Akatsuki庵

日々と向き合って

大徳寺・総見院

2011年01月31日 10時37分14秒 | 茶室
今回の旅行のメインは「京の冬の旅」非公開文化財特別公開の見物。→サイト
これを見るのが目的で京都へ行ったのではないんだけどね
1月の終わりなんて、京都では何にも行事ないし、寒いし、オフシーズンもいいとこ
前回、町家のお宿に泊まった時に「真冬なら、どーなんだろ?」と思った。
一番寒い時期に泊まって好印象だったら、ホントによいお宿なんだろうなぁってね。
てなことで、“日程ありき”。
最初に宿と行き帰りの足を抑えてから、観光先を探した。

“冬の特別公開”は今回で45回目を迎えるという。
冬に限らず、秋も秋も夏もそれぞれ期間を決めて「特別公開」はやっているので、
これまでにも、たまたま“恩恵”を受けたことはあったと思う。
意識して回ったのは、、、、2回目、かな。
(いわれてみれば、関西に住んでいた頃に茶道の先生と茶室見学バスツアーに参加した。
今思えば、あれは冬の特別公開だった。たしか、妙心寺の茶室を見物したっけ)

そんな意識をあったせいか、特別公開のリストを見ていたら「茶室」が目についたので、
「去年はあまり茶室見物フリークしなかったしなぁ」と、今回はコレをメインにしたワケ

で、午前中に茶道具鑑賞を済ませた後、最初にやってきたのが大徳寺の総見院。

利休さんや千家一族のお墓がある聚光院のオトナリの塔頭。

実は初めてではない
昔、やはりお茶の先生と一緒に毎月28日の月釜で訪れたことがある。
たしか、8月。残暑厳しい中を待合でずーっと待っていたら、突然に家元が顔出したり、
席中の場所取りでは他のお客様のお尻で弾かれ、思った席がキープできなかったり

ココでの“目玉”の織田信長の坐像もあの時に見た。
昨夜、大河ドラマ「江」の「紀行」編でも紹介されてたねこちら

茶室は3つ棟あって、外から見学。
いずれも大正、昭和初期、戦後とそんなに古くないので、あんまし興味がわかなかった。

月釜でつかわれるのは一番手前の「香雲軒」だったかな。
 
ワタシが訪れたのは十数年前だから露地などの記憶はなく、新鮮な思いで見物できた。

趣があってステキなたたずまいの露地。

塀越しに聚光院の屋根、遠くには雪をかぶった比叡山も眺望できた。

最期に隣の墓地へ。
ココは檀家の方々がお墓参りに来られる関係で、非公開の時もこそっと入ることができる。
(大昔、高校生の時に初めて大徳寺を訪れて、どーしても信長のお墓が見たくて足を踏み入れたなぁ

比叡山がよく見えた。

織田信長公とその一族のお墓の写真はコワくて(?)撮影せず。
20年ほど前、正室の濃姫(帰蝶)のお墓が見つかったと話題になったけど、あれは?
と配置図を見て、前に立っている。
意外と近い。
没年は慶長17年。1612年だから、本能寺の変以降30年も生きたワケか。
と、ちょっと感慨に浸る。

茶室見物はちょっと消化不良気味。
次に期待しよーと玉林院へ向かった。

※今回、どういう順番で紹介しようかと迷って、それで更新が遅れました
 考えた結果、まずは茶室巡りから紹介することにしました。
 茶室も京都クラスになると文化財ですから、美術館のお道具を同じくらいの価値があります。
 向こう数日間、しばしお付き合いいただけると有り難いデス。

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2 コメント

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いいね (時流庵)
2011-01-31 15:33:26
いいね。 信長の父君は黄梅院にある

お茶室 楽しみだねぇ
返信する
黄梅院 (Akatsuki)
2011-01-31 18:09:40
時流庵さん
小林太玄さんがいらっしゃる黄梅院は今回は公開の対象ではなかったので、パスです。
返信する

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