韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

ネットワークという仮想世界と防犯対策

2005-12-09 11:03:22 | 情報セキュリティ
 日頃、コンピュータネットワークに当たり前のように接していますが、よくよく考えてみると自分が送り出した情報が電気信号に変換されて、一瞬で地球の裏側にまで届いてしまうということはすごいことだなとあらためて感じることがあります。

 最近の子どもたちの科学離れが嘆かれるようになって久しいですが、皮肉なことにテクノロジーが進歩して、それが当たり前のものになってしまい日常生活にとけ込めばとけ込むほど、関心を失ってしまうのはある意味当然の結果だと思います。

 電話で離れたところの人と話ができるのを不思議と思わないのと同じレベルで、現代の子どもたちはコンピュータやインターネットを当たり前のものとして使いこなしています。

 人間は、自分が持っていない物についてはほしいという欲求を持てますが、すでに持っている物については関心を失ってしまうものなのです。そういう意味での科学技術への関心の薄さは納得できるものです。

 しかし、当たり前のものとなったネットワークという仮想世界ですが、ここでわれわれ人間が暮らして行くにはまだまだ未知の部分が多くあります。基本的には現実の世界の投影と考えられるのですが、もしそうだとすると、人間の持つ負の部分、影の部分の欲望もうずまくということになってしまいます。

 そうであればこそ、情報セキュリティという意識が必要になってくるわけで、子どもたちにきちんとした教育をしないといけないということになります。

 最近、若い女性や幼い子どもの命を奪う事件が連続して起こって新聞やTVの報道をみるのがつらいと感じることが多くなっているのですが、これなど現実社会のセキュリティ対策への警鐘であるととらえることができます。現実に、小学生に対して事件に巻き込まれないような注意喚起と教育を強化しているという報道がありましたし、親が車で子どもの送り迎えをすることで事件に巻き込まれないような対策が取られています。

 このような現実の世界のセキュリティ対策は、そのままコンピュータネットワーク、インターネットという仮想世界にもあてはまります。

 普段、情報セキュリティと聞くと、何かとてもむずかしいものであるかのように構えてしまいがちですが、人間の作り出した世界であることにかわりはないのですから、基本的なことは同じなのです。

 親が子どもを安全のために学校に送り迎えをするという自然な感覚で、情報セキュリティについても考えられるようになることが理想形だと私は考えています。

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