Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

武家と茶の湯

2019年11月24日 10時41分01秒 | 美術館・博物館etc.

☆香雪美術館 サイト
『武家と茶の湯』 ※12月20日(金)まで

近くはちょいちょい通っていたし、中之島がオープンしてからはよく訪れていたので
そんなに御無沙汰感はなかったのだけど、2年ぶりだった。

「あれ? なんで昨秋は行かなかったんだろ?」と思って確認したら、昨秋は半泥子展だったから。←そんなに好きじゃない。

今回はThe!香雪っ!なラインナップ。第1章は戦国大名と利休七哲

利休の消息。それから利休丸壺、薬師院肩衝、籠花入「桂川」と香雪の所蔵品といったらコレ!というお道具が並ぶ。
加えて白天目茶碗(瀬戸・美濃、紹鴎から秀吉、三斎の伝来、白釉薬、貫入、口廻りが鯨)、瀬戸肩衝「堪忍」←唐物と思われていたらしい

秀吉の茶杓も珍しいナと思った。

第2章は小堀遠州 特に印象に残った南蛮の脇水指。

第3章は松平不昧 原羊遊斎の菊蒔絵大棗

第4章は大名家の茶の湯
酒井抱一の十二か月を描いた絵を眺めつつ、仁清の茶碗や香合にホッとした。
どれも見慣れた懐かしいお道具のため、眺めているとなんだか眠くなってしまい←夜行バスで京都について、奈良へ寄ってからだったので
茶室の展示室前の竹の手すりに右手をかけて目線を畳みに座った辺りに合わせて鑑賞しながら、しばらく眠ってしまった。←3分ほど?

同じ道具を観ていても、中之島とはまた違う感覚になる。
御影は行くのに少し不便ではあるけれど、ここにはここの良さがある。

来年もまた再訪したい。

★香雪美術館バックナンバーリスト
2017年10月 『利休と剣仲 千利休と藪内剣仲 ー侘数寄の心』→こちら
2016年12月 『野々村仁清とその時代』→こちら
2016年8月 『没後25年 中川一政 心の太鼓が鳴りわたる』→こちら
2016年2月 『所蔵品展2016』→こちら
2015年11月 『竹の美 茶道具を中心に』→こちら
2015年10月 『筑前・黒田家が伝えた名宝~福岡市美術館のコレクションより~』(後期)→こちら
2015年8月 『筑前・黒田家が伝えた名宝~福岡市美術館のコレクションより~』(前期)→こちら
2014年12月『大名茶人 松平不昧の好み』→こちら
2013年12月『「茶人 村山香雪』→こちら
2012年11月『江月・遠州 寛永文化と茶人』→こちら
2012年10月『人間国宝・江里佐代子の截金 康慧とともに伝える荘厳の美』→こちら
2012年5月『狩野派の絵画 室町から明治まで』→こちら
2011年12月『点前座の茶道具』→こちら
2009年秋『茶の湯 名碗のいろいろ 唐物・高麗・和物を一堂に』→こちら
2008年春『京焼の華 永楽家歴代の名品』→こちら
2007年秋『茶入・棗の名品』→こちら


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