又吉さんが久しぶりに芥川賞の威力を世間に広め直したと思う。
出版不況で在り続け「書店が減り」紙刷りの本があまり売れないこの時代に
250万部も売れれば大したものだと思う。まぁあの瀬戸内寂聴さんですら
「なんであんなに売れるんだか、妬けるよね」というぐらいだ。
推定2億円5千万の印税収入となるはずで、もしかしたら平成で一番売れた本に
なる可能性もある。周囲の人物は、擦り寄り派と陰口批判派に分かれるのが
ある意味偉業を成し遂げた人の周囲で蠢くものであろう。
とか言いながら「火花」を読んでいないし、今のところ読む気も起きない。
中学校時代から「本の虫」だった私だが、仕事を初めて空はそんな時間がなくなった
高校の頃行きつけの大きめな書店で 毎日本を買うのが楽しみだった。
不思議なことなのだが「ズラリと並んだ本のうちある一冊の本がふっと浮き立ち」手に取り
という事が多くなった。ただ、数千冊を超えると「同じ本が何冊もあったりした」事があり
読んだ本も忘れてまた買った自分が情けなさすぎだった。
文字を追えば、良いという意味では電子書籍かもしれないが、
私はやはり 純然たる紙刷りの本を読むチャンスでもあるのかなと
思う次第なのだ