The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

ASB Hide's Jukebox - C: Call Me Papa

2020年06月14日 | ヒデ氏イラストブログ
今のところなんとか順調にアップすることができております。

ひで氏です。

Jukebox、3回目の今回はドノヴァン・フランケンレイターの「Call Me Papa」。

はじめてドノヴァン・フランケンレイター(Donovan Frankenreiter)を聞いたのは車の中だった。確かハワイかアメリカ本土のどちらかで運転しながら聴いていたラジオでかかったのをきっかけに気になって調べたはずだ。辿り着いたのは彼のセルフタイトルのファーストアルバムだ。リリースは2004年で、外国で聞いたことを考えて逆算すると計算が合わないので、知ったのはその数年後ではないかと思う。

ひで氏です。

当時はJack Johnsonがサーフミュージックの第一人者としてすでに台頭していた。この二人はよく比較もされるが、私ひで氏の中では全く異質な二人だ。

なんと言ってもドノヴァンの魅力は浮遊感、その一言に尽きる。
このふわふわした感じ。カリフォルニア出身のフリーサーファーであり、優しい父。

今回紹介する曲「Call Me Papa」はそんな彼の持つ空気感が全て現れている名曲だと思う。幼い我が子に対して彼はこう歌う。

You can call me papa
I call you baby
But don’t forget your mama’s my baby, too.

ぼくをパパと呼んでいいよ
ぼくも君をベイビーと呼ぶよ
でも忘れないで 君のママもぼくのベイビーなんだ


…優しい。詞の中に射している日差しがあたたかい。
そして曲を聴いてもらえればわかるが浮遊感が半端ない。

私ひで氏は彼のライブを一度京都に観に行ったことがある。
京都メトロという小箱で、非常にアットホームなライブだった。オープニングアクトを務めていたバンドも中の良い友達という感じだった。

覚えているのはライブの最後の曲がちょっとしたコールアンドレスポンス的な曲で、会場が盛り上がってきたときに彼が「誰かステージで一緒に歌ってくれ!」と客席に向かって言った。

こういうとき日本は本当に奥ゆかしい。特に前のほうの人たちは完全に遠慮して誰も手を上げないのだ。

私ひで氏はこの曲を完璧に歌う自信があった。

自分がいたのは最後列に近いところだ。もう必死の形相でアピールする。


しかしドノヴァンの目には入らなかったようだ。
ヤバいやつがいる、と敬遠されたのかもしれない。

結局は前のほうの人が無理やりステージに上げられてしまい、恥ずかしがって何も歌わないという状況になってしまったのだが、
彼は決して「なんやそれ」みたいな感じにせず、OK OKと笑ったり…その辺の対処も愛があふれていてよかった。

そしてなんといっても驚いたのはドノヴァン自身がライブ後、物販に立ってCDを販売していた。思わずそこに行き少し言葉を交わしたが、本当に気さくな人で、一緒に写真まで撮ってくれた。

彼の歌声や歌い方にも様々な人を惹きつける要素があると思うが、その辺はぜひ動画をご覧あれ。
あと彼の名前についての秘話(?)も収録しております。

Jukebox、Cは Donavon FrankenreiterのCall Me Papa!



そしてぜひ本家もご覧ください。


ASB Hide's Jukebox - B: Bad Medicine

2020年06月10日 | ASB活動日誌
恐る恐るスタートを切った新企画、Jukebox。
自粛期間中は何かと音楽に向き合う時間も結構あって、自分の曲も人の曲もよく聞いた。もちろんその行動があってこの企画を思いついたわけだけれども。

ひで氏です。

一回やってみてわかったがこのJukeboxではとにかくアルファベット順に名曲を紹介したい訳ではないようだ。おそらく、私は音楽にまつわるいろんな思い出をみんなと共有したい、そっちの想いの方が強い。Bで何をするかを考えているとふとそんな整理ができた。

そこでBである。

これはやはり、前回も触れた「洋楽の世界の入り口に立っていた私」をどんどんとその奥へ引きずり込んでいった戦犯たちの話になってしまう。

当時中学生の私ひで氏が置かれていたのは恥ずかしさMAXの80年代。過剰なシンセサイザーに合わせてレオタードで踊るような時代だ。この頃のロックバンドはハイトーンであればあるほどステータスを得るような状況になっており、60代ぐらいでも現役で続けられる今のような時代になっておそらく「オレ、なんであんな高いキーでやったんやろ…」と後悔に苛まれる日が来るとはこの時は誰も思っていなかったはずだ。

