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常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

僕のおんぼろスタジオ  何か月ぶりかなぁ

2016年03月27日 17時53分12秒 | 写真と半生を振り返り2015-2016

いろいろな設備投資をしたけれど、最終的に閉鎖した。理由はあちこちに

書いてあるとおりです。右手がだめなら左手があるじゃないかと思って

訓練したけれど やはり無理でした。そこで気が付いたんですが、

左手用の機材はほとんどないということ。昔は左利きの子を右利きに

直させたものですが 今は左ききをそのまま認めている。だから

カメラ一つをとっても 左利きの人は苦労すると思う。

ところで笑顔の写真が十年位たってぽぷらーになり、大手が参入してきた

日本テレビのズームインで、撮影しているところを中継したいとか

おもいっきりテレビでとか言われたが 断った。そんな時間がピーク時には

ないから・・・。そうしたらほかの処がでていたらしい。

そんな関係で ズームインと書かれたテレホンカードを持っている。

廃業・・・。の通知を店舗の中に貼っておいた。

廃業が近づくにつれ いろんな人たちからいろいろな言葉や、記念品?を

いただいた。たぶん信じないとおもうけれど、常連さんの女性の人とかは

涙を浮かべて これをとメッセージカードとか品物を頂いた。

廃業する真の理由は 告げなかったので、いつから再開するの?とか

駆け込み撮影の依頼もあったが お客さんに予想以上に慕われていた

みたいで、それが逆に申し訳なくて残念で・・・。中には、なんで辞めるの

お宅以外しか利用していないのに・・・どうすればいいの。と言われたりも

した。話ができるんだから、廃業するなとか様々な反応があって、

心がぐらついたのは事実だけれど、もう決めたので・・・。というしかなかった

機材は 自宅に運んだものもあるけれど、大半は処分したり、才能がありそうな

しかも常連さんに差し上げたりした。

また写真機材を全国通販をしていたので それでも食べていけるかもしれない

と思ったが、やめるならやめるしかないと、廃業しますのでありがとう

ございました。と送ったはがきが手元にある。

撮影ができない以上に ボールペンすら持てなかったので、断腸の思いで

最後の日 シャッターを下した。電話だけは自宅に転送していたが、

留守電にしないと 電話にでていたら廃業の意味もないし・・留守電を

再生すると いつまで休みですか?とかいろいろなメッセージがあり

それでも3か月を過ぎた頃には、だいぶ減ってきた。

それがおんぼろスタジオの 末路というか、最終話です。

改めて考えると何千人の笑顔を残してきたか。何千人ではなくて何万人かも

しれない。大げさではなくて本当にそれだけ写してきたし、その他の撮影も

あの小さなスタジオで生まれたものもある。

あとは じゃあうちにこないかというお誘いも受けなかった。

ただ、都心を中心に何とかホテル写真室などに 顧問的な感じで指導したり

していたが、おんぼろスタジオの名前はこんなところまで知られていたのか

と驚いたりもした。超有名ホテルが中国に進出する際に写真室長として

来てくれないかとか ありがたい話もあった。でも写真とは縁を切った

というか切らざるを得ない状態でそれは一部の人にしか知らせていないこと

だったのである。

撮影指導に行く日などは 最寄り駅にいると、まぁお客さんとあうことと

いったら、1分で5人位なので 駅を変えて・・・。悪いことをしたわけでは

ないが 体裁は悪いしおんぼろスタジオにつどう面々達に申し訳なくて

そんなこともしていた。いつ直るのかもわからないし、唯一の楽しみは

わんことにゃんこと遊ぶことと 庭の手入れと本を読む・・。

本も読みずらくて ・・・・・。

ほどなくして大手チェーンの時代になるのだが、はっきりいってパクリ

先遣隊がどれだけ苦労したか知るわけもないが、笑わせて最高の笑顔を

また 建築ならこいつに とか 全国のあるものを撮影したりしたし

悔いだらけではあった。

   以上で僕のおんぼろスタジオは終了です

ありがとうございました


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