以前に北朝鮮の拉致問題の調査の本気度は、今回が一番あるはずだと書いた事がある。
まだわからないが平壌まで呼びつけておいて、あまり芳しくない対応を見せたという印象は拭えない。
だが、まだ序盤戦であり一定の回答を既に北朝鮮内では把握しているのではないかと思うのだ。
日本政府のおバカさんが制裁の一部解除に踏み切ったのは早すぎたのではないかということと、仮に本当に
死亡しているという結論が出ていたとしても、それを伝えるとどうゆう反応が日本でおきるのか?を
経過観察しているのではないかとも思う。
拉致問題は謀略の最たるもので許せないが、日本政府が確認している人々数十人について拉致を一部認めている
以上、その動向を知らせることがなぜできないのか?非常に疑問である。その拉致した人々について
こういう経緯でこうなったというだけで、両国間の溝が埋まるのは目に見えているはずだ。
ただ、今回のいうなれば顔合わせで結論は先送りとなったことに、早々と不満を表明した家族会に私は
前から書いているように不満である。国が拉致問題を再優先にという方針で臨んでいるのだ。家族会は、
何度も言うように担当大臣もいる。認知症の人が忽然と姿を消しても、せいぜい警察レベルで終わるだろう。
家族会は少なくとも、「~に感謝する」というようなコメントをだしたことは皆無である。
政府に不満は述べるばかりである。特定失踪者として国が認めているし、外交もこれを優先しているのだ。
北朝鮮は、例えば6カ国協議などで自国が叩かれるとわかっている場合の言い訳ように温存しているのか?
ただ、日本国民全員を考えれば「拉致」にこだわることで国益を損なう場合があるのではないかとも思う。
ちなみに、拉致されて長い歳月が経っている事を考えると、人間の心理的には諦念がうまれ、生きていく為に
帰れないとわかって北の体制に適合してしまうということもあるのではないか?とも思う。
或いは、体制側に組み込まれている人もいるかもしれない。ただ、その場合生存を確認している人がいるならば、
せめてビデオレター形式のメッセージ位は作成できるのではないかとも思うのだが?