とにかくやりたい放題に音色をいじる、素早く弾く、高い声を出す、衣装は光らせる、裾は伸ばす、髪は巻く、マグネシウムを焚く。

グラフで言うと線が上を向いてないと気が済まない時代だ。

この傾向はのちにNirvanaが登場してダウナー系の様式美が編み出されるまで、やや衰退しながらも続いた、と個人的には思う。

そんな80年代を間違いなく代表するバンドの一つがBob Joviであり、今回Bの曲として紹介するのがあの「Bad Medicine」だ。

圧倒的な歌唱力と演奏力、曲のキャッチーさとカリスマ性を兼ね備えたバンドだった。
私ひで氏は生まれて初めて観に行ったコンサートが彼らのライブだった。

ライブは大阪城ホールで1989年1月7日にある「はず」だった。
私は数週間前からこのことしか頭になく、当時の友人たちと3人でそれはもう心躍らせて会場に向かったのだ。

しかしこのライブは中止になる。

なんとこの日、天皇陛下の崩御という衝撃が日本を駆け抜けたのだ。
大阪城ホールの前にできた人だかりは騒然とし、しばらくその状態が続いた後正式に中止が発表された。

そんなわけで決して忘れることのできない記憶となったこのライブだが、後日振替公演が行われたので我々はBon Joviのパフォーマンスを無事見ることができたのだ。

帰り道、私ひで氏の母が夜も遅いからと我ら3人を駅まで迎えに来て、それぞれを家に送って行った。22時ごろだったと思う。興奮冷めやらぬ我々は車の中でも「音が体に当たるほどの迫力だった」「まだ耳がおかしい」と騒いでいた。

友人の一人、Sの家の付近まで来たところで、母も早く人様の子を送り届けねばと焦っていたのだろう、住宅街の中をこちらに背中を向けてゆらゆらと歩く中年の女性に苛立ちを隠せず、「もう、トロトロせんとはよどきなはれ。おばちゃんっ」と車内で悪態をつくとSが言った。

「ぼくのお母さんです」

Sのお母さんはお母さんで中学生の息子の帰りが待ちきれず外まで出て待っていたのだ。

どちらも息子を想う気持ちから出た行動であることには違いないが何か自分の母のはちょっと違うような気がしたのを今もまざまざと覚えている。

そんなほろ苦い思い出も込みで紹介した Bad Medicine。

今回から突如エセYouTuberのごとく映像の方も力を入れはじめたアランスミシーバンドの意気込みも感じて欲しい。動画ではJon Bob Joviのボーカルの秘密に実演を交えて触れている。よければチャンネル登録なぞよろしくお願いします。



ということで Jukebox - Bは

Bon JoviのBad Medicineでした!


ASB Hide's Jukebox - A: Another Day in Paradise

2020年06月03日 | ASB活動日誌
コロナ期間中はブログかインスタに注力しようと思っていたのに、そのどちらもできていない。人間、時間があるからといってやろうと思ってたことができるわけではないのだということがよくわかった。本当に長いことブログを書いていなかったのだなと思う。

ひで氏です。

この期間中に世間的に爆発的に増えたのは動画配信だと思うが、少々躊躇している自分がいる。リアルタイムでの配信もやってみたいとは思うけど、性格なのか、「本当にこんな話や歌を聞きたいと思う人がいるのか?」という思いが先に立ってしまいなかなか実行に移せないというダメ人間の見本のような思考になっている。

ということで、配信というほどではないけど動画を絡めた、少々前からやりたいと思っていたちょっとしたシリーズをやってみようと思う。

この企画を自分たちの曲にちなんで「Jukebox」と呼ぼうと思う。
26回シリーズ、アランスミシーバンドひで氏がみんなに勧めたい楽曲実演シリーズだ。
私ひで氏のごくごく限られた引き出しからになるが、できるだけいろんな曲を紹介することでJukeboxとしての役割を果たそう。

誰しも自分にとって特別な曲がある。

音楽は記憶と結びつく。ある曲を聞いた瞬間、その時の記憶はもちろん、その瞬間に魂ごと引き戻されるようななんとも言えない感情が沸き起こる感覚。曲の持つ力だ。おすすめのアーティストや曲を聞かれることは結構あるので、この場を使って紹介していこうと思う。

なぜ26回か。勘の良い人ならもうお分かりだろう。
そう、このJukeboxシリーズでは「アルファベット順」に曲を選んでいこうと思うのだ。

一番の目的はこれをきっかけにこれを読む誰かと自分が好きな曲をシェアできれば嬉しいと思うし、ブログをコンスタントにあげるため自分に向けた仕掛けという意味もある。

いくつか自分にルールを課そうと思う。自分を追い込むのだ。
■アルファベット1文字につき1曲しか紹介しない渾身のセレクション
■二度と同じアーティストは重複しない幅広いチョイスにする
■ひで氏が歌うとこうなるという動画をアップ


