10日目から四階のリハビリ室で本格的な急性期のリハビリが始まった。ポイントは、マヒ側の左手足の関節の拘縮を防ぐことにある。肩、肘、手首、手の指、股関節、膝、足首、足の指等の関節が廃用症候群にならないように動かして脳に刺激を与えることである。自分の意志で動かすことができないのでPT、OTの介助によって根気強く単純動作を繰り返した。また顔面マヒにならないように口を大きく開けたりほっぺをふくらましたりして顔体操なることもした。どれだけ機能回復が図れるかわからないが、根気よく続けるしかない。しかし気分は、どんどん沈んで、意欲をを喪失していった。生きてることが、苦痛になってきた。