The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

The School of Swampman 1限。ミッション完了!

2019年06月29日 | ライブレポート
予想以上の素晴らしいものが沢山生まれた一夜。
The School of Swampman、無事開校、1限終了しました。



準備の段階から性格が如実に表れた3人の個性。



せっかくだからこの3人でしかできないことをやろう、ということで曲作りを提案したのは私ひで氏。



いち早く反応し、デモ音源を送って今回の1曲を形作ったのがSUNADA氏。



そして直前までほぼ沈黙を貫き、二日前に突如スイッチが入りものすごい勢いで噴水のごとくアイデアを出してくる鈴木氏。



似たような人が居てもこの感じにはならなかっただろうし、この違いが完全に良い方向に働いたのだろうな、と思う。


そして今回のライブの特徴として、3人が3人ともお互いのライブに出たり入ったりする、全く垣根のないライブ、というのがある。
せっかくのメンバーが集まったのだし、一人一人を楽しむのもいいけれど、どうせならいっぱい絡んだ方が絶対面白いというのが根底にあったのだが、
なんせ「オレのこの曲に入ってくれ」「あの曲に入らせてくれ」というやり取りがイベントの数日前に突如沸き立つようにあふれ出てきたので、あの直前の3日間ぐらいの3人の瞬発力と集中力と創造力はすさまじいものがあったと思う。



〆切が物を作るとはよく言ったもので、何とかすべてをクリアして本番に臨めたことは本当にえらい!と自分を褒めてやりたい。


色々絡んだシーンはあったのだが、個人的には

鈴木氏の「誰かの声」のコーラス、そしてSUNADA氏の「安全ピンを探してる」は素晴らしいパフォーマンスだったと思う。
どちらも名曲だし、いつか歌ってみたいと思っていた曲なので幸福感もひとしおだった。

そしてラストは例の共作曲「Swampman(仮題)」だ。
細切れのやり取りがいよいよ一本の線となって息が吹き込まれるあの感じ。ほぼぶっつけ本番に近い形だったが、10年以上ぶりの再会と言ってもやはり音楽的ルーツと感性に共通点があるのか、一発勝負ならではの独特の一体感が生まれた。


こうして無事1限を終了したこのイベント。コモンカフェのM女史も喜んでくれたし、
必ず「2限」も開講しなければならない。このシリーズを開催する度にSwampmanをテーマに毎回3人で曲を作るという目標もできた。



打ち上げも色んなディープな話が続いた。

SUNADA氏の音楽嗜好のディープさはすさまじい。色んな推しアーティストを紹介してくれたが、色んな意味でとても興味深かった。また終演から打ち上げまでの十数分の間になぜか腕に謎の大怪我をしていた鈴木氏。そして彼のサイフの中にまるで「その怪我をすることがわかっていた」かのような完璧なサイズの絆創膏が一枚だけ入っていたのも何とも不思議だった。

目がデカい小さいという話の流れで私ひで氏が「いやーでも目が細い人って寝てても分からないときありますよねー」と言うと、そのあと打ち上げが終わる頃に鈴木氏がふっと「さっきの話、それはだいぶ細いね」と言った。

そんな鈴木氏が「もういまから次の曲を用意しておけばもっと余裕出るね」というセリフが出たのは衝撃だった。


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沼で雷に打たれ沈み、這い出た男(Swampman)。細胞レベルまで元の男と同じというこのSwampmanは別人なのか同一人物なのか。彼は家に帰り、家族と続きの時間を過ごす。

バンドで活動する我々3人のソロパフォーマンスは、どんなふうに写るのだろう。我々もこのswampmanのようなものではないのか。
見に来てくれているお客さんはどうなのか。人間はみな二面性があるのではないか。


きっとこのイベントは、続くだろう。


最後に3人の共作「Swampman(仮題)」の歌詞を公開し今回の成功をお祝いしたい。
来てくださったたくさんのお客さん、ありがとうございました!写真はコモンカフェM女史。ありがとうございました!


Swampman
words and music: Swampmen

たれさがってる ばらばらな色で
カーテンの中の 一番奥の明るいところ
いつからここで こんなふうに
ギターを弾き歌う なんてことにも 妙に慣れてる

こだわりを捨てていいと
甘い泥の中で 聞こえたのさ
暗闇をすり抜けたなら I'll get out of the swamp

すまし顔の月は 屋根の上から
軽薄な僕等を 少し笑って見せたんだ
なだめる人は もういない
とりたてて誰かに ほめられることも 今はもうない

こだわりを捨てていいと
甘い泥の中で 聞こえたのさ
暗闇をすり抜けたなら I'll get out of the swamp

不安が晴れようと 深いままのSwamp
もう誰を 誰と呼ぶの
剥がれた 二人の日常は
知らないままの 遠い希望

このままここで とろけてしまおう
きっと続きは
あいつがやってくれるから













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