Akatsuki庵

日々と向き合って

尾張徳川家の至宝

2024年07月14日 07時54分52秒 | 美術館・博物館etc.

『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』 サントリー美術館
※9月1日(日)まで

サントリー美術館の前回の展覧会(コレクション展 名品ときたま銘品)ちょもGWの前半に鑑賞していたんだけど、
感想記を書きそびれてしまった~

春先に美術館から通知が届かなくて「期限に間に合わないなら会員やめます!」となりそうだったメンバーズ。
速達で届けてもらってギリギリで6,000円で継続手続きができた。
(現在は年会費7,000円。最初は5,000円だったのにぃ)

なので、開催される展覧会は全部行くぞ!という気持ちが強い。
強すぎて、何の出し物かを確認もせずに(つまり、予習もせずに)行っちゃう。
だから、頭の整理ができなくて、結果として感想が書けない~という感じ。

実は今回もほぼそんな感じ。
事前に届いた案内メールで「連休中に行こう」と思った。
が、東京ミッドタウンの前まで来て「はて。今回は何の展覧会だっけ」

入口まで来て、並んでいたら係員の方が「今回は展示品も空間も撮影不可です」と案内している。
へぇ。珍しいなぁ。

入場の際に看板?見て、ようやく「そうだ。尾張徳川家だったワ」と。

こんなんで、真面目に鑑賞できるのか!
はなはだ心もとないところだが、名古屋の徳川美術館へは3度訪れているし、
11年前に江戸博で開催された(なぜか)同名の展覧会も訪れているからね。→こちら

とはいうものの、主に茶道具ばかり鑑賞してきたので、
最初の肖像画や刀剣の展示に「ん? 見慣れた感がないなぁ」(当たり前)

それを引きずって、茶道具のコーナーに入っても「茶壺『金花』? 知らん~」
花入「杵のをれ」や香炉「千鳥」が出てきて、ホッとした。

でも、茶道具類であっても結構忘れちゃってるな~。反省。

さすが格式の高い御三家だけあって、香道具が充実。
歴代の奥方様が嫁入り道具として持参したものだと思われるが、
意外と奥方様の実家の説明書きがないんだよねぇ。

打ち掛けや能装束など衣装の質と技術の高さもすごくて、
こういうものも今まで鑑賞してこなかったから新鮮な印象。

系図をみても江戸後期に入ると初代の義直の血筋は途絶えちゃって、
将軍家(吉宗以降だから紀伊徳川家)や御三卿から養子を迎えて存続していた。
ってのも、意外だなーと思っちゃった。

最後に源氏物語絵巻。
説明書きをみて、平安時代~紫式部の時代から1世紀下った院政期の作と知る。
たしか、名古屋でも1度は鑑賞したし、五島美術館では何度も鑑賞してきたが、
絵巻そのもの成立時期なんて考えたことがなかった。
改めて貴重さを思い知る。

って、1枚だけ? たしか他にもあるでしょーと思って展示リストをみたら
4回に分けて展示替え~
全部見たけりゃ、あと3回来いってことかぁ。

メンバーズに入ってよかったぁ。(って、行けるかな?)

★サントリー美術館のバックナンバーリストはこちら


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