さて、早速第一回目はaから始まる曲だ。すでに悩む。aから始まる「おすすめしたい珠玉の名曲」など山ほどある。その中から一曲となると、まさに苦渋の決断の末の1曲だ。

アルファベットの後半は果たして紹介できる曲があるのだろうか。ま、やりながら考えよう。
動画を上げるならYouTubeチャンネルとしてやるか、というのも多少はあったが、まずはブログとの複合で行こうと思う。

Jukebox − A
Another Day in Paradise / Phil Collins

どことなく我らがASBのモトヒロ氏を連想させるPhil Collins。
その優しげなルックスに見事にシンクロする優しい歌声。しかしドラマーに戻れば、力強い激しい一面も見せてくる(ドラマーという点でもモトヒロ氏とクロスオーバーする。モトクロスだ。)

この曲を聞いたのは私ひで氏が最も多感な中学1年生のとき、洋楽の入り口付近でうろうろしていたときだ。それまでビートルズ一辺倒だったレパートリーから次のステージへ進もうという時、この曲を収録した「...But Seriously」という彼のアルバムに出会ったのだ。


このアルバムには本当に想い出が多い。梅田に住んでいたおばあちゃんの喫茶店常連仲間が東通でCD屋さんを経営していて、私はいつも風俗街を通り抜けてそのCD屋に足繁く通っていた。そこの奥さん(=おばあちゃんの友達)はとても世話好きの方で、なんと当時来日したフィルコリンズのBut Seriously ツアーのライブチケットをくれたのだ。

場所は大阪城ホール。あまりの迫力に感動しっぱなしで、最後の最後、大掛かりなセットが上から動き出したと思うとそれがメリーゴーランドを模したセットで、放射状に伸びていた長いパネルがだんだんと閉じていく。記憶は定かではないが、確かそんな感じだった。はずだ。
閉じかけたパネルの隙間から漏れる光線がライブの終わりといつまでも続く遊園地の喧騒の両方を伝えてくるようで、釘付けになった。

そんな強烈な印象を私ひで氏に残したこのPhil Collinsのアルバムは全体としても異常なまでの完成度なのだが、特にその中でもこの「Another Day in Paradise」という曲の空気感たるや、もう格別である。

ジャケットの「暗闇に浮かび上がるPhil」のイメージそのままの雰囲気。
助けを求めるホームレスの女性を聞こえないふりをして立ち去る男性 という場面から始まる曲で、ここを聴くといつ私ひで氏の頭にはあの有名なAndrew Wyethの「クリスティーナの世界」が浮かぶのだ。


当時英語はちゃんとわかっていなくても、この曲で表現されているシャープな冷酷さはズキズキと伝わってきた。なんだ、この感覚は。こういうのを歌にしていいのか。なんて悲しくて、綺麗なメロディなんだ… そう思った記憶がある。

Oh, think twice. It’s just another day for you and me in Paradise

think twice は二回考えろということだけれど、思い直してよく考えてみろという感じなんだなぁ、とおもった。
このフレーズのシンプルがこの曲を世界中のノンネイティブたちにも歌わせることができた要因だと思う。

肝心の次のフレーズ「It's just another day for you and me in paradise」は今の自分でも解釈に迷いがある。
君と僕だって、今日はまた幸福な日々を過ごしているけれどそれだってわからないだろう

というような感じなのだろう。実は当時は、パラダイスという言葉だけが頭に入ってくるのでこの見捨てられた女の人が、見て見ぬふりをして去った男の人に語りかけるように「天国ではあなたと私だって同じ日々を暮らすのよ」と言っているのではないかというイメージで受け取っていた。これは多分間違っているが、その辺はなんだって良いと思っている。歌詞の意味を細かく分析するなんて野暮だ。

歌ってみます。




突然やってきたコロナウイルスの脅威。
ウイルスに怯えながら暮らす日々なんて完全に映画の中のことだと思っていたのに、ある日目が覚めれば一転渦中にいるという現実。

罹患した人を許容できないとか、働かざるを得ない人を許さないとか
別のことで不満が爆発して暴動が起きるとかいろんなニュースを見るけれど

まさにthink twice、と言い聞かせながら進んでいくしかないのだと思う。

え まって

Aから飛ばしすぎちゃう?
これZまで持つん?っていうかそもそもZとか紹介する曲あるん?

って思った人

私ひで氏もそう思います。

まあ、とりあえずやってみます!


