Living in Australia

台湾生まれの祖母、日本生まれの両親、オーストラリア生まれの子ども達の三世代家族。息子はダウン症のスーパーマン!

スピーチセラピー

2010-10-15 20:05:34 | その他
昨年10月末から隔週でスタートした息子のプライベートスピーチセラピー。
一年前、ママ、パパしか言えなかったのが、今では沢山の英語、少しの日本語も話せるようになり、ST(言語療養士)の方に感謝感謝、なのだけど、ここにきてちょっとした進展が。昨年5月に面談し、Waiting listに載せてあった政府のSTを受けられるようになったとの事。最後にLunch clubに行った時に、現在のSTが足らない状況や諸事情を聞いていたので、今年はあまり期待していなかったから、嬉しさひとしお。しかもキャンセルになったスロットがあり、今日、最初のアセスメントに行ける事に。

午前10時半~12時の1時間半、基本的にはプライベートのSTさんに教えてもらっている事とあまり変わらない内容だけど、”選択肢を与えて、言葉を促す遊び方”(BlueとRedのブロックを持って、blue or red?のように)や“最初と最後を親が主導権を握って遊ぶ方法”(シーツのブランコで一曲終わるまでStopしない、再びしたい場合はmoreと言わす)など、なかなか参考になる事をみっちり教えてもらった。久し振りに息子とべったり相手をし、疲労200%だけど、息子は大喜びだし、とっても楽しかった。何より嬉しかったのは、STの方にとても褒められたこと。プライベートのSTさんに教えてもらった事をこの一年、実践してきた訳だけど、1時間半という長い時間、子どもと接している態度を見られ、どういう風にコメントされるのか、少し不安だった。でも、DADHCのSTさんのコメントはとっても優しく、「marvelous!」と言われ、とてもホッとした私。

Lunch clubでお世話になったSTさんも言ってたことだけど、私達、親は普段、子育てに関して褒めてもらえる機会が殆どない。その為、自分の子育て方法が正しい方向性にあるのか、時に自信を無くすことも少なくない。Lunch clubのSTさんは、「私達の仕事で一番大きく占める大事な仕事は、親御さんが自信を持って、とても上手に子どもを育てている事を、褒め、気付かせてあげている事。」だと言っていた。褒めて伸ばす、の西洋の教育はこんなところにも根強く反映されていて、私自身、この方針にはとっても救われていると思う。子どもの頃は、褒めて伸びるタイプと、叱らないと頑張らないタイプと2種類あるとよく言うけど、娘や息子を見ていると明らかに前者。やっぱり褒めて伸ばした方が効率が良いように感じる。大人になると、変な自尊心や知識が邪魔して、尚更だしね。


今日は娘のクラスが舞台で”Liberty bell march"他を披露

午後には、娘の小学校にちょっと顔を出し、その後、プライベートのSTさんとのセッションも入っていたので、大忙し。日本に行っていたホリデー+スクールホリデーで1ヶ月程、空いていたし、午前の疲れがどう影響するか、ちょっと不安だったけど、キャッチアップ話しをしていると、本人は遊ぶ気満々。30分のセッションの間、集中して、積極的に言葉の発音も真似しようとしていて、STさんも吃驚の成長っぷりを披露した。日本にいる間、日本語に接する機会が増え、新しい日本語をいくつか覚えてきたし、英語も1ヶ月前より、だいぶクリアーに発音できるようになってきた。最近、絵本やパズルでLabelingしていると、驚くほど沢山の言葉を既に言えるようになってきていた。こうやって、アリさんのようにコツコツ、コツコツ積み重ねることによって、いつか話せるようになってくるんだろうなぁ・・・楽しみ♪

息子とのSTは私の英語に対しての意識にも良く影響している気がする。語学が本来なぜ必要なのか、コミュニケーションとは何か、そんな基本的な事を突き詰めて考えさせられ、一番大事な核だけを教えて行く。生きて行くうえで、本当に大事なコミュニケーションが図れれば、間違えようが、正しくなかろうが、些細な事はそんなに大事でないと言うことを、、、これからも、少しずつ息子とこうやって学んでいけること、ラッキーだと思えるようになったのは、ほんの少~~~し成長かな!
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