Akatsuki庵

日々と向き合って

vol.99もとよりも…

2009年12月25日 00時04分26秒 | 利休百首
利休百首その九十九「もとよりもなきいにしへの法なれど今ぞ極る本来の法

直訳すれば「昔はなかった法を今定める」という意味になる。
「いにしへ」とは利休さん以前の時代。
つまり、鎌倉時代から室町時代ダ。
この頃のお茶は闘茶や茶礼(←四つ頭のような)といった喫茶的な要素強いし、
闘茶に至ってはゲーム的な要素というか、ギャンブルだからねぇ。

昔は遊び的な茶が法だったけけど、これから精神性の高い茶の湯を極めることを目指し、
この路線を本来の茶道の法にします。
ということになろうか。

いよいよリーチだ

思いながら、来年は何を読もうかと悩んでいる。
最初は南方録を読もうかと思っていたんだけど、15,750円と高いしねぇ。
この前読んだ「茶の湯の歴史」の本でボロクソにけなされていたので、
つい、完全現在語訳のために取って置いたを塗り椀に回してしまった

代わりに山上宗二記は岩波文庫本を買ったのだが、ちらっと読んでもさっぱりわからん。
おまけに、区切りがつけにくい。
無難なところで、今年発売された『茶道をめぐる歴史散歩』(井上辰雄著 遊子館)。
ちょうど100項目あるので、こちらを読み進めつつ、
自分の経験や鑑賞した時のことを織り交ぜて書いてみようか。
そうこうしているうちに茶道辞典も出るから、そちらへシフト?
茶道をめぐる歴史散歩 (遊子館歴史選書)
井上 辰雄
遊子館

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