エレクトロニクス下克上

2020年02月16日 | ヒデ氏イラストブログ
皆さんの周りにもきっといるだろうと思う。
学校や職場などで、テクノロジーの進化に無頓着な人が。

ひで氏です。

例としてわかりやすいのは、ガラケーユーザーだ。今時分、ガラケーを使っているとまるでネアンデルタール人のような扱いを受ける。「今日もガラケーですかぁ〜」というような挨拶から「あ、この人まだガラケーやから」「◯◯さんは逆にガラケー使っていて欲しい」などと天然記念物を見るような言い方をされるというのはどこのコミュニティでも見かける光景だ。

ただ、ことテクノロジーの世界に関しては、こう言う状況が一夜にして一発逆転することがよくある。ガラケーだった人がついに機種変更に踏み切った時、昨日までの折りたたみケータイはいきなり最新のスマートフォンになる。からかったり揶揄していた連中のすべての機種を「飛び級」して、突如としてコミュニティ内の最新ITガジェットランキング1位に躍り出るのだ。

これを私ひで氏は「エレクトロニクス下克上」と呼んでいる。

さて、以前のプロジェクタ話の続き。

先日のプロジェクター「シネザ」の臨終直前まで、私ひで氏のホームシアターというのはDVDプレーヤから引っ張ってきた専用のケーブルをシネザに接続し、同じくDVDプレーヤからAVアンプにつなげたサウンドをスピーカーから出して映画を見ていた。

しかし時を同じくして同型プロジェクターを持っていた友人Tのシネザもこの度昇天し、Tのその後の動向を注意深く見張っていた。

Tは自分が使うものとなるとかなりの情報収集をして調べ上げるタイプだ。

そうしてTが導入した新システムを参考にして私ひで氏もこの度ホームシアターの環境をほぼ一新した。

肝心のプロジェクター、シネザの後継に何を選んだか。20年前はシネザだけに搭載されていたが、今やほぼ常識となった横向き補正を標準装備しており、いろんなビジネスの現場でもその耐久性や品質を見て経験的にも良いだろうと思っていたEPSONのプロジェクターをチョイス。Tが選んでいたのもEPSONだった影響が大きい。


ちなみにEPSON社はプロジェクターのような「うちの環境でちゃんとうまく距離を取れて想定通りにできるかわからない」という不安を取り除くため、レンタルして試してから気に入ったら購入、というシステムをとっている。Tは今回これも利用していた。

Tから聞いていたが、驚いたのはこのEPSONのプロジェクターにAmazonのFire Stick TVを挿すとそれだけでスクリーンにコンテンツが表示されることだ。この時点でテレビやDVDプレーヤとの有線接続から解放される。一昔前なら考えられないことだ。

そして…

細かいことだが、Amazon Fire Stick TVは電源供給が必要だ。これだけスマートな形なのに、本体に線を接続して電源を取らないといけないと言うのは製品のコンセプト的に非常に不細工だし、いかにもテレビに挿した瞬間使えますという宣伝の仕方にも問題があるとすら私は思う。

そこで、ダメ元で家にあった一番短いケーブルを使ってプロジェクターのUSB端子とつないでみたところ、ふつうに電源供給された。つまりこれで外から引っ張ってくる線はプロジェクターの電源ケーブルだけ、ということになる。


新生ホームシアターは考えられないぐらいスッキリと生まれ変わった。

オンラインで観る映画に関しては、映像はこれで完璧に解決した。
これが20年間の進化か…としみじみ実感する。

しかし一番の驚きはこれではなかった。

シネザ時代は、外がまだ明るいうちにスクリーンで映画を見ようと思えば文字通り部屋を真っ暗にして雨戸まで閉めないと見れたものではなかった。しかし今回のEPSONの光量といったらどうだ…電気全開でもはっきりと見える。


ちなみにプロジェクターの価格自体も当時のシネザの3分の1ぐらいだ。

まさにエレクトロニクス下克上。昨日まで20年前の規格だったシアター環境が、最新のほぼワイヤレス環境に生まれ変わった。

こうして「ふーん」と思っているあなたも、他人事ではない。ホームシアター云々に関わらず、これはすべてのものに当てはまる話だ。

その昔、NHK「みんなのうた」で「コンピューターおばあちゃん」という坂本龍一プロデュースの曲があった。おばあちゃんが宇宙船をオペレートして世界中を旅するというようなコズミックなアニメーションだ。あれを彷彿とさせる状況が起こりつつある。


エレクトロニクス下克上は、今日も世界のあちこちで起こっている。

昨日は着物で老犬を散歩させていたあなたの家の隣のおばあちゃんが、明日超絶ガジェットばあさんになっているかもしれない。


THE WAREHOUSE@Hard Rock Cafe Osaka ミッション完了!

2020年02月09日 | ライブレポート
Hard Rock Cafe OsakaでのTHE WAREHOUSEライブが終了しました。
ご来場くださったみなさん、ありがとうございました!

