
沖縄県うるま市で起きた米軍属女性暴行殺人事件からまる2年が経った。
女性が遺棄された現場には今でも花や供物が絶えることなく手向けられ、遺族と共に沖縄の人々にとっても忘れることの出来ない深いキズとなっている。
事件の被告は殺人罪などで無期懲役の判決を受け、控訴している。
遺族側による損害賠償請求事件では、那覇地裁が請求額のほぼ全額を認め、賠償金の支払いを命じる判決が出た。
しかし、
米側は、米軍属は『被用者』ではないとして、補償の肩代わりを拒否している。
屁理屈でしかない。
米軍が沖縄に居なければ、米軍属も居ない。
軍属が被用者ではないというのは、米側の都合のいい解釈であり、実態にそぐわない。
それに関し、日本政府は、『同様の事件が再発しないよう日米間で協力する』とだけ述べ、補償についての言及を避けた。
菅官房長官よ、あなたの娘が同じ目にあっても、同じ対応か?
アメリカに対して
『ちゃんと払え!! さもなくば出ていけ!!』
と言うべき。

『同様の事件が再発しないよう日米間で協力』??
いつも同じこと言ってるけど、いつも同じことばかり言ってるからこそ、アメリカに舐められてるんじゃないのか?
事件を起こしても、なんの責任も負わなくて済むから、日本はアメリカにとって非常に都合の良い場所となっている。
現に、この軍属も、『沖縄では人を殺しても裁かれないと聞いた』と裁判で証言している。
沖縄をこういう状態に置いたのも、アメリカ兵にこういう認識を植え付けたのも、全て日本政府の責任だ。
日本政府の腰抜け外交が、国民を苦しめ、国際社会からの評価を貶めている。