デン助

新しい包装資材の開発計画・企画・立案並びに情報処理サービス・縫製加工・商標マークのデザイン及び制作

お江戸日本橋をぶらり旅

2010年11月27日 | うんちく・小ネタ

2010_1126_100500p10000062010_1126_112700p1000012  久しぶりの日本橋だ。サラリーマン時代は日本橋が担当エリアで毎日の様に足を運んでいたのだ。

日本の道路標示の原点がここ有るのだが、現在の日本橋には高層道路が橋の上をまたぎ、沢山の車が毎日走っている。

この高速道路に日本橋と書かれた看板物があるが、これは最後の将軍15代德川慶喜の書だそうだ。2010_1126_100400p1000004

歴史的な看板だが、昔は有る事を見ていたが仕事で訪れていた時はそんな物には関心が無く、排気ガスに薄汚れたただの表示物に過ぎなかった。

しかし、現在は自営業でたまに訪れる日本橋は同じ場所でも違った景色に見えるのが不思議だ。

2010_1126_100700p1000008 この近くにはK&Kの本社が有り、野村証券と1丁目1番争いをした事が有るようなのだ。

何のための争いなのかは解らないが、日本の中心で店舗を構えている見栄なのかも知れない。

この日本橋地区は三越を初め、高島屋や昔ながらの名店が軒を連ねているが、開発の名の基に歴史的な物が破壊され尽くしてきたのだ。

この数年は昔の街並みの再現で、古き良き時代の表現として、コレド室町を初め、暖簾の有る店舗がリニュアルする時に江戸後期から明治を思い起こすような店舗設計をしているのは地域ぐるみの取り組みだろう。

2010_1126_112100p1000011一方では、1700年代から続いていた刃物やシャッターを下ろして営業していない光景は一抹の寂しさを感じ得ない。

現在のキーワードは復刻版であり、歌でもお菓子でもコマーシャルで取り上げられる古き良き時代は我が青春でも有るのだ。

景気がいまいち上向かない今に時代では、厳しい生活を乗り越えて行くには、この様な店舗開発は地域の活性化には不可欠かも知れない。


美味いコーヒーを飲むには両国のマキネスティで!

2010年11月22日 | うんちく・小ネタ

2010_1118_130600p1000011 両国橋をスカイツリーを観ながら渡って行くと、コーヒーの美味しい匂いが漂ってきた。

コーヒー好きの私には堪らなく鼻をくすぐるだ。ふらりと近寄って行くと小さな看板が出ているが、喫茶店の店舗は見当たらないのだ。

2010_1118_130600p1000012 立て看板にはチョークでメニューらしき物が書かれているがとてもコーヒー屋とは思えないのだ。

おそるおそる中に入ると、美人の女性が店番をしているがとても喫茶店とは思えず、ついその女性「にコーヒーは飲めるのですか?」と訊ねてしまった。

店の中にカウンターが有り、コーヒーミルも設置されているが、テーブルは無いし椅子が店内に二脚と店の外に一脚と灰皿が置いてあった。

2010_1118_130700p1000015 まる玉のラーメンを食べた後で、口の中がバーターを舐めたような口触りのため、思わずエスプレッソを頼み一時の休息を楽しんだ。

引立てで香りが良くて、適度の苦みと酸味が絶妙でじつに丁寧に入れて頂いたコーヒーは思わず二口で飲み干して締ったほどだ。じつに勿体ない話なのだが、冷めしまっては元も子もないからだ!!