ひで氏です。

前回のHRCでのTHE WAREHOUSEライブが会心の出来だったので、今回もやはり自分たち的にもすごく良い感触を持ったまま臨んだ。ASBでもお世話になって、WAREHOUSEでもここに出るようになって、HRC大阪は本当に自分にとって大きな意味を持つ場所になっている。

リハーサルを終えて一旦外へ。田中氏は晩御飯を済ませたとのことだったので「ちょっとサッと飯食ってきます!」と出た私ひで氏。色んな店があるからチョイスには困らないだろうと思っていたが、案外食べたいと思えるものがあまりない。

すると目に入ってきたのは今までなかった新しい店。ベトナム料理の店だった。フォーの専門店だ。

昔アメリカに住んでいた頃、食生活には相当苦労した。
ジャンクフード全く問題なし、と自分でも絶対大丈夫と思っていた私ひで氏でさえも、1年もするとアメリカの食生活に死の危機を感じ始めた。そんな時、大きな心の支えになったのが近所のベトナム料理だった。

アメリカにはベトナム料理というジャンルがかなり前から確立していたので、わりとそこらじゅうにあったのだ。
当時はフォーを食べるという感覚は無く、日本人は皆それを「ベトナムラーメン」と呼んでいた。困ったときはフォーを食べて、普段の度を越したジャンクな食生活への反省をしていたような気がする。

そんな想い出の「フォー」のメニュー看板を見つめていると急激に食べてみたくなり、入店。
店でいざ「あの、外に書いてあったセットで」と言うと

「あ、あれはランチのみになります」

え…あ、そうなんですか…時間はこの時20時。なぜこの時間にランチのメニューを外に出しているのだ。

食べたいものが食べられず、かといって「じゃあいいです」と退店するほどのガッツもエネルギーもなくそのまま食べる。

若干のストレスは残ったが、フォーは申し分なく美味しかった。

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フォーーーーッ!! #ふぉー #ベトナム料理 #なんでパクチー嫌いなん #美味しいよ #ふぉーの店本町店

The Alan Smithy Band(@alansmithyband)がシェアした投稿 - <time style=" font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2020-02-07T11:17:16+00:00">2020年 2月月7日午前3時17分PST</time>





この少しだけ消化不良な感じをなんとかしたいという想いがそうさせたのか、

この日のライブはまた特別な夜になったと思う。
終わってからPAのL氏が

「スタッフの子たちが「この人たちすごい!」って言ってて」

と教えてくれ、そのあとのL氏の言葉はもっと嬉しいものだった。

「で、「今頃何言ってんの?だから呼んでるんだよ!何回もここでやってるよ!」と言ったよ~」

きっと何かが少し違うライブが出来たのだろうと思う。

そしてお客さんから一番乗りのバレンタインや誕生日プレゼントをもらった。
ありがとうございました!




その何かはきっとまだしばらく分からないと思うが、THE WAREHOUSEもASBもそれを求めて進んでいきます。








シネザ兄弟は永遠に

2020年01月31日 | ヒデ氏イラストブログ
Sonyのシネザというプロジェクターをご存知だろうか。

発売は2001年。ざっと20年前だ。

ひで氏です。

ホームシアターという言葉がまだまだ一部のオーディオマニアや映画マニアの間だけでとどまっていた時代に、一般ユーザー向けに発売されたモデル、という感じの売り出し方だったように思う。






当時プロジェクターといえば天井吊り下げやスクリーンの真正面から投影するタイプしかなかったので、普通の部屋でホームシアターを実現しようとするととにかく投影距離が足りないという問題があった。

そんな時発売されたこのシネザの最大の売りは、「サイドショット」という機能だ。
まっすぐ下がるのは無理、という部屋でも、斜め後ろにならかなり距離を取れる ーーー そんな環境の人は多い。しかしプロジェクターを斜めに置くと、画面は当然にょーんと横に伸びてしまう。シネザは当時それを補正できる唯一のプロジェクターだった。

これは画期的だった。

わたしひで氏の当時の住まいも、まさにそんな条件だったため、思い切ってシネザを購入、サイドショットを使ってそれはもうかなりの数の映画やドラマを、これまた同じく思い切って買ったスクリーンで鑑賞したものだ。

それから10年ほどして住まいも変わり、スクリーンはそのまま移植した。そして前はむき出しで配置していた5.1chサラウンド用のスピーカーは、思い切って天井に埋め込んだ。そんな新しい環境でもシネザは活躍し続けた。

約20 年の間に、これまで故障は1度(保証期間内)、プロジェクターの心臓と言えるランプ交換も1度。非常に優秀なパフォーマンスと言える。

そんなシネザが、昨年の夏、映画を投影中にふっと画面が真っ暗になるという現象を頻発するようになった。過去にもこういうことがあったが、今回は様子が違った。なんせ、触ると「あっつ!」というぐらい発熱しているのだ。

