レンズが写真の良し悪しを決める場合がある。
ちなみにレンズというのは、開放F値から2段階絞った状態が最も良意図されている
例えば F2.8のレンズの場合は F5.6がベストという事になる。なぜなら、レンズには収差がつきもので
当然レンズの中央部が一番良いわけだ。なので、2段階絞ることでレンズの周辺からの収差を
絞り羽根で隠せるのが約2段と言うことになる。
ニコンだキャノンのボディがどうだこうだだというのもいいけれど、こだわるならレンズにこだわって欲しい
wズームセットのレンズ<F値の明るいズーム<単焦点レンズ というように解釈してもらいたい
ただ、レンズ程価格に比例するものはなく、明るいレンズだと300mmの場合30万程度の価格差が
生じるのでわかっちゃいるけれど・・・・。という人もいるのではないか?
私が使っていた頃だから30年前の話になるが、ニコンのレンズで300mmのF2.8で55万円した。
400mmのF2.8だと、100万 600mmF4だと120万だった。(マニュアルレンズでの価格)
使わないとわからない部分はあるけれど、お金のある方はご検討されてはいかがでしょう。
レンズに関してもう一つある。それはしぼりの羽根の枚数だ。これは円形に近いほどボケ味も綺麗
なのだ。なので枚数が多い程良いのである。7~8枚がベストだと思う。
ひどいレンズだと4枚とか平気で売っているが価格は安い。絞りの羽根にピンと来ない人は
007のオープニングの所を思い出してみればわかると思う。
AFの時代に突入した頃は圧倒的にキャノンが優れていた。ニコンは従来のマウントを継承したために
AFのスピードも遅いので苛ついたのだが、キャノンはマウントを大きくして(つまり従来のレンズは
使えない事になったが)AFに必要な回路等の接点を増やせたことと、AFとマニュアルの併用ができた
この点で秀でていたのである。
今の時代のAFとは比べ物にならないくらい遅くて、またピント検出も検出パターンも少ないもので
測距点は5箇所程度だったが、キャノンのKISSシリーズが、女性に支持だれて、それまでは
写真といえば男の趣味と言った感が強かったのを一気に塗り替えたのである。
女性の視点は、かなり新鮮であり、気軽に写真を楽しむ時代が到来したのだ。