Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

滴翠美術館で秋うらら~

2018年11月20日 13時48分09秒 | 美術館・博物館etc.
★滴翠美術館 サイト
 秋季展『秋うらら』 ※9月11日(火)〜12月9日(日)

 1年ぶりの訪問。

 「春うらら~」はよく耳にするけれど、「秋うらら」は聞いたことない。

 でも、訪れた日はとても紅葉がきれいで、暦の上では初冬なんだけど、秋のいい雰囲気だった。

 

 第1展示室は秋草文や紅葉の文様のお茶碗など多し。

 そして、今回は第2展示室がすばらしかった。

 茶箱一式が3セット

 先ずは時代籐組茶箱一式 ←いわゆる「御所籠」
  収まるのは旦入作の赤楽茶碗に、細い象牙の茶巾筒、籐製の茶筅筒(籐の網目が細かい)、菊蒔絵の棗(キンキラキン)、象牙の茶杓

 次は桐木地の蔦檜扇蒔絵茶箱 ←三段重箱くらいの大きさ
  青木木米作の色絵菊夕顔文茶碗に丹波焼の尻張茶入、呉州染付の振出、瓢蒔絵の茶筅筒、モウル建水(筒っぽい形)、了全作の青釉金彩茶巾筒。
  象牙の茶杓に蒔絵青貝の鈴虫文香合(←小さい!)

 極めつけは箪笥(タジ)茶箱 (本願寺伝来)
  仁阿弥道八の三島写の平茶碗に染付雲華文茶巾筒、瓢建水、象牙鉄刀木芋茶杓(←見た目は材質がわからない)、仁清の細茶入、木地の茶筅筒、黒棗

  いやはや、眼福だった。
 
 

 で、御機嫌さんで阪急の芦屋川駅に戻り、そのまま普通で神戸三宮駅へ。

 途中、阪急御影駅も通ったけど、スルー。

☆香雪美術館←御影の方! サイト
 企画展『川喜田半泥子を育てた名品―石水博物館の茶道具―』 ※10月13日(土)〜12月23日(日)

 まったく、頭の中から抜けて落ちていた。
 (半泥子展は何回は鑑賞したことあるけど、あんまり好みじゃないんだよね。
  だから、石水美術館も行ったことないし。
  なので、念頭からすっぽり抜け落ちたのだろ~)

 当日は茶室見学もあって、ちょうど帰省の日程に合うから申し込もうかどうしようかと迷って、
 時間の制約を受けるのが面倒で申し込まなかったのだった。

 まぁ、茶道具の美術館めぐりを10年以上続けていると、だんだん好き嫌いがはっきりしてくる。


★滴翠美術館バックナンバーリスト
 2017年9月 秋季展『渡来の茶道具』
 2016年11月 秋季展『奏でる茶』
 2015年10月 秋季展『三名窯展~上野・高取・唐津~』 
 2015年4月 春季展『麗色の薩摩焼』
 2014年11月 秋季展 開館50周年記念 山口吉郎兵衛コレクション『利休と樂焼』
 2014年6月 春季展 開館50周年記念 山口吉郎兵衛コレクション 『京焼』
 2013年10月 秋季展『茶陶を賞でる』
 2010年5月 春季展『茶碗に添えて ~茶入と茶杓~』
 2009年11月 開館45周年記念『秋の優品展』
 2009年5月 開館45周年記念「春の優品展」
 2008年10月 「秋季 茶碗展 ~国焼を中心に~」
 2008年5月 「春季 茶碗展」~楽焼・京焼を中心に~

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