いままでと不具合の種類が違うことが直感的にわかった。

あーちょっともう無理です、という声が聞こえたような気がした。

くだらない映画も、笑えるのも恐ろしいのも、最高に泣ける映画も大画面に映しつづけてくれたシネザ。故障に対する怒りなどあるはずもなく、ただ「おつかれさん」という感謝の気持ちのみがあった。






そんなことが起きた同じ年の夏頃、飛騨古川に住む友人である旅人のYから電話があった。

Yには洋楽を教わった。映画を共有することはあまりなかったような気がするが、ふと思い出した。そういえば、シネザが発売されたとき、これはすごいぞということで二人とも購入したのだ。Yも全く同じ時にシネザを買ったのだった。

Yの電話の内容は驚くべきものだった。

「あのソニーのプロジェクタあったやろ、シネザ。ついに壊れたわ。」

なんと…双子のシネザ兄弟とも言うべき同時期に生まれた二人は、ほぼ時を同じくして息を引き取ったのだ。

お互いにこれからの映画鑑賞をどうするという話になり、すでにYは動き始めていた。そして我々は、プロジェクター=シネザという自分たちの中の20年近くに渡るホームシアター界の常識を根底から破壊されることになったのだ…


つづくような話じゃなかったのにつづく!







ノーホームの効能

2020年01月27日 | ASB活動日誌
アランスミシーバンドには拠点という拠点がない。

ひで氏です。

大体どこのバンドも長くやっていれば、ホームグラウンドとも呼ぶべきような「拠点」が出来ていく。

20年もやっていて拠点という拠点がないのはいかにもウチらしい。
よく出させてもらう、というところはある。最近ご無沙汰だが南堀江Knaveもよく出ていたし、最近では定期イベントをやらせてもらっているハウリンバー、そしてHard Rock Cafe Osakaだ。

基本的に場所にこだわりは特に無く、主催者の想いとか自分たちのやりたいことができるか、そういうことのほうがよっぽど大事だと思っている。

我々がOHIO101とやった「Into the Harvest」や、先日の梅田TRADでのデオッシイベントもそうだが、想いの詰まったライブは素晴らしい。演る方もお客さんもいろんな想いを持って集まってくるので、それだけで会場の温度は1〜2度上がっている。

そんな想いの詰まったイベントのひとつがまた行われる。

3月8日(日)大阪福島クッ!ダラナ庄助祭りぃ!2020」

このイベント、去年ASBは3人編成で出させてもらった。去年は靱公園のカンテグランデが会場だったが、今年は趣向を変えてムジカジャポニカ(あの、Into the Harvestと同じ会場)で行われる。

昼過ぎから夜まで延々、超個性派ぞろいのお祭り。
山川のりをさんにまた会えるのも楽しみ!

気持ちの入ったイベントは、呼ぶ方も呼ばれる方も、お客さんも幸せだ。
立て続けに熱いイベントに呼んでいただいて感謝!

ホームが無い事でフットワークが軽くなるという効能もある。

ぜひお越しを!
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3月8日(日)『大阪福島クッ!ダラナ庄助祭りぃ!2020』 -
​ムジカジャポニカ
OPEN: 13:00 / START: 14:00
TICKET: 2,500円+1D (出入り自由)

今年は本家『福島クダラナ祭り』開催地福島県より2組参加です!石巻のライブハウス、ラ・ストラーダからも遊びに来てくれます。アランスミシーバンドとしては2度目の出演、場所はInto the Harvestでおなじみの梅田ムジカジャポニカ!

出演: ◆あうんさんすうじぃ ◆伊藤せい子 ◆キチュウ ◆ささきたかし ◆The BEAT GANG ◆The Alan Smithy Band ◆スワップバザー ◆DEFROCK (from福島) ◆寺町ヨーコ ◆平凡ズ(fromいわき) ◆まっちゃき ◆モロボシキルオ ◆山川のりを ◆リー・ルード

ムジカジャポニカ
大阪市北区堂山町1-1-21-2F
TEL:06-6363-0848




2月7日(金)THE WAREHOUSE@本町Hard Rock Cafeが決定

2020年01月22日 | ASB活動日誌
同じ場所で同じような時間にやるライブでも、本当に毎回雰囲気は違う。

ひで氏です。

当たり前のことだが、ものすごいしっとりした感じで終始進むこともあれば、妙にアッパー系の空気が流れハイな感じの雰囲気になることもある。

前回のTHE WAREHOUSEがまさにそんな感じだった。
アンコールのPiano Manで思いがけず大合唱が起きた。あれははじめての体験だ。

かといって、Hard Rock Cafe Osakaでのライブで毎回Piano Manで今後合唱が起きるのかというとそういうことでもない。それがライブの妙であり不思議なところだ。

