韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

無線LANの便利さと問題点

2005-12-04 17:24:48 | 情報セキュリティ
 無線LANはもうすっかり市民権を得たように思います。自宅のマンションのベランダにノートPCを持ち出してアクセスポイントを表示させてみると、5つや6つは簡単に見つかります。

 しかし、その中には全くセキュリティの設定がされていなく、誰でも接続できて使用することができるものが必ず1つか2つくらい含まれています。まだまだこういう無線LANのアクセスポイントがあるということは、セキュリティ意識を高めるための啓蒙活動がもっと必要だということを表していると思います。

 自分のアクセスポイントが知らぬ間に誰かに使用されているというのは最悪の状態です。他人が、自由に自分たちのネットワークにアクセスできるわけですから、救いようがありません。

 最近、無線LAN機器を購入していないのでわからないのですが、製品の説明書でセキュリティの設定をすることを強く勧めるべきだと思います。メーカーによっては、面倒な設定を簡単にセットアップする仕組みもあるようですが、そこでのセキュリティの設定はどうなっているのでしょうか。きちんと、最低限の設定がなされるようになっていればいいのですが、面倒だから飛ばしてしまえるようでは困ったのものです。

 また、街中の無料のアクセスポイントでは、簡単にアクセスポイントに接続できるかわりに自分の通信が他人に筒抜けになっているということを常に意識した上で利用する必要があります。

 無線LANは本当に便利な技術です。しかし、安心して使用するためにはそれなりの知識が必要です。知識のない方は、自分で勉強するか周囲の詳しい人に教えを乞うことを是非お勧めします。

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拡張子の悩ましさ

2005-12-03 11:01:51 | 情報セキュリティ
 報道によれば、コンピュータ・ウイルスの届け出先機関である情報処理推進機構(IPA)は12月2日,11月の届け出状況を公表したそうです。その際に、ファイルを開く際には拡張しに注意するように呼びかけています。

 拡張子とは、.exe、.bat、.docといったファイル名の末尾につく識別子のことです。これでファイルの種類を表現しているのですが、ウイルスメールで送られてくるもので一番危険なのは、プログラムであることを示す.exeであると言われています。

 つまり、.exeなどといった拡張子がついたファイルがメール添付で送られてきた場合には、よほど注意して開く必要があるということです。知らない相手から突然送られてきた場合など、絶対に開いてはいけません。

 悩ましいことに、Windowsの標準設定では、この拡張子が表示されないようになっています。「マイコンピュータ」の「ツール」メニューの「フォルダオプション」を選択して,「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外せば拡張子が表示されるようになりますが、それをやっているユーザはどのくらいいるのでしょうか。

 このように簡単なことですが、ウイルス感染対策になりますので、こんなことを知らなかったという方がいたら是非試してみてください。

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ネットワークの発達とセキュリティ

2005-12-02 10:03:37 | 情報セキュリティ
 皆さんのご存じの通り、コンピュータネットワークが発達することはよいことばかりではありませんでした。通信インフラであるネットワークを通じて、コンピュータウイルスというやっかいなものが世界中にばらまかれることになったからです。また、ネットワークを通じてのコンピュータへの侵入や業務妨害事件もあとを絶たなくなってきました。

 こう考えると、ネットワークの発達は利便性とセキュリティの危機の両方を招いたと言えるのですが、何事も便利なことには問題がつきまとうものです。

 また、ノートPCやその他携帯型の端末の発達でオフィスの外へ簡単に重要データを持ち出すことが可能になりました。これは、ハードディスク、CD、DVD、メモリカードといった外部記憶媒体が発達することによってもたらされた利便性です。

 しかし、その利便性にもやはり裏の面があります。いわずと知れた情報漏洩です。外部記憶媒体の記憶容量の増大によって、何百万、何千万人分の個人情報などわけなく持ち出せるようになりました。紙に印刷しなければ持ち出せなかった時代とは大違いです。

 そのことによって、セキュリティ対策を打ち出した企業や組織ではノートPCの使用にいろいろと制限を設けるようになりました。その究極の形が、先日の記事で紹介したシン・クライアントです。

 シン・クライアントはノートPCからハードディスクをなくしてしまったものと考えればいいのですが、自分自身の中に一切ユーザの情報を蓄えることができなければ、情報漏洩もなくなるというごく単純な考えに基づいて作られているわけです。

 そして、このようなことが可能になった技術的な裏付けですが、それが皮肉なことにネットワークの発達なのです。社内ではもちろん問題なく使えるのですが、外出先でも広帯域のネットワークを利用しやすくなった環境がなければシン・クライアントは実用になりません。

 読者の皆さんの中にも街中の無線LANのスポットを利用されている方は多いかもしれません。また、NTTドコモのFOMAに代表される第三世代の携帯電話の通信スピードも以前のそれに比べれば、飛躍的にアップしました。

 そのような背景の中、シン・クライアントは脚光を浴びているのです。まあ、正直なところ、社内でのきちんとしたネットワーク環境が整ったところでなければ、まだまだ、実用的には使いにくい面も多いですが、とりあえずそのような環境においてもPCの中にデータが残らないということは重要です。

 ましてや、外へ持ち歩くPCの中にデータを蓄えずに済むならこんないい話はありません。時間はかかるでしょうが、シン・クライアントは情報漏洩に敏感な企業から徐々に広がっていくのではないでしょうか。

 そして、そのシン・クライアントを支えているのがネットワークと暗号化技術です。こう考えてみると、本当にネットワークというのは基盤技術で、使い方によってどうにでも利用できるということがわかります。

 ネットワークの発達とセキュリティ対策はこのようにして絡み合うような関係で発達しています。この二つはこれからも目を離せないことはいうまでもありません。皆さんも、ちょっと視点を変えていろいろな面からこれらを眺めてみると違ったものが見えてくるかもしれませんよ。

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ISMSのISO化

2005-12-02 07:00:00 | 情報セキュリティ
 このブログでもたびたび言及しているISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の話題です。

 詳しく話すととても長くなるので簡単に説明しますが(ちょっと乱暴です)、ISMSはもともと英国の規格で、それをもとに日本で独自の認証規格として認定されてきたのですが、それがきちんとISO27001という国際規格として認められました。これで、品質の9001、環境の14001と並んでISOファミリーの仲間入りを果たしたと言えます。

 現在JIPDEC(日本情報処理開発協会)が認証している、ISMS認証基準(Ver.2.0)は順次ISO27001へ移行することになります。また、情報セキュリティに対する意識も高まっている昨今、来年の2006年は情報セキュリティ元年と名付けたいほどISMSを中心とした情報セキュリティについて盛り上がってほしいというのが、私の個人的な願いです。

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検疫ネットの普及

2005-12-01 09:55:37 | 情報セキュリティ
 以前このブログでも紹介したことがある検疫ネットですが、なかなか普及が進まないようです。

 その理由は、検疫の方式がメーカーごとにいろいろなものがあって統一されているわけではないこと。そして、現在使用しているネットワーク機器が使えなくなったり、クライアントPCにそれぞれソフトをインストールする必要があったりして、手間とお金がかかることがあげられます。

 とはいえ、セキュリティレベルの低いPCをネットワークに接続させないという考え方はシンプルで正統的な考え方ですから、もっと、手軽に安く導入できるようになることを私は希望しています。

 それには、やはり統一規格ができて機器を大量生産しても売れるという見込みが立つことが一番だと思うのですが、これからもこの技術を見守っていきたいと思っています。

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