コダックが

またアメリカの巨人が姿をけすようだ。
イーストマンコダックかつては、世界シェアーナンバー1の名を欲しいまましたのだが、日本においては苦戦が続いていた。
富士フィルムを巻き込んだ貿易摩擦問題、実はコダックの主張は的を得ていたのだ。日本の４大問屋は、いずれも富士フィルムの実質的な支配下にあり、当然ながら外資（アグファ等も）を扱いはするが、独禁法に抵触しない為だったと思っているし、日本におけるフィルムの占有率は、異常なほど富士フィルムなのだった。そして、新たなアイデアをコダックが発表するのだが、今で言うどこかの国のように売れるか売れないかを見ていて、いけそうだとしたら同様の物を発売するのである。
市場占有率が高い企業ならではの安全かつ確実な方策である。
そもそも、デジタル化にも素早く対応していたはず。もっとも、コダクロームと言うフィルム等プロでも支持された物も、日本での現像をやめてからは、海外で現像して日本に戻す等、どう考えても採算はとれない事までしていたのだ。
私は、かつてコダック日本の関係者と複数面識があり、フィルムテストやパッケージデザインについて、いくつも意見を出した一人である。
日本人は黄色が嫌い？
日本人をイエローと言っていたし、等と言った。
また、アメ車を例に右ハンドルの国に、左ハンドルの車をそのまま持ってきて売れないというが、その国によって日本の車は仕様変更しているのと比べれば、当然のことで、アメリカが基本と言う考えは捨てるべきだと言いたい放題。
一時期フィルムのパッケージに青を取り入れるなどしたが、私の意見を聞いて・・・なんて訳はないだろう。
ただ、太平洋戦争当時の記録映像を見れば日本が負けて当然とも思った。
その当時からアメリカはカラーで記録していたからだし、技術力、国の大きさそして、京都などは歴史的建造物が多いので空襲をしなかったそうだ。
日本ではさくら（現コニカホールディング）がようやく総天然色フィルムを開発したかしないか位の開きがあった。