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常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

裁判夜話その1 冤罪

2012年05月26日 19時45分19秒 | 気になる時事話題を
疑わしきは被告人の利益に、刑事裁判の原則である。一方で99、9%は有罪になるという裁判の現実。
しかし、誤認逮捕されればやっていないと主張して当たり前なのだが、一貫して否認していると拘置歴が長くなるのが現実だ。
それでなくとも長すぎる日本の裁判である。
再審が決定しその後無罪となった人もいる。いわゆる冤罪事件だが無実が確定するまでの思いは、察するに余りある。しかし、他方でもう一つの無実の人=被害者の立場を考えるとこれもまたたいへんおもい。
事件の本当の犯人はこれ幸いと生き延び時効を迎えたかもしれない。
制度だけをいえば、無実で拘置されていた年数分は国家賠償法で保証されるが金額は失った時間を取り戻すにはほど遠い。
真犯人は、野放しのままである。再審請求の扉が余りにも重たい。損得でいえば無期だとしたら、再審請求を起こさなければ25年後からは、仮釈放の資格が生じるのである。無実の人に対しては再審請求を起こすため、堀の中からでてこれないというのもおかしな話ではないか??また、検察も論拠のない上告をするより、なぜ冤罪かを検証し同じ轍を踏まぬように反省すべきではないだろうか。

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