THE WAREHOUSEはピアノとボーカルしかない。感性がほぼむき出しだ。


どういうことかというと、バンドというのは結構な複雑な機構になっている。ドラマーだけをとってみても、脳から出ている信号の数と手足の運動は異常だ。すべて全く別の動きをしている。弦楽器もコーラスやボーカルと同時になるとかなり複雑ではある。

しかし毎回判で押したような演奏が出来る事 - これほど心惹かれないライブは無いと思う。それはボタンを押せば全て完璧なタイミングで音を出す機械と同じで、いわば先日の紅白で出たAI美空ひばりという「決してやってはいけない領域」にまで踏み込むことになる。そこにハートは無い。

人間がやる以上、全く同じ演奏をすることは不可能だ。機械にはそれができる。以前、あの恐怖のロボット・ペッパーがけん玉をする動画で99回失敗するも、100回目で成功しそこから一度も失敗せずけん玉をやり続けるという世にも恐ろしい動画を見た。AI美空ひばりもそうだ。一度プログラムが確定すれば100回同じパフォーマンスができる。私ひで氏はそこにアーティスティックな歓びを1ミリも感じない。

話を戻すと、バンドはいろんなことをやりながら常にベストパフォーマンスを目指す。それでも二度と同じ演奏はできない。それがTHE WAREHOUSEとなると、自分の歌と隣から聞こえてくるピアノしかない。バンドより圧倒的にシンプルだが、これは大げさに言ってるのではなく、田中の息遣いや気持ちの微妙な変化ははっきりいって鍵盤の音から伝わってくるのを「さわれるほど」感じる。それが「感性がむき出しになっている」ほどに生々しく感じるのだ。



そして終わってからそれを田中と共有した時、そのことで二人の感じ方に違いがあった事も無い。


だが終わるまで、どんな感覚を得るのかを事前に予想するのは不可能だ。



それはASBでもTHE WAREHOUSEでも。

だからきっと我々はライブをやめることができない。

2月7日金曜日、Hard Rock Cafe OsakaのTHE WAREHOUSEはどんなライブをするのか、ぜひ生で感じて欲しい。


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2020年 2月7日(金) - THE WAREHOUSE
ハードロックカフェ大阪
THE WAREHOUSE
OPEN HOURS: 11:30~24:00 (Last Order 23:00)
1ST STAGE - 21:00
2ND STAGE - 22:00

SSW田中賢氏とASBボーカルひで氏がピアノと歌だけで贈る極上の洋楽カバーライブ。会場の雰囲気はこれ以上ないほどTHE WAREHOUSEにマッチするハードロックカフェ大阪!ご予約は直接お店へ、「ライブを観たい」とお伝えください。
※アランスミシーバンドのライブではありません

ハードロックカフェ大阪
大阪市中央区南本町3-6-14 イトゥビル1階
TEL:06-6120-5711

フィエスタ・デ・縁日@梅田TRAD フォトレポートアップ!

2020年01月20日 | ライブレポート
先日の梅田TRADにお越しいただいたみなさま、ありがとうございました!



いや、素晴らしい夜だった。

もう、リハで会場入りした時から盛り上がりが過ぎる。



元バナナホールに入ると、ああ、なんかこうだった。いや、柵があった…?いや、こんなところに段とかあったかな?とノスタルジーが全開だ。

両サイドの壁から突き出ている棒からものすごい最新ぽい照明の機械が付いていたりして、ああ、結構変わったのかなと思ったら「これは昔からあったね」とまさかのヨウジ氏。ほんまかいな。



そしてステージでは10年ぶりぐらいに会うデオッシがリハーサルをしていた。
ああ、本当に今夜ここでライブをするんだな、と思った。



楽屋では昔話で盛り上がる。
この日のフードスタンド「タルタルクラブ」さんのご厚意で用意してもらったフードが進みまくり、狭い楽屋がちょっとした宴会場になる。

そんなことをしているうちにあっという間に開演時間がやってきて、緊張感が増す。
リハの時も思ったが、ステージが広い。普段狭いところばっかりでやっているから、ひさびさに広いステージで戸惑ったが気持ちよかった。中音(なかおと・ステージ内部で演者が聴こえる音をこう呼ぶ)も気持ちよすぎるほど抜けて、ここってこんなにやりやすかったっけ?と思ったぐらいだ。



あっという間のステージだったが、我々としてはやり切れたいいライブだったように思う。



ヒゲ氏ともとひろ氏がデオッシに入り、まほろば楽座の再演と相成った時には私とヨウジ氏も思わずステージに見入り、なんか素晴らしいな、と思った。バンドには必ずドラマがある。良いことも悪いことも色々あったのだろうけど、こういう風にできる関係を今なお続けられていることは素晴らしい、と素直に思えたし、はたから見ると改めてうちのリズム隊いいなと思った笑。



