開館45周年記念『畠山記念館名品展 季節の書画と茶道具』
前期:5月14日(木)まで
後期:5月16日(日)~6月21日(日)まで
(ただし、茶道具の入れ替えはなく全期間)
備前の火襷が素朴でいい感じの水指や彫三島のお茶碗など。
主道具のケースは遠州がテーマみたいだった。
茶杓は遠州作の銘「青苔」。
瀬戸茶入にそっていた仕服は遠州緞子。(小堀家の家紋が刺繍されている)
珍しい(?)ところでは尾形光琳作の茶杓。
小ぶりの井戸茶碗の銘が「江岑]。
表千家の江岑宗左が所持してた~という来歴だった(と思う)。
藤重作の金輪寺茶器にそっていた仕服が古渡り更紗だったり、
底面取の土風炉が妙に迫力あったり、
芦屋の筒釜が家康所持で紀州徳川家に伝わったものだったり。
やはり、「おっ」というラインナップで面白かった。
掛け物の方はほとんどが前期と後期の入れ替えあり。
それだけ季節感を大切にしているからだと思われる。
酒井抱一の芍薬に燕図(十二ヶ月花鳥図より)がよかったな。
訪れた日、たまたまお茶室で茶陶展が開催中だった。
『桃山志野現代に焼く 藤田登太郎 茶陶展』
志野なのに、窯は愛媛の新居浜。
大ぶりで肉厚な志野茶碗が多かった。
志野以外も井戸や萩、黄瀬戸、瀬戸黒がちょこちょこ。
触れながら拝見できるので、おもしろかった。
印象的だったのは井戸茶碗ぽい雰囲気の銘『大徳寺』。
「あれは有名な井戸茶碗の写しですかぁ?」と質問したら、「違います」。
30年くらい前、大徳寺の孤篷庵所蔵の喜左衛門井戸を観る機会があった。
その時の印象を茶碗にしたもの。
だから、“写し”というわけではない。
ナルホド。
確かに、オレンジっぽい色合いは写真で観た喜左衛門井戸と似ているけど、
形は違うように感じたので、ナットク。
ところで、会場の茶室は翠庵と明月軒。
2年前に開かれたお茶会に客として訪れた際に入ったことはあったけど、
全体像は間取り図のみしか知らなかった。
水屋も見学できたり、茶道口から入ってみたり、点前座に座ったり。
“ひとり茶会ごっこ”もして、ちゃっかり遊ばせてもらっちゃった。
前期:5月14日(木)まで
後期:5月16日(日)~6月21日(日)まで
(ただし、茶道具の入れ替えはなく全期間)
備前の火襷が素朴でいい感じの水指や彫三島のお茶碗など。
主道具のケースは遠州がテーマみたいだった。
茶杓は遠州作の銘「青苔」。
瀬戸茶入にそっていた仕服は遠州緞子。(小堀家の家紋が刺繍されている)
珍しい(?)ところでは尾形光琳作の茶杓。
小ぶりの井戸茶碗の銘が「江岑]。
表千家の江岑宗左が所持してた~という来歴だった(と思う)。
藤重作の金輪寺茶器にそっていた仕服が古渡り更紗だったり、
底面取の土風炉が妙に迫力あったり、
芦屋の筒釜が家康所持で紀州徳川家に伝わったものだったり。
やはり、「おっ」というラインナップで面白かった。
掛け物の方はほとんどが前期と後期の入れ替えあり。
それだけ季節感を大切にしているからだと思われる。
酒井抱一の芍薬に燕図(十二ヶ月花鳥図より)がよかったな。
訪れた日、たまたまお茶室で茶陶展が開催中だった。
『桃山志野現代に焼く 藤田登太郎 茶陶展』
志野なのに、窯は愛媛の新居浜。
大ぶりで肉厚な志野茶碗が多かった。
志野以外も井戸や萩、黄瀬戸、瀬戸黒がちょこちょこ。
触れながら拝見できるので、おもしろかった。
印象的だったのは井戸茶碗ぽい雰囲気の銘『大徳寺』。
「あれは有名な井戸茶碗の写しですかぁ?」と質問したら、「違います」。
30年くらい前、大徳寺の孤篷庵所蔵の喜左衛門井戸を観る機会があった。
その時の印象を茶碗にしたもの。
だから、“写し”というわけではない。
ナルホド。
確かに、オレンジっぽい色合いは写真で観た喜左衛門井戸と似ているけど、
形は違うように感じたので、ナットク。
ところで、会場の茶室は翠庵と明月軒。
2年前に開かれたお茶会に客として訪れた際に入ったことはあったけど、
全体像は間取り図のみしか知らなかった。
水屋も見学できたり、茶道口から入ってみたり、点前座に座ったり。
“ひとり茶会ごっこ”もして、ちゃっかり遊ばせてもらっちゃった。
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