Akatsuki庵

日々と向き合って

vol.92茶を点てば…

2009年12月04日 06時59分59秒 | 利休百首
利休百首その九十二「茶を点てば茶筅に心よくつけて茶碗の底へ強くあたるな

茶筅の使い方についての注意。
要するに、茶筅は竹でできていて、竹は弾力性があるから、
一方的に力を入れるのではなく、竹の弾力性を利用しなさい。
という意味。

解説書には濃茶を練る場合の注意について書かれてあるけど、
ワタシは薄茶点てについて思い当たることがあるんだよネ。

以前、体験コーナーの手伝いをしたこと。
「初めて抹茶を点てる」という行為に緊張しているのか、
来るヒト、来るヒト、みーーーーんな、押し付けるようにして点てようとしていた。
「だ、ダメ~ 茶筅の先が痛んじゃう
もっと、軽く。手首のスナップを使って、茶筅を振ってください」

子供なんか、力任せに押し付けるからなぁ。
ヒヤヒヤした。

お茶を習い始めた頃、自分も押し付けてたのかなぁ?
覚えてない。
ただ、茶歴が長くなるとともに、点てる機会が増えるとともに、
自宅の茶筅の保ちは長くなっている。

ちなみに、濃茶練る場合に力が入るか
まぁ、稽古では多くても5人分しか練らないから、
力を入れなきゃならないほど手こずった経験はない。

「竹の弾力性を利用して」か。
一応、教える場合のコツとして覚えておこう。

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