匡平だけど、日々乃や桐生を守る為、遂にライフルを人を向ける事になってしまったが、キレると自分を止められない彼が、阿幾と同じ位置に立たされた時、最後まで自分を保っていけるんだろうか。
一度は阿幾を否定しただけにさ。
それを止めるのが日々乃であり、詩緒なんだろうけど、戦いに臨む時の匡平はいつも薄ら笑いを浮かべているので、一度は狂気に飲み込まれるのかもね。

いや、むしろ飲み込まれて欲しい!
阿幾と同じ所まで堕ちないと、阿幾の事なんか解らないだろう、手前、ちくしょうめぇ。
阿幾が悲鳴を上げ続けてるのに、それに耳を塞いで村から逃げ出したもんな。
そりゃ、阿幾も追ってくるさ。
阿幾を救えるのは匡平だけだってのに、鈍感なのと自分大事なとこがあるよな、匡平は。
まぁ、先生の事があるから、未だにわだかまりがあるんだろうけど。
阿幾とやっと向き合えるようになったのは日々乃の存在が大きくなってからだもんな。
ホント、日々乃に対する必死さの十分の一でもいいから、阿幾を追っかけてみろよ(-_-;)
阿幾の方から来るばっかりで、一度も追いかけた事ないじゃんか。

で、阿幾だ。

妾腹の子であった事が、彼の人生をことごとく悲惨にしてしまった。
跡取り息子を差し置いて、隻となった事も彼の未来を明るくはしてくれなかった。
隻という事で表面的は崇められる存在になったけれど、暗密刀(くらみつは)を
壊したというだけで隻の座を剥奪され、一挙に村の悪意に晒される事になった。

村に限らず、集団の人間が相手を貶める時は噂を使う。
出所が悪いと解っていても、それがでっち上げだろうと、噂は尾ひれがつく。
何度も言い合ってれば、それは真実になっていく。
しかも言ってる当人らは大して悪気がないつもりだから性質が悪い。
何処ででもイヤって程経験することだ(-_-;)

山の動物を殺し回っていたというのは、案山子の訓練を熊相手に行ってた事に
対する誇張だろうし、虚勢を張れば、魔性の子だの、厄介者だのと呼ばれる。
案山子を壊した詩緒達が何のお咎めもないのに、阿幾だけ取り上げられたのは、
跡取り息子に暗密刀を与えたいから、いいチャンスだったのだろう。

村で孤立した阿幾は幼い頃修行を共にした匡平にしか心を開かないが、
女教師の千波野(ちはや)の言葉を聞いたのは、彼女が強引だったからではなく、
同じ孤独な匂いを感じ取ったからだと思う。

匡平は隻で、お坊ちゃんなんで、先生は憧れの女性でしかなかったが、
阿幾には生々しい孤独でしたたかな女だった。
中学生の阿幾を自分の犯した罪の腹いせに押し倒すような女だもんなぁ。
でも、彼女が悪女とも思えない。
淋しい、誰かに縋りたいだけの孤独な女性だったと思う。

彼女は二人で村から遠くに行く事を望んでいたけれど、それが
「ここではない何処か」だと、ただの夢のあぶくだと阿幾は知っていた。
だから、自分が唯一存在理由を許された暗密刀を欲したのであり、
それが手に入らない時は死んでもいいと思ったのだろう。
だが、先生が彼をかばって死に、彼はその時自分の中でしたたかに喘ぐ「生きたい」という
欲求を聞いてしまったのだろう。

押さえ込まれた「生」が破裂したのも、そこに人々がいたのも不運だが仕方がないように思われる。
阿幾が匡平に殴られっ放しだったのも、大人しく獄に繋がれたのも、感情の捌け口が匡平にしか向いてないからだ。
他の人間は聞く耳を持たない。偏見しか持っていない。だから、何も言わない。
阿幾が匡平に執着してるように見えるだけで、とうに阿幾は他の村人を見限ってる。
だから、口をきこうとしないんじゃないか?
まともにぶつかろうともしないんじゃないのか?

詩緒も阿幾が悪だと思い込んでるしね。悪意の噂がそうさせてるんだろう。
誰も本当の阿幾を見ようとしない。
素顔の阿幾を見れば、靄子みたいに一目惚れしちゃうのにねぇ。
もっとも、靄子も村の一員らしく、決して阿幾をかばうような事は言わないけどね(^_^;)

村から出て、先生の望み通り「遠く」まで来たけれど、結局何も変わらず、誰とも繋がれず、
利用しようとする人間ばかりで、阿幾を絶望に追い込んだだけだった。
(一緒に住んでたのが久羽子じゃねぇ(^_^;)

今の彼は破滅する事しか考えてないように見える。
人を殺さず、軽く傷つけるだけなのも、もう何もかもどうだっていいのかも知れない。
ただ、最後の感情の爆発を、生の喘ぎを上げたいだけなのかも知れない。
彼の破壊願望は、村の因習や悪癖より、むしろ彼個人に向かってる気がする。

ただ、暗密刀をうまく操れなくなってるのが気になるなぁ。
ブランクのある暁にすら負けてるし。
久羽子にボコボコにされたせいでどっか痛めたんじゃあるまいな。
許さんぞ、久羽子!

久羽子は何で日本にいるんだろ?
退屈でしょーがないなら、傭兵になるとかテロリストになるとかすればいいのに。
常識家でもないのにね?? ゴリラというよりサメみたいな女だ。
ナイスバディなのに、全く色気ないよなー(笑)阿幾がその気にならない訳だ。
まぁ、阿幾は匡平以外、殆ど人間に興味なさそうだが。
天照素の核を盗んだみたいだし、天照素が異常な再生力を持ってるなら危ないな(^_^;)
最終兵器とか作りそうで。
何で、まひるが彼女と友達か解らないけど、そういう設定でないと接点ないもんな。

詩緒はかわいいよね。一生懸命だし、桐生の為にお姉ちゃんになろうとしてるし。
玖吼理を「いい神様」にしたいと匡平から取り上げるのも立派だ。
匡平はどうしたいって、まだビジョンがないもんな。
胸を張って、東京に帰りたいようだけど、大学4年だけで家を継ぐんじゃなかったっけ?
今回の事で、村を見限りたい気満々みたいだけど(笑)

桐生もまひるもかわいいよ。靄子も好き。刑事さんもいい味出してる。
桐生が載ってるのは、天照素と一緒に行方不明だった常絶みたいだね。
最後は天照素と常絶で匡平と阿幾が激突するのか。

阿幾が「悪い神様」の烙印を押されたままで終るのはイヤなんで、
いい加減、匡平も彼の復権をしてやってよ。
今度は「部外者」じゃないんだしさ。
阿幾はそんな事望んじゃいないんだろうけど。

阿幾がまたノォノみたいな犬を飼えるようになればいいのに。
犬を殺したのだけはホンマ許せません!!(泣)
はぁ、早く10巻が読みたいよー。
アニメは1クールらしいんで、途中で終るのかー。2期よろー。


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