あと、モトヒロ氏のMCはこの日イチ緊迫した。

城領明子氏は相変わらず城領明子だった。悔しいくらいに歌が伸びるし、とにかく曲がいい。彼女も大きなイベントを毎回自分に行のように課している。ストイックな人だ。



20年近く前、我々がここに出ていた時、つまりまだここがバナナホールだったとき、ブッキングをされていたA氏がまだここを切り盛りされていた。これには感動したし、アランスミシーバンドのこともしっかりと覚えてくれていた。



ステージから見える光景は、かつてのバナナホールの面影があるようにも思えたし、綺麗にレイアウトされたテーブル席が今の名前「TRAD」そのままのトラディショナルな晩餐会のようにも思えた。フラワーアート作品を飾る「Idea of a Joke」は異空間を作り、会場を見渡せばアランスミシーバンドはもちろん、まほろば楽座の古くからのファンの人もいれば、ASBを初めて見るという若い人たちもいた。正に新旧世代を超えた感覚があった。



そして今回共演したデオッシも城領明子氏もアランスミシーバンドも、その頃からずっと音楽を続けている仲間だ。これは本当に貴重なことだ。座る椅子に画鋲を置くようないたずらをして喧嘩しないようにしないといけない。

そしてこの日、ある人に会場で言われてとんでもないことに気付かされた。

「アラン、今年20周年やね!」



え…!?

ほんまや。

これは、何かしないわけにはいかない。
いつもギリギリの我々らしいけど、なんとかしよう。


今回の素晴らしい写真の数々は我らがASBのフォトグラファー、Shirakashi氏によるものです。
もっとたくさんの写真の数々はこちらから。


フィエスタ・デ・縁日前夜

2020年01月14日 | ASB活動日誌
明日、1月15日水曜は梅田TRADでのライブ。

ひで氏です。

マンスリーチャージフリーライブや、Hard Rock Cafe Osakaなどでのライブが続いていた我々ASB。いわゆるライブハウスとはまた違った魅力のあるハコなので、お客さんの様子を見るのも、自分たちの感覚的にもやっていてとても楽しいし毎回色んな発見がある。だが、明日の会場のようなライブハウスというのはやはりバンドライブの原点ともいうべき独特の魅力が詰まっている。

明日演奏するTRADは、TRADとしてはアランスミシーバンドは初めて演奏する。しかし、その昔この同じ場所にあったあのライブハウスではよく演奏した。

バナナホール。

これは我々にとってはとても特別な響きのハコだ。今は東通商店街の、同じく移転してきたムジカジャポニカの横に新生バナナホールとして鎮座しているが、昔は現TRADの場所にあった。

ライブをし始めてまだ数回の我々アランスミシーバンドにとって、このバナナホールというのは憧れのライブハウスのひとつだった。


バナナホールでのライブ。念のため、この色味は加工ではない。

そのバナナホールに何度か出演した時、衝撃的なバンドをみた。

それが「まほろば楽座」というバンドだった。今回の主催者「デ・オッシ」の前身バンドである。ボーカルが三味線を弾きながら歌い、とにかく演奏がみな上手い。「なんなんだこの集団は」という感じだった。ステージを見上げながら口を開けて見とれたのを覚えている。きっとヨウジ氏も同じ感想を持っているはずだ。

そのバナナホールで今回、デオッシと再会する。

お互い紆余曲折ありながら、奇しくもアランスミシーの中に元まほろば楽座のリズム隊がいて、もはや親戚みたいなものだ。もとひろ氏とヒゲ氏の数奇な運命についてはまたそのうち本人たちからここで語ってもらおう。

そしてもう一人の共演者がなんと城領明子氏。彼女とも不思議な縁でこれまで何度か共演してきた。彼女と一緒にやったMoneyのカバーは今でも私ひで氏のお気に入りだ。



あの時 バナナホールのステージを見上げた気持ちでこの二組のアーティストを見るのが楽しみだが、自分たちも最高のステージでこの再会を祝いたいと思う。特別な夜になる事間違いなし。

明日!バナナホールでお会いしましょう!






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2020年 1月15日(水)  umeda TRAD
デ・オッシ presents フィエスタ・デ・縁日 [壱]

開場18:00 開演19:00 前売2500円 当日3000円(Drink別)
【Live】 デ・オッシ 城領明子 アランスミシーバンド
【Food】 タルタルクラブ(京都)
【Shop】 idea of a joke(奈良)

昔から何かとつながりの深い3組が予期せず集まりました。デオッシ、ASB、城領明子。ASBは2020年ライブ初めになります。見逃すな!

大阪梅田 umeda TRAD
大阪市北区堂山町16-3
TEL:06-7897-2450
Email: info@umeda-trad.com