3連休も終わりですね。また、明日から頑張りましょう!
※今日の記事はPCで読んで頂いた方が分かりやすいと思います。
このブログはクルマの写真が多いわけですが、どうしたらキレイに撮れるのか、イメージ通りに紹介できるのか、考えると結構悩みます。
一般的には、JPGファイルで写真をブログの記事に載せて紹介することが多いはずですが、その画像ファイルの大きさが限られていることが理由です。
デジタルカメラの画素数はここ10年くらいで、目を見張るくらいに大きくなりました。
更に、良いレンズを使用すると解像度も上がり、撮影したものをそのままRAW画像でPCなどの大きなモニターで見たときに、
イメージ通りに上手く撮れていると嬉しくなりますね。
でも、その画像をブログやSNSで紹介しようとすると「あれっ?なんかイメージと違う。」と思ったことはありませんか。
(※思わない方や理由をご存知の方は、読み飛ばしてくださいね。笑)
今日はその理由を順を追って説明したいと思います。
事例は、おなじみレヴォーグの写真です。(笑
1.
EOS5D4にレンズ EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USMを装着してRAWで撮影した時のオリジナルファイルサイズは32.2MB
2.
1.の写真を画像同サイズでJPGに書き出した時のファイルサイズが17.1MB
3.
更に、ブログ公開用の800×533サイズにリサイズした画像ファイルが284KB
つまり、オリジナルから100分の1以上ファイルサイズが小さくなりました。
画像データはピクセル情報の集まりです。画像サイズが小さくなったとはいえ、リサイズする過程でオリジナルの情報が大量にカットされてしまいます。
だから、最初見たときの画像と比べて、「あれっ?」と思うわけです。
大体は、「眠い写真」と言いますか。ピントが甘くなってしまったような画像になることが多いですね。
そんな時に、
レタッチソフト(PhotoshopやLightroom、キヤノンであればDPP4)を使用して、レタッチの最終段階でアンシャープマスクを使用すると、
眠たかった画像がシャープになって写真をある程度蘇らせることができます。
便利な機能です。
アンシャープマスクって、そのまま言葉を読むと、シャープに接頭語アンが付いているのでシャープと関係ないのでは?と思っていしまいますが、
処理のプロセスを理解すると納得できます。(^^)/
いったん元画像をアンシャープ化し(ボカします。)、元の画像とアンシャープ化した画像を比較してその差分を計算し、得た調整値を元画像に加えることでシャープ化するという事です。
なかなか利用頻度が高い機能で、
1.ここで説明した写真をリサイズすることでボケた写真を補正する効果。
2.画像にもう少しメリハリをつけたいとき。
3.撮影時のピンボケ、若干の手振れ補正をしたいとき。
に役に立ちますので、デジタルカメラで撮影した画像を現像するときには昨日や効果を理解しておくべきだと考えます。
一般的に、アンシャープマスクを設定するときのパラメーターは、ソフトで若干違いますがほとんど意味合いは同じだと思います。
Photoshop ccでのパラメーターの意味合いを記載しておきます。
※各種解説本にも載ってますので、より詳しく知りたい方はそちらを参考にしてください。
・量
大きいほどより輪郭線を強調。(シャープの効果が大きくなる)
・半径
輪郭線の強調を適用する範囲を設定。数値が小さいと輪郭のみを、大きいと画像全体を強調する。
・しきい値
アンシャープマスクの適用範囲の設定。主要被写体をシャープにしたい時には数値を小さく。
画像全体の滑らかさはそのままで、輪郭を強調したい場合は大きくなど。
なかなか、一概的にこの絵はこうだ!と言えないので、自分でいろいろパラメーターを変更して、自分好みの値を見つけることが重要です。
レタッチソフトには変更前と変更後の画像を並べて見比べる機能もありますので、その機能を活用しましょう。
事例のレヴォーグのアンシャープマスク設定値。
量70%
半径0.8pixel
しきい値0レベル
アンシャープマスク設定前
設定後の画像
グリルのスバルエンブレム、STIホイール辺りを見比べてもらうと、アンシャープマスクをかけた方が、よりシャープになって立体感が上がっているのが分かると思います。
目を見張るような効果ではありませんが、下の写真の方が「良い感じ」となるはずです。
この、「感じ」という感覚が重要だと思います。
ファイルサイズを比較すると、アンシャープマスクをかけた方が、若干ファイルサイズが大きくなります。(写真の情報が増えたという事ですね。)
アンシャープマスク800×533のJPG画像 358KB
ブログにはキレイな写真を載せたいですね。
分かりやすい作例ですね!
アンシャープマスクはよく使う機能ですが、しきい値の設定とかが、解説書見ても中々うまいこといきません(笑)
ま、単に修業が足りないだけなんですけどね。
こんばんは。
なかなか、テキトーな設定になってしまいがちですよね。笑
でも結構使っていくと、自分好みの設定が分かってきたりします。
私も修行します! 笑
おっしゃるとおりアンシャープマスクで画像が見栄え良くなりますねぇ。
しきい値とかの説明もしっかり勉強になったです。
今度設定を変えて色々試してみます。
勉強になるなんて、恐れ多いです。(*_*)
シャープ処理は画像全体に効果が出てしまうので、意図しないところにも効果が出てしまいます。
アンシャープマスクは、ピントがあってある部分に効果を出すことができるので便利ですね。
私の場合、リサイズ画像を使っているので、ある程度使いこなしたいです。
修行します。