開館45周年記念『秋の優品展』
滴翠美術館 ※11月29日(日)まで
アクセスがいいとは云いかねる。(←阪急神戸線で普通しか停まらない芦屋川)
駅からも急な坂道を登らなきゃならないし、建物は広くもないし、古いし~。
でも、駐車場は満杯
それなのに、展示室にいるのはワタシだけ~
だけど、ワタシはなぜかこの美術館が大好きで、すっかりリピーター。
(これで4度目の訪問ダ)
魅力は毎回ちゃんと茶道具が展示してあるのと
コレクションの品がよくて、「おっ」と目を引く逸品が必ずあること。
つまり、ハズレがない。
「わざわざ行く価値が十分にある」と思えるから。
というわけで、今回も楽しめた。
まずは明堂宗宣筆の千利休像。
長谷川等伯が描く利休さんとは違って、穏やかな表情が印象的。
大徳寺429世(1768-1837)だから、あくまで想像で描いたものだけど、
千家のどなたか(何代目かの家元?)をモデルにしたのだろうか。
心の中の利休像を描いたのだろうか。
肖像画を見るものの想像力を掻き立てられる感じ
本阿弥光悦の蒔絵の両紙箱に、やはり光悦筆の巻物。
(やっぱり、雅で器用な方だったのねぇ)
仁阿弥道八作にしては地味な茶碗~と思ったら、絵は別の方が描いていた。
絵唐津の沓形の茶碗のゆがみも面白い。(織部を真似たのかしら)
長次郎作の赤楽茶碗、銘「勾当」。
ん? 以前、楽美術館で黒楽の「勾当」を観た。赤もあったのか。
初期の京焼の一つ、御菩薩焼の袋形水指。ツマミが風呂敷の結び目の形。
道八の染付俵形の水指も、内側に七福神が描かれていて、カワイイ。
花入は古信楽の「うずくまる」。たしかに。
あと、三田青磁の姫瓜形。
三田市の「三田」。三田焼って、丹波に近いからそういう系統かと思いきや、青磁も焼いてたのかぁ
他には乾山の手の鉢は形がユニーク。
慶入の七宝透青瓢の杓立は青に金が美しい。
あとはカルタと羽子板の展示があったけど、こちらはよくわからないからサラッと。
小さな美術館だけど、たぶん4回とも同じものは出ていないように思う。
来年はどんな展示があるのか、とても楽しみ
【当ブログにおける滴翠美術館訪問記】
2009年5月 開館45周年記念「春の優品展」
2008年10月 「秋季 茶碗展 ~国焼を中心に~」
2008年5月 「春季 茶碗展」~楽焼・京焼を中心に~
滴翠美術館 ※11月29日(日)まで
アクセスがいいとは云いかねる。(←阪急神戸線で普通しか停まらない芦屋川)
駅からも急な坂道を登らなきゃならないし、建物は広くもないし、古いし~。
でも、駐車場は満杯
それなのに、展示室にいるのはワタシだけ~
だけど、ワタシはなぜかこの美術館が大好きで、すっかりリピーター。
(これで4度目の訪問ダ)
魅力は毎回ちゃんと茶道具が展示してあるのと
コレクションの品がよくて、「おっ」と目を引く逸品が必ずあること。
つまり、ハズレがない。
「わざわざ行く価値が十分にある」と思えるから。
というわけで、今回も楽しめた。
まずは明堂宗宣筆の千利休像。
長谷川等伯が描く利休さんとは違って、穏やかな表情が印象的。
大徳寺429世(1768-1837)だから、あくまで想像で描いたものだけど、
千家のどなたか(何代目かの家元?)をモデルにしたのだろうか。
心の中の利休像を描いたのだろうか。
肖像画を見るものの想像力を掻き立てられる感じ
本阿弥光悦の蒔絵の両紙箱に、やはり光悦筆の巻物。
(やっぱり、雅で器用な方だったのねぇ)
仁阿弥道八作にしては地味な茶碗~と思ったら、絵は別の方が描いていた。
絵唐津の沓形の茶碗のゆがみも面白い。(織部を真似たのかしら)
長次郎作の赤楽茶碗、銘「勾当」。
ん? 以前、楽美術館で黒楽の「勾当」を観た。赤もあったのか。
初期の京焼の一つ、御菩薩焼の袋形水指。ツマミが風呂敷の結び目の形。
道八の染付俵形の水指も、内側に七福神が描かれていて、カワイイ。
花入は古信楽の「うずくまる」。たしかに。
あと、三田青磁の姫瓜形。
三田市の「三田」。三田焼って、丹波に近いからそういう系統かと思いきや、青磁も焼いてたのかぁ
他には乾山の手の鉢は形がユニーク。
慶入の七宝透青瓢の杓立は青に金が美しい。
あとはカルタと羽子板の展示があったけど、こちらはよくわからないからサラッと。
小さな美術館だけど、たぶん4回とも同じものは出ていないように思う。
来年はどんな展示があるのか、とても楽しみ
【当ブログにおける滴翠美術館訪問記】
2009年5月 開館45周年記念「春の優品展」
2008年10月 「秋季 茶碗展 ~国焼を中心に~」
2008年5月 「春季 茶碗展」~楽焼・京焼を中心に~
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