ここでゆっくりと店内を見回すと雑貨屋の趣で、2010_1118_130700p1000014 写真や絵や器類やら人形らやと壁際に置かれているのだ。

店の作りに拘るのではなくて、コーヒーの美味いものを提供するためなのかは分らないが、東南アジアの民族的なお面が置いて有ったりでじつに不思議なお店だ。

これも有かなと思うのは、この店舗でコーヒーを飲ませるのではなくて、コーヒー豆の卸をしていてこれが本業だからだ。

2010_1118_130900p1000017 「美味い」と思わずつぶやいてしまった私だが、連れの友人もまたコーヒー好きで同じ事を言っていた。

これからは「まる玉」でラーメンを楽しみ、「マキネスティスタイル」でコーヒーを楽しむのが至福の時間となり、両国を訪れる私達の定番に成るの事だろう。


鬼平も渡った両国橋

2010年11月18日 | うんちく・小ネタ

2010_1118_123200p1000002 池波小説で鬼平も秋山小兵衛も渡った両国橋。鐘淵も橋場もこの隅田川(大川)沿いに点在している。

この両国には今は国技館があり相撲部屋も近くに沢山あるのだ。この橋のたもとで営業しているラーメン屋「まる玉」がある。

ここはテレビで行列の出来る法律相談所にも登場して紳助が美味いと褒め称えた鳥スープで、バーターを溶かしたような口当たりで、なぜかのど越しが良いし、塩加減絶妙で見た目は濃い味に見えるが比較的あっさりでタンパクだ。2010_1118_125500p1000008

2010_1118_124900p1000006 トッピングは角煮入り、あおさ入り、青ネギ入り、味付け玉子入りなどこれらを自分好みでいろいろ組み合わせが可能なのだ。

これにおにぎりを一つ付けて、麺を食べ終えた後にこれをスープが残ったどんぶりの中にに入れ、スープごと食べつくすのだ。

食べに行く時は時間にも依るが、席数が少ないために表でしばらく待つことを覚悟して行かなければ成らない。

食べ終えて外に出ると「まる玉」の右斜め前方に古くから営業をしているしゃも鍋屋が有るのだが、秋山小兵衛が新築の家が出来るまで身を寄せていた「しゃも鍋屋」のモデルなのだろうか?2010_1118_125000p1000007

江戸の末期に活躍をした勝海舟の生家もJR両国駅の近くに有って、今は小さな碑が寂しく大きなビルに囲まれて所にでひっそりと身を潜めるように観えるのは悲しい事だ。

いずれにしても、開発の名の基に歴史的遺産を壊してしまうのは考えさせられるが、美味いものめぐりで、同時に両国の歴史探索は以下が!


浅草橋は昔は華街

2010年11月14日 | うんちく・小ネタ

2010_1018_133400p1000003 久しぶりに浅橋に仕事で来ることが有り、ダークホースで昼食を取ることにした。私がお邪魔したメーカーさんは大阪が本社で浅草橋は東京支店だ。

この建物が有るところには、近くに隅田川が流れていたり、小さな神社も多く点在している。まさしく昔のここは柳橋で華街のど真ん中で、池波小説の舞台に成っているところだ。

ここは昔の柳橋で、どの様な飲食店が有ったかを連想しながらお得い意さんとお昼に出てきた2010_1018_133300p1000001 が、相変わらずお昼時のダークホースは若い女性に占拠された状態で、表で並んで待つことにした。

ここのイタリアンは値段はリーズナブルで美味しいので、いつも女性客に囲まれた昔名残の華街を思い起こしそうな光景だ。

ここの店は7テーブルで25席をシェフ一人で切盛りしている。奥さんがいればお手伝いのも出来るのだろうが、あいにく独身で花嫁募集中とのことだ。お昼のランチも夜のディナーも一日中働きづめだ。

家族もそれぞれが上野でカレー店経営だったり、小伝馬町(江戸の牢獄・処刑場)の近くでカシミア製品を企画販売と家族全員が会社を経営し成功しているのだ。

また家族が皆が仲が良く羨ましいぐらい親子関係も良好と、事業繁栄の典型的な見本をわれわれ凡人に教えてくれているようだ。

2010_1018_133300p1000002 これはただ単に料理が美味いだけではなく、創意工夫は当たり前で、その陰には家族の協力が有るからこそ、愛情に包まれた料理を提供しているからだろう。

そしてお店のある柳橋も上野御徒町も小伝馬町も、お住まいの入谷も歴史と伝統の街で、私もこの家族を見習いながら事業展開に取り入れて行きたいものだ。

今回はランチで訪れたが、次回はお得意さんと夜のディナーでワインを飲みながら美味しい料理を楽しみながら、仕事の取り組みを強化するとともに、一日の疲れを癒すオアシスにしたいものだ。