チュース!
8月1日から2日の未明にかけて、富山は大空襲の記念日です。
最近、八尾に疎開していた吉井勇の「続北陸日記」が公開され、文中の富山大空襲の記述が、胸を打ちます。
8月1日午後11時半、間借りしていた部屋で爆音を聞き、すぐに八尾から富山市街を見渡せる城ヶ山に登った吉井勇が見た光景は、
「蹶起(けっき)して外に出づれば富山の空仄(ほの)かに赤し」
「山腹より見れば暴爆中の富山は既に半猛火に包まれゐたり。高射砲の彈音(だんおん)、爆彈の裂音、等交錯して聴こえ、火焔(かえん)は見る見る全市を蔽(おお)ひ、その悲惨なる光景は、さながら地獄変相図を見るが如し」
「概然(がいぜん)として凝立すること多時」
その場で身じろぎせず、3時間近く立ち尽くしたことをつづっている。
富山市戦災状況一覧
死者 | 重傷者 | 軽傷者 | 罹災人口 | 罹災世帯 |
---|---|---|---|---|
2275 | 1900 | 6000 | 109592 | 24914 |
軍需工場ではなく市街地に対して空襲が行われ、広島、長崎への原子爆弾投下を除く地方都市への空襲としては最も被害が大きかった。
軍需工場「不二越」を抱える軍需地方都市として、空襲の標的とされたのに、
それなのに去年の7月、不二越の本間博夫会長は…
「富山生まれの人は閉鎖的な考え方が強いから採らない」
「閉鎖された考え方が非常に強いです。偏見かも分らないけど強いです・・・ただしワーカーは富山から採ります」
富山の人間をダラにした、悪鬼羅刹の如き本間博夫!
今夜は、空襲で亡くなった人を偲ぶ、神通川納涼花火大会です。
いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを (吉井勇作詞 ゴンドラの歌)
♬命短し恋せよ彩芽 紅き唇褪せぬ間に…
チャオ(^.^)/~~~またね~( ´Д`)ノ~バイ お気軽にコメント、どうぞ_(._.)_