おばさんに感情移入

本の記事がたまってきました。



表紙から想像するようなほっこりとした可愛い内容ではないのですが
今年のベストテン（勝手にランキング）入り決定！

元気が出た本。思わず、ふふふと含み笑いをしてしまう。

借りるまで知らなかったのですが
「日本ラブストーリー大賞」シリーズ。

ちなみに第１回大賞受賞作は「カフーを待ちわびて」原田マハ著

ラブストーリー大賞でもあるので
ラブストーリーではあるのですが
表紙のようなふわふわとしたラブではなく
あまりのジレンマにぎりぎりと歯軋りしたり、地団駄踏んだり
泣いたり、笑ったり、怒ったり、
胸がきゅんとなったり、イライラしたり
ラブなんて言ってられないっスよ、という状況に陥ったり
現実的でとにかく面白い。

主人公は事故で両親を一度に亡くし
大嫌いな叔母さんと住むことになった高校を卒業したばかりの女の子。

ふと気づくと主人公の女の子ではなく
一緒に住んでいるおばさんに感情移入していることに気づき少し焦る。

これって年齢的なもの？

おばさんに歳が近いせい？

それともそれを狙って書かれてある？

若い方のご意見も一度聞いてみたい一冊です（笑）




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