春季展『唐物と室町時代の美術』
畠山記念館 サイト ※6月17日(日)まで
4月に一度訪れてはいたんだけど、茶会の直後で連れもいたので、今ひとつ集中出来なくて
どうせなら、展示が入れ替わった後期を見ようかということで、こちらも会期終了間近の再訪となった。
夏場は午後5時まで開館している。(入館リミットは4時半)
たった30分だけど、私にとってはとても有り難い。
掛け物類は総入れ替え。
まず見たのが関戸本古今集切。
「あれ? 見覚えがあるというか懐かしい感じ?」
なんのことはない。畠山記念館の入館チケットはコレだったのだ
今回の林檎花図(伝趙昌筆)。今回の目玉の一つ。
リアルで優しい色使いもいいけれど、収納してある箱を包んでいる更紗もよかった。
禾目の天目茶碗の流れた釉薬がやっぱりスゴイ。
唐物鶴首茶入「養老」、今回は挽家を収納する袋が気になった。
灰色で「鼠皮」とある。
これはネズミの皮で出来ているのだろうか。
見た目は緞子のような厚い布地にも見える。ネズミ色だからなののうだろうか。
事務室に声をかけて質問していた。
皮素材ではあるのだろうけど、おそらく鹿だろうとのこと。(つまり、色合いからこういう呼び方している)
「大正名器鑑の記載に合わせているんです」
少し離れたところに展示してある大正名器鑑、その頁が開いてして、確かにそう書いてあった。
前回、記憶がスルーしてしまった星肩衝(唐物肩衝茶入『星』)もちゃんと見た
目にしたら、「あぁ、前回もちゃんと確かに見てたんだけどなぁ」
松屋肩衝や油屋肩衝に匹敵するような貫禄。まぁ、どっぷりとした形。
来歴もすばらしい。秀吉→宗湛→加藤清正→徳川頼宣→綱吉
隣の砂張釣花入「針屋舟」にも、今回は目が停まった。
こちらも前回も見たけど、「ふうーーーん」という感じでスルーしちゃった。
説明書きを読む。
「天下三舟の一つ」とある。ん?なんか記憶が
あとの2つは「松本舟」(泉屋博古館蔵)と「淡路屋舟」(野村美術館蔵)という。
泉屋さんはさっき訪れた。今回はテーマも違い出ていなかったけど、過去の展覧で見たかもしれない。
野村さんもよく訪れるので、見た可能性はあるようなぁ。
本当は過去のファイルを捲って展示リストを点検するのがいいのだけど、
面倒なので、当blogで検索をかける
まず昨夏(2011年夏)の湯木美術館で「天下三舟」というのがあることを知っていた→こちら
「淡路屋舟」も2011年5月に見ていた→こちら
この時も唐物の展覧会。(幅広だなぁという感想で、天下三舟と呼ばれるほど立派なものとは気づいていなかった)
まぁ、そんな感じで同じ展覧会でも1回目と2回目では目のつけどころが変わるし、
わからないなりにも、とりあえず見ておいて書き留めることで、後になって参考になることもある。
茶室のところに生けてあった花、脇に花の名前が書かれてあって。
これも、ついさっき見かけた花。
びよう柳かと思ったけど、金糸梅だったことに気づかされた。
帰り道、国道のところで信号待ちしていたら、脇の雑草が目についた。
あれ?
これって、琉球月見草じゃん。
どう見ても、わざわざ植えたのではなくて、種が飛んできて生えちゃった~って感じ。
そういえば、亡き先生のお宅にも今年やったら咲いていた。
去年はこんなになかった。
そっか、琉球月見草は繁殖力が強いのか。
道端の花をみても、茶花を思えるようになったのも、茶道を習った効果だね
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★畠山記念館バンクナンバーリスト
2012年4月→『唐物と室町時代の美術』(前期)
2012年1月→『畠山即翁の茶会―光悦雪峯茶碗を中心に―』
2011年11月→『茶人 畠山即翁の美の世界』
2011年9月→『明代陶磁の魅力』
2011年6月→ 『国宝 離洛帖と蝶螺鈿蒔絵手箱』
2011年2月→ 『生誕250年 酒井抱一-琳派の華』
2010年11月→『織部が愛した茶碗 高麗・割高台』その2
2010年10月→『織部が愛した茶碗 高麗・割高台』その1
2010年8月→『涼を愉しむ-書画・茶器・懐石道具-』
2010年5月→『茶の湯の美-数寄のかたちと意匠-』
2010年2月→『懐石のうつわ -向付と鉢を中心に-』
2009年10月→『戦国武将と茶の湯 -信長・秀吉ゆかりの品々-』
2009年4月→『畠山記念館名品展 季節の書画と茶道具』
2009年2月→『冬季展 日本の春-華やぎと侘び』
2008年10月→『益田鈍翁 -心づくしの茶人-』
2008年8月→『夏季展 夏のやきもの -金襴手・万暦赤絵・古赤絵・南京赤絵』
2008年4月→『細川井戸と名物茶道具』
2008年3月→『花によせる日本の心 -梅・桜・椿を中心に』
2007.12月→『茶の湯の美 -利休から宗旦へ-』後期
2007.11月→『茶の湯の美 利休から宗旦へ』前期
畠山記念館 サイト ※6月17日(日)まで
4月に一度訪れてはいたんだけど、茶会の直後で連れもいたので、今ひとつ集中出来なくて
どうせなら、展示が入れ替わった後期を見ようかということで、こちらも会期終了間近の再訪となった。
夏場は午後5時まで開館している。(入館リミットは4時半)
たった30分だけど、私にとってはとても有り難い。
掛け物類は総入れ替え。
まず見たのが関戸本古今集切。
「あれ? 見覚えがあるというか懐かしい感じ?」
なんのことはない。畠山記念館の入館チケットはコレだったのだ
今回の林檎花図(伝趙昌筆)。今回の目玉の一つ。
リアルで優しい色使いもいいけれど、収納してある箱を包んでいる更紗もよかった。
禾目の天目茶碗の流れた釉薬がやっぱりスゴイ。
唐物鶴首茶入「養老」、今回は挽家を収納する袋が気になった。
灰色で「鼠皮」とある。
これはネズミの皮で出来ているのだろうか。
見た目は緞子のような厚い布地にも見える。ネズミ色だからなののうだろうか。
事務室に声をかけて質問していた。
皮素材ではあるのだろうけど、おそらく鹿だろうとのこと。(つまり、色合いからこういう呼び方している)
「大正名器鑑の記載に合わせているんです」
少し離れたところに展示してある大正名器鑑、その頁が開いてして、確かにそう書いてあった。
前回、記憶がスルーしてしまった星肩衝(唐物肩衝茶入『星』)もちゃんと見た
目にしたら、「あぁ、前回もちゃんと確かに見てたんだけどなぁ」
松屋肩衝や油屋肩衝に匹敵するような貫禄。まぁ、どっぷりとした形。
来歴もすばらしい。秀吉→宗湛→加藤清正→徳川頼宣→綱吉
隣の砂張釣花入「針屋舟」にも、今回は目が停まった。
こちらも前回も見たけど、「ふうーーーん」という感じでスルーしちゃった。
説明書きを読む。
「天下三舟の一つ」とある。ん?なんか記憶が
あとの2つは「松本舟」(泉屋博古館蔵)と「淡路屋舟」(野村美術館蔵)という。
泉屋さんはさっき訪れた。今回はテーマも違い出ていなかったけど、過去の展覧で見たかもしれない。
野村さんもよく訪れるので、見た可能性はあるようなぁ。
本当は過去のファイルを捲って展示リストを点検するのがいいのだけど、
面倒なので、当blogで検索をかける
まず昨夏(2011年夏)の湯木美術館で「天下三舟」というのがあることを知っていた→こちら
「淡路屋舟」も2011年5月に見ていた→こちら
この時も唐物の展覧会。(幅広だなぁという感想で、天下三舟と呼ばれるほど立派なものとは気づいていなかった)
まぁ、そんな感じで同じ展覧会でも1回目と2回目では目のつけどころが変わるし、
わからないなりにも、とりあえず見ておいて書き留めることで、後になって参考になることもある。
茶室のところに生けてあった花、脇に花の名前が書かれてあって。
これも、ついさっき見かけた花。
びよう柳かと思ったけど、金糸梅だったことに気づかされた。
帰り道、国道のところで信号待ちしていたら、脇の雑草が目についた。
あれ?
これって、琉球月見草じゃん。
どう見ても、わざわざ植えたのではなくて、種が飛んできて生えちゃった~って感じ。
そういえば、亡き先生のお宅にも今年やったら咲いていた。
去年はこんなになかった。
そっか、琉球月見草は繁殖力が強いのか。
道端の花をみても、茶花を思えるようになったのも、茶道を習った効果だね
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2011年9月→『明代陶磁の魅力』
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2011年2月→ 『生誕250年 酒井抱一-琳派の華』
2010年11月→『織部が愛した茶碗 高麗・割高台』その2
2010年10月→『織部が愛した茶碗 高麗・割高台』その1
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2009年2月→『冬季展 日本の春-華やぎと侘び』
2008年10月→『益田鈍翁 -心づくしの茶人-』
2008年8月→『夏季展 夏のやきもの -金襴手・万暦赤絵・古赤絵・南京赤絵』
2008年4月→『細川井戸と名物茶道具』
2008年3月→『花によせる日本の心 -梅・桜・椿を中心に』
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