The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

THE LIFE 17号

2007年01月13日 | ヨウジ氏ブログ
おめでとうございます。
何が? 見たいな時期になってきましたが、こんばんわ。

あれから数日、俺は唯一の友人、いや、もはやソウルメイトである知恵の輪氏との帯同生活を送っている。。



外せない。




あの極度にウォーミーなエジソン夫婦の風景は、2日目の晩には早や憎しみに変わり、そんな自分が痛く惨めになるベッドの上。
だめだ、目も脳も爛々として眠れない。


目覚めれば隣に知恵の輪、、だめだ、このままではノイローゼになる、と思った矢先、いつかのあのセリフが甦る。


「愛とは、信じ、待ち、許してやることだ・・・」


それからと言うもの、っていうか今日、ポケットの中にしまいこんで一時彼を忘れることにしたって訳さ。

しかしながら今日も道は寒く、ポケットに手を入れて歩いていると、無意識のうちにガチャガチャとこねくり回しているその姿は、ベンチでヒマワリの種を食っては吐き、食っては吐く、メジャーリーグの選手さながら。
遥か遠く、フィールドオブドリームスの舞台裏を体現していたその時、




おっ、、は、、外れた。。



思わずポケットの中でガッツポーズをするも、
何だ、、この虚しさは。。


突然の出来事に、高まる鼓動を抑えきれなくなった俺は、落ち着きを取り戻そうとひとまず、あまりにもあっけなく分解された知恵の輪氏を商店街の中にあるベンチに座って眺めてみた。



うむ、空虚だ。ただひたすらに。。




自分の知らぬ方法で成果を上げた部下を眺める中間管理職のおっさんの気持ちとは、まさにこんな感じなのだろう。
バントのサインを無視してヒッティングに出た選手がヒーローになったときの監督の気持ちとは、まさにこんな感じなのだろう。


そもそも、俺、俺自身は知恵の輪氏との出会いから今日まで、彼に何を求めたのだろうか。
自分の手で彼を分解する、それが目的だったのだろうか。
だとすれば、これほど欺瞞に満ちた話は無い。
なぜなら、俺にも彼にもそんな筋合いは特に無いわけだ。
なぜ、分解されたその姿を心から喜べないのか。。
知恵の輪氏、俺はひどく勘違いしていたようだ。
君との出会いから学ぶことはあったが、俺はもう何も教えることは無い。
次に会うときは、君が方法はどうあれ綺麗に分解されたことを心から喜べる人間であろう。


俺はまだ旅の途中、人生は旅だ。
旅は出会いと別れの繰り返しだ。
ホテルのフロントの女の「おかえりなさいませ」には何も感じない、別に俺の家やないし。
だが、「いってらっしゃいませ」にはなぜか「ありがとう」と感じる。
いつからか、別れ際にしか何かを感じれなくなったのだろうか。
ただ、旅の途中とは誰もが寂しがり屋だ。


そして今日も例の東横インに泊まっている。

早くも知恵の輪氏と再会・・・

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2 コメント

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Unknown (ケンジ タキザワ)
2007-01-14 20:33:04
信は力なり…
返信する
おぉ・・・ (著者)
2007-01-15 01:45:50
滝沢ケンジ氏からコメントが。。

信は力なり

あなたの言葉を今でも大切にしています。
ありがとう。
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