上野のお得意様を訪問するために、1日に久しぶりに上野を訪れた。ところが驚いた事に子供の団体の群衆が上野の山を楽しそうに歩いて行くではないか。
10月1日は東京都の幼稚園・小中高の都立に通う子供たちは休日と成るのだ。これで子供が親達の引率のもとに上野動物園を訪れたのだ。
この日はまた赤い羽根の共同募金の日でもあるが、その団体の引率者は募金に全く関心を示していない。
福祉に関心があり、実践するならば子供達一緒に見本を見せるために、進んで募金をして教育の一環にしても良いのではないかを思い知らされた。
そんな事を考えながら不忍の池を歩いていたら、浅草電波塔のスカイツリーが弁天堂の横から顔を覘かしているではないか。
私の子供のころは、東京タワーの建設中で、小学校の屋上から少しずつ上に伸びていく所が見えていたのが、この風景を見て校舎から観ていた景色と自然と重なって来た。
都会の真ん中で、静かな場所がこの上野公園で、これは江戸の歴史を色濃く残している場所でもあるのだ。
池波小説の多くの舞台として登場するが、ここから本郷方面の丘の上に東京大学が有り、湯島天神も近くにあるのだ。
弁天堂は出会い茶屋として小説に登場するが、このエリアにはいまだに江戸の名残を残した色町としての賑わいは今でも変わらない。
お得意様との昼食は「とんかつポンタ」の白トンカツをいつも頂くのだが、中尾・池波夫妻を始め多くの芸能人も訪れ、テレビの取材も多くて、最近はいつも混雑をしている。美味いものをゆっくりと食べたいのだが、混雑をした店内も、これも人気店の勲章かも知れない。
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