いろんな賞を受賞した知育玩具でして、9つのサイコロに絵柄が書いてあり、サイコロを振って出た目で自由に物語を作り、柔軟性や想像力を養うというゲームです。
いやー、嬉しいですね。
早速プレイしてみましょう。
ひとまず、オーソドックスな遊び方として、まず3つサイコロを振って、主人公の設定をします。
これなら、例えば
【むかしむかし、あるところに、とあるエルフの青年が森に住んでいました。(森)
エルフの青年は弓などを使った狩猟(弓)や、ときどき現れる大きな昆虫などのモンスター(昆虫)を倒して日々を暮らしていました】
こんな感じでしょうか。
特にルールはないので、自由にテキトーに考えてます。
次にサイコロを9つ振ります。これが全体のストーリーになるわけです。わかりやすいようにサイコロを近くに寄せて撮影しました。
これは......、難しいですね。いや、何が出てきても難しいとは思うのですが、ひとまず並べ替えてストーリーを繋いでいきます。
できました。
できあがった物語は以下です。
【早朝のことです。
エルフの青年が寝ていると(睡眠)、空から亀がやってきました(虹、亀)。自宅の前で行き倒れている亀に気づいた彼は、急いで家の中へと招き入れて介抱し、亀を椅子に座らせ、すりおろしたリンゴを皿に乗せて亀の眼の前に差し出しました(リンゴ)。
元気になった亀はお礼にと、Lという文字が乗った黄金の天びんを彼に渡しました(L、天びん)。亀は「ありがとうございました。これは黄金でできています。どうぞ、売り払ってください」
彼は釣り合っていない天びんを不思議に思いましたが、はっと閃いて口にしました。
「わかった。この天びんには正義が、勇気が足りないんだ。LはLeft、すなわち左だ。Rightがあれば左右で釣り合うし、意味も通じるぞ。」
その瞬間。
天びんは、なんと魔法の鍵へと変化しました(魔法、カギ)。驚いた2人でしたが、覚悟を決めた様子の亀は姿勢を正して彼に言いました。「なんということでしょうか。申し訳ありませんが、これは運命なのかもしれません」
彼が「どういうことだい?」と口にすると、亀は「お金を渡してすぐに去るつもりでしたが」と前置きしたあと、ゆっくりと口を開きました。
「あなたは正義の天びんによって選ばれました。実のところ、我々は今、助けを求めています。もしよろしければ力をお貸し願えませんでしょうか」
「もちろんだよ」と、彼は持ち前の正義感で胸を叩きました。さらに「困っているのならば見過ごせないよ」と、笑顔で言ったのです。
するとどうでしょう。
彼と亀の近くに、魔法の鍵穴が出現しました(カギ穴)。エルフの青年である彼は自慢の弓と矢筒を背負い、鍵穴へと魔法のカギを差し込みました。
カチャリと音がした途端のことです。眩しいほどの光が彼と亀を包み込みんだかと思うと、驚くべきことに彼らの姿が消えてしまったのです。
そうしてエルフの青年は空の世界へと旅立ちました。エルフ歴11029年3月。それが、彼にとっての運命の日でした。】
こんな感じでしょうか。
面白いゲームですね。
めちゃくちゃ頭を使います。軽く物語を考えるのなら時間かからないのですが、文章にするとなると難しいですね。
軽い気持ちで購入しましたが、これはなかなかスゴイ買い物かもしれません。
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