
昨日はレディースディだったので、チャリンコに乗ってご近所映画館に『燃えよ剣』を見に行ってきた。
昔、私が色々ある司馬遼太郎さんの小説で最初に読んだのが『燃えよ剣』だった。
映画の時間内にこの小説がちゃんと収まるかな・・・と思ったが、上手くまとまってた。
多少モノローグ的なセリフは多めになるのは仕方ないでしょうね。
キャスティングが良かった。
岡田准一は大河で黒田官兵衛を演じてから一皮むけましたね。
″百姓時代のひょこひょこ走り″にも丹田にちゃんと重心がある動きをされてて、殴ったり突いたりする動きの剣さばきが、リアルだった。
H・S・Jの山田君は、沖田がとっても当たり役でした。
今まで演じてきた中で一番違和感なかったです。
鈴木亮平の近藤さんは素晴らしかった。
土方との別れの時の
「歳、自由にさせてくれ・・(中略)もう解きはなって、自由にさせてくれ」
の表情は素晴らしかった。
伊藤英明の鴨もジャイアニズムの中にも微妙に繊細さと色気があって良かった。
大河で道三ジュニアを演じてから、結構私の中で株が上がってきました。
源さん、出てくるとホッと和んだ。
村本の山崎も、今までのザキとひと味違って、かえってこのコテコテさが間者的にリアルだった。
松下君の斎藤一も変に自己主張してないのに、すごく良かった。
新納さんが近衛役でちょこっとだけ出てたよv。
この人はものすごく言葉力ありますね。
すごく伝わります。
柴咲コウのお雪さん。
凛とした日本女性をやるなら、やっぱり柴咲コウが一番はまり役ですね。
年を追うほど良い女優さんになられました。
彼女のお雪さん、良かったです。
映像も、殺陣の激しさ、和んだシーンの印象的な美しさが相乗効果で良かったです。
原作読んだ時の感動は期待せずに行こう、2時間位にまとめられちゃうしな・・・と思って見に行ったのですが、存外満足して楽しみました。
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