この詩がしみじみと～

１０代の頃にこのドラマを観ていたが、洋子役の金沢碧さんのおっぱいポロリは本人なのか？代役なのか？そんな話題に熱中していた自分を思い出す。
１０代の僕にとっては青春ドラマで、ヒロイン役の女優さんが脱いだ事実は衝撃的だった。
たぶん～当時は大人の恋の憧れだけで　このドラマを観ていたのかな？
ましてやこの主題歌の歌詞の意味などは、青春歌としてのここち良い響きだけを聴いていたように思う。

先日ＢＳジャパンで２０年後～３０年後の俺たちの旅の再放送を観たときに、数十年後にこのドラマの主題歌を再び耳にしたが、立板に水のごとく心に染み入ってきた。

たどりつけない　山の中　

かがやいたという　記憶だけで　

背中の夢に　浮かぶ小舟に　
あなたがいまでも　手をふるようだ　

演じる役者さんも、観る僕も、おっさんだ。。。



夢の坂道は　木の葉模様の石だたみ
まばゆく白い　長い壁
足あとも影も　残さないで
たどりつけない　山の中へ続いている
ものなのです

夢の夕陽は　コバルト色の空と海
まじわってただ　遠い果て
かがやいたという　記憶だけで
ほんの小さな　一番星に追われて消える
ものなのです

背中の夢に　浮かぶ小舟に
あなたがいまでも　手をふるようだ
背中の夢に　浮かぶ小舟に
あなたがいまでも　手をふるようだ

夢のかたらいは　小麦色した帰り道
畑の中の　もどり道
ウォーターメロンの　花の中に
かぞえきれない　長い年月うたた寝をする
ものなのです



俺たちの旅